世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

曇天にめげずに

2024年06月09日 | Weblog
10時半に起床。今日も良く寝た。
心療内科のクマ医師からいただいたアイスノンを枕にして寝てみたのだが、寝汗なしで実によく眠れた。
ありがたい。

今日は相模原ではやぶさイベントが開催されていたのだが、行く気力が無く(遠い)、近場を散策。

いつもこの時期は紫陽花やはやぶさイベントで見逃しがちな菖蒲を見ようではないかと小石川後楽園へ。
後楽園駅で下車。
門にたどり着くまでがとても難しい。
いっつも迷う。
同じ通りを何往復もしていたらガードマンと思しきおじさんに声を掛けられた。
地図を開いて丁寧に案内してくださったおかげでなんとか西門に到着。
みんな迷うのだそうだ。






回遊式の庭園をぐるりと歩く。
あ!鳥さんだ!


白糸の滝に見とれてて踏み石から落ちそうになった。




以前、梅を見に来たことがあるが、こんなに情緒豊かだったっけ。
東京ドームの隣にあるとは思えぬ静寂が新緑と共にあった。

歩き進めると、それは突如現れた。
清楚な菖蒲の花々たち!


どのコもみんな可憐で綺麗。









内庭に突入。唐門を見る。



先述のとおり、今日ははやぶさのイベントに行けなかった。
なのでせめて国立科学博物館ではやぶさを感じようではないかと水道橋駅から上野駅に移動。




科博の見るところは大体決まってて、はやぶさが持ってきたイトカワの欠片→江戸時代の女子のミイラ→クマさん。
クマさんの前足が内股気味なの、かわゆい。






はやぶさコーナーは私のパワースポット。
手術前、病理結果を聞きに行く前にお参りした。
もはや神社仏閣。



はやぶさが持ち帰ってきた背面ヒートシールド。
これを初めて見たのは2010年の夏。
帰還後、すぐのことだった。
暑い中、4時間も並んで見た。しかも歩きながら。
今は独占!じっと見つめる。



2010年6月13日。
私の人生が変わった。
はやぶさ帰還で出現した一筋の光と点が私を宇宙好きにさせたのだ。



イトカワの欠片を顕微鏡で見る吉熊。



こんな感じの尖った欠片がキラキラ光っているのが見える。



江戸時代のミイラ(女子)は豊かな髪をひとつに束ね、甕の中で眠っていた。
ほかの人骨などの標本と違い、これはご遺体なのかもしれぬ。
科博唯一の撮影禁止スポットなのも頷ける。
彼女を見るときはいつも手を合掌してしまう。




他にも見どころ満載なのだが17時になったので撤収。




建物自体も重要文化財。



年パスを使うと館内のグッズが5%引きで買える。
クマ医師にお土産を買った。(アイスノンをもらったのでそのお礼)


お腹が空いたので上野のアトレに入っている「みはし」で白玉クリームあんみつをば。
科博の年パスで白玉2コ、サービスしてもらった。


病気告知後に「あ!これからは検査とかで有給取りまくれるじゃん!平日来まくりじゃん!」と思って取得した科博の年パス。告知からもうすぐ1年か。


林真理子先生のエッセイ「食べるたびに、哀しくって…」で大学生時代にしてたあんみつ屋さんのバイトの思い出を読んで、半月ほど「嗚呼、あんみつが食べたい」と思っていた。念願がかなった。
アイスクリームに接する寒天の一部がシャリシャリするのが良い。それを餡とアイスクリームに混ぜ混ぜしながら食べると天国に行ける。

味も勿論いいのだが、女性店員の制服がとにかくかわいいのも萌えポイント。
紺地のワンピースで小さな襟と胸元に建てに並んだボタン。
とにかく上品で、同じものを欲しいと思ってしまう。

みはしサイトの採用コーナーで、その可憐さを見ることができる。

みはし 店舗スタッフ


京都のカフェー「フランソワ」さんの制服に似ているかも。
(嶽本野ばら先生の小説で知った。しかも行って確認した)


昨日、今日とゆっくり過ごせて満足。
曇天にめげずに、楽しめましたとさ。

今日の散策のBGMはこれかな。曇天の感じが良く出ている。秀逸。歌詞に「足軽」が出てくるロックサウンドは珍しいのではないだろうか。
DOES 『「曇天」(テレビ東京系アニメ「銀魂」オープニングテーマ)』


調べてみたら、DOESさんは今もご活躍をされているもよう。

DOES - 曇天 / THE FIRST TAKE

かっこいい!