世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

尾道のにおい

2012年06月19日 23時12分10秒 | Weblog
台風が来ているらしい。
蒸し暑く、不快度数が一気に増した。
社内は節電対策で冷房使用禁止。辛い。
本当、もう嫌だ。化粧が剥げる…。


昨日、両親が萩・津和野・尾道の旅行から帰ってきた。
台風に巻き込まれずに本当に良かった。

「お土産は?」
とリクエストを聞かれたので、私はお香を所望した。

えびすや仏壇店

尾道のにおい

2002年から2009年まで、私は毎年、夏休みに尾道に行っていた。
広島に親戚や友人はいない。土地に恋した、みたいな。
商店街の仏具店の軒先で売られていたお香に目が止まった。
「尾道のにおい 海」というユーモラスな響きに惹かれて嗅いでみると、深く清らかな香りが脳を刺激した。
ネット販売もしているのだが、毎年、あの仏具店に寄り、お香を購入していた。
行く度に、店主に「毎年尾道に来ているんですよ」と言っていた。
「東京からわざわざ?何で?」と言われたが、仕方がない。
尾道に恋をしてしまったのだから。

昨日、両親が仏具店で「尾道のにおい 海」を購入するとき、私のことを話したそうだ。
店主は私のことを覚えてくれていたとのこと。
なんだか凄く嬉しかった。
この話、一番のお土産だ。


細い坂道が家々を縁取る、不思議なラビリンス・尾道。
嗚呼、無性に尾道に行きたくなった。
季節がもう少し優しくなる秋ぐらいに、訪れようと思う。








明け方の戯言

2012年06月19日 04時10分54秒 | Weblog
昨晩は、久々に明るいうちに帰宅をした。
ずっと図書館通いをしていたため、とても新鮮だった。

帰宅後、秘書検定の解答速報がネットにアップされるまで、読書タイム。

「はやぶさ 世界初を実現した日本の力 」(川口 淳一郎)
はやぶさ三部作の映画についてと、川口先生による「実際はこうだった」「実はこうだったんだ」という逸話が面白い。




ふと気が付いていたら寝ていた。
2時に起きて、日曜日に受けた秘書検定準一級の答え合わせ。
マークシートは完璧だと思っていたのだが14問中2問の不正解を出してしまった…。
ちょっと納得がいかない。

記述では9問中、6問が完璧で残り3問は神頼み。

その中の一つ。
【問】
秘書A子は上司(部長)から、移動する課長の送別会の幹事を係長と一緒に指示された。
このような会ではスムーズに進行するように、開会のあいさつをしてもらう人には事前にお願いをしておくのが通例である。
ではこの他に、事前にお願いしておくこととしてどのようなことがあるか。
一般的に行われる主なことを箇条書きで三つ答えなさい。


これ、最高に悩んだ。
うちの部署の送別会はどうだったっけ?と必死に思いだそうとした。

カラオケ?
マジック?
一発芸?
かくし芸?
〆のあいさつ?
乾杯の音頭?

【答え】
1.乾杯の音頭を取る。
2.記念品や花束を手渡す。
3.中締め(閉会)のあいさつをする。

だそうだ。
音頭と閉会のあいさつだけは思い出せたが、記念品や花束まで考えられなかった…。

かくし芸でもよくね?駄目?
「異動なさる前に、課長の腹話術、もう一度見ておきたいです~」
「そうか?じゃあ、久々に連れてこようか。僕のひろしくん(人形)」
「わー、課長、宜しくお願いしますぅ。楽しみですぅ」
という会話が展開されてもいいじゃないかー。
課長の腹話術、見たいじゃないかー。

そうそう、飲み会の一発芸。
私もネタを一つ持っている。
「エド・はるみ」
顔とか髪型とかスーツとか、けっこう似ているので、ヘン顔で「グゥ~!」とかやるとかなりウケるのである。

そう言えばエド・はるみってマナー講師だったんだよな。
たしか。

面接はエド・はるみで乗り切ろう。
間違って「グゥ~!」はやらないように気をつけて。




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紫陽花とカルーセルエルドラド

2012年06月17日 22時40分59秒 | Weblog
試験終了後、紫陽花を見に、としまえんに行ってきた。
あじさい祭りが開催されていて、17時からはあじさいナイトと称してライトアップも行われているもよう。

実は、としまえんに行くのは初めてだ。今まで行く機会がなかったのである。母ヨーコたんは、小学生のとき、足尾から東京(西新井)の親戚の家に遊びに行ったとき、としまえんに連れてきてもらったらしい。50年ぐらい前だろうか。

あまり期待していなかったのだが、紫陽花の数や種類が半端無くて、大満足。
何で今まで来なかったんだろうと後悔した。







丸くて手毬みたい。








このグラデーションが好き。



ブルーの紫陽花。
落ち着いて好き。




ピンクも捨てがたい。




好きな品種「クレナイ」



紫陽花に包まれた小路を行く。









この紫陽花、ハートの形をしているようだ。



売店で生ビールを購入。
一人打ち上げ。
お疲れサマー。
3週間禁酒していたので、美味さが身に沁みる。
く~!うまいんだな、これが。




もう一つ。
としまえんに来た理由がある。
「カルーセルエルドラド」
回転木馬である。

Wikiによると…
現存する日本最古の遊戯機械である(世界的に見ても最古級のメリーゴーラウンドとされる)。1907年、ドイツでヒューゴ・ハッセが、当時の機械技術と美術工芸技術のすべてを投入して作製。ヨーロッパ各地のカーニバルを巡業した後、1911年にアメリカの遊園地・コニーアイランドに渡る。フランクリン・ルーズベルト大統領をはじめ、多くの人々が楽しんだ。1971年より豊島園で稼動。彫刻・装飾はアールヌーヴォー様式で、現在では貴重な文化財ともいえ、2010年には日本機械学会が定める機械遺産に認定された。

世界最古級の回転木馬が、としまえんにあるだなんて。

嶽本野ばら先生が小説「変身」で、エルドラドについて熱弁していた。2ページぐらいにわたって。
あの時から行きたかったのだが、読んでから既に5年が経過してしまった。
池袋から15分程度の場所にあるのに。


さっそく乗ってみた。
係の人に
「一人で乗るの、恥ずかしいですぅ」
と、言ったみたら
「一人のお客様もいますよ、けっこう」
と笑顔で対応された。

一人ディズニーランドも経験した私。
4人乗りの乗りもの(白雪姫のアトラクション?)で、前にカップル一人、後部座席に私一人…というシチュエーションにも耐えたのだから、大丈夫。怖いものなし!


この回転木馬、馬に紛れて、なんと豚が回転しているんである。ぶひぶひ。なんでだ?


ぶひ…ぶひぶひ。


今日は妹・芋子の誕生日。
私がクマ好きならば、彼女は豚好き。
思わず豚の写メを送付した。


もちろん馬もいる。
それが凄く可愛くて、悶え死にそうだった。
器量良し。







嗚呼、この煌びやかな装飾!
野ばら先生が書いていらした通りだ。


天井のこの絵なんて、暫く観ていたかった。



私も吉熊もひたすらうっとり。



この人形、後輩男子タイスケくんにそっくり。


なんつっても機械遺産。
回りながらいたるところからぎしぎしという音が聞こえてきて、歴史の重みを感じた。


一階から三階まであるのだが、回転速度が各々で異なっているという、素敵な乗りものだった。
私は真ん中の段をチョイスしたのだが、回転速度があるのでちょっと怖かった。

ライトアップされた紫陽花を観賞。
幻想的。



イルミネーションミュージカル。
可愛い電飾がくるみ割り人形を演じてくれた。
音響が物凄く良くて、「くるみ割り人形って名曲なんだな」と改めて感じさせてくれた。
しかもご丁寧にストーリーも分かりやすく解説してくれた。



百合も綺麗に咲いていた。
嗚呼、夏なんだな。



試験が終り、ゆっくりできた午後だった。

明日から気を引き締めて。
一週間を乗り切るぞ☆


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試験終了

2012年06月17日 15時05分18秒 | Weblog
秘書検定準一級の筆記、終了。
ドトールで、ひとり反省会なう。
出来はまあまあ。
筆記で「?」という問題があったが。
略語は勘で選んだらあっていたもよう。

明日から面接対策をすることにし、今日はゆっくりしよう。

※応援してくださった皆様、ありがとうございました。
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あとは自分を信じるのみ

2012年06月16日 22時34分59秒 | Weblog
明日は秘書検定準一級(筆記)の受験日。
今日は午後から図書館へ。
ひたすら過去問を解き、間違えや苦手なことを記した「間違えノート」(←短絡的なネーミング)を確認した。

今日やった面白い問題。

【問】
秘書A子のいる秘書課にB子が配属された。B子は営業課からの異動のせいか、立ち居振る舞いや言葉遣いに粗雑なところがある。そこでA子がB子にこのことを注意したところ、「今までそんなことを言われたことがない」と言って改めようとしない。このことについて、A子はB子にどのように言えばよいか。箇条書きで二つ答えなさい。


【答え】
・秘書の立ち居振る舞いや言葉遣いは、会社や上司のイメージに影響を与える。
・従って、会社や上司のイメージを悪くするような立ち居振る舞いや言葉遣いには、注意しないといけない。

ほかに「営業課で注意されなかったのは、秘書課とは基本的なところで仕事が違うからだ。秘書になったのだから、秘書課員として周囲に合わせないといけない」


秘書A子とB子の仁義なき戦い。
どっちも気が強そう。

帰宅後のA子、密かに開設している「秘書のオシゴト」という自身のブログに「あいつ、マジゆるせねー。あのガサツ女!」という愚痴をしたためているに違いない。
傍らにはワンカップ大関。
会社ではキラキラした秘書であるA子だが、風呂上りはもちろん半裸。
CUREマスクシートパックを顔に貼付し、体にタオル一枚巻いてパソコン前に陣取り、眉間に皺を寄せながら、プッハーと煙を吐く。(どっかで見たような光景…)

B子はB子で、新橋の飲み屋街で愚痴炸裂。
口角にビールの泡を溜めながら「てかさー、A子、超マジウザいんだけどー。何様だっちゅーの!」

またまた、そんな大奥のような会社を妄想してしまった。




夕方、空腹に耐えきれず、一階の喫茶店でピザトーストを食べた。
外は先週に引き続き、雨模様。




受けるからには受かりたい。
自分的に難関ではあるのだが。
あとは自分を信じるのみ。

この勝負、必ず取る!(By映画「ハゲタカ」鷲津さん語録)
映画「ハゲタカ」予告編





頑張ろう。

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しゃあしゃあと

2012年06月15日 23時31分58秒 | Weblog
株主総会リハーサル第一回目。
今年も引き続き、受付担当。
私、後輩女子Cちゃんと人事部女子。この三人は栃木出身。いきいき栃木っ子、とちおとめレンジャー!


四季報の発売日でもあるのでその業務もしなくてはならぬ。微妙に忙しかった。
そいこうしているうちに、オウムの高橋克也容疑者逮捕!
キタコレ!大興奮。
昨日、USTREAMで「高橋容疑者逮捕か?」みたいな配信に食らいついて観ていたのに結局捕まらなくてひどくガッカリしていた。今日になり逮捕され、ひとまず安心。
この一週間、「懸賞金1,000万円をゲットしたら」という妄想なんて、していないからね!


秘書検定の勉強をしているわけだが、最近、上司や社長に対して話すとき、自分自身に変化を感じている。

「はい、かしこまりました。そのようにいたします」
「知る立場にはおりませんので、私には分かりかねます」
など、しゃあしゃあと口から出てくるのである。
客観的に見ると笑える図である。

ということで、いよいよ明後日は試験。
明日は一日図書館に缶詰の予定。

学んだことを意識せずとも体表に滲み出せる、またその快感を知ることができただけでも無駄ではなかったと思う。

明日も頑張ろう!



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情緒不安定

2012年06月14日 21時56分22秒 | Weblog
湿度が低く、午後からは快晴で過ごしやすい一日だった。
稟議決裁業務を行い、経費分析を進めた。雑費が入り組んでいて厄介だった。

吉熊上司や後輩女子Cちゃんとキャハウフしながら今日も働いた。
私は幸せだと思う。


他部署の室長に
「うわ!髪長いね!貞子みたい」
と言われた。
今日は白のジャケットを着用していたので私の尾てい骨まで長い髪は目立ったのだろう。
ロングへアをこよなく愛する私にとって、「貞子みたい」とは超褒め言葉。
貞子、上等!

サービス精神がつい漏れて、カチューシャを外して貞子の物真似をし、そのフロアを笑わせた。
私は芸人か。

「気持ち悪いよ」
と笑いながら言う室長に、
「そういうことを仰いますと、パソコンの液晶から貞子が出ちゃいますよー来る~、きっと来る~♪」
と宣言。


あと、今日思ったこと。
たしかに私の仕事は地味なものが多いかもしれない。
美味しい部分は目立つ人が引き継ぎ、私にはあまりもんしかこない。
内心イラっとすることが多々してある。

派手な仕事が良いとは限らないし、地味な私には地味な仕事が合ってるんだと言い聞かせつつ、なんとなく生きている。
しかし、他人様にはっきりと「日向と日陰」の「日陰」の烙印を押され、「日陰なのでカビまで生えている」と言われると、やはり辛いし、悲しい。
ドキドキしてしまう。
私には何が欠如してるのだろうとか考えてしまうのである。


考え込む前に、勉強だ、勉強。
勉強はある意味麻薬のようだ。
やっている最中は嫌なことを忘れられる。

まあよく考えると、各々日陰の仕事はあるわけだし、今楽しいし、いいんじゃね?と煙草の煙を吐き出しながら結論に至った。


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はやぶさの日

2012年06月13日 22時03分36秒 | Weblog
2年前の今日。
小惑星探査機はやぶさが地球に帰還した。
6月13日は、はやぶさの日らしい。





あの日、私は池袋で映画(「孤高のメス」)を観て、遅くに帰宅した。ネットのニュースで、はやぶさが帰還したことを知った。そんなに感動はしなかった、正直。

翌朝、テレビではやぶさが最後に撮影した映像が写し出された。
モノクロの画面に私が住む星がぼんやりと写っていた。
「ぼやけていて、なんだかはやぶさの涙に見えますね」
なんてアナウンサーが言うもんだから、不覚にも泣いてしまった。





満身創痍のはやぶさに最後に故郷を見せてあげたいという粋な計らいの賜物だと知ったときは心が震えた。

色々と調べ、はやぶさがいかにスゴいミッションを遂行したのかが分かり、すっかり虜になってしまった。
帰還したその週末には府中のプラネタリウムまで「hayabusa back to the earth」を観に行った。あまりの感動に涙が耳の後ろまで流れていった。上映後は拍手が湧き起こった。

翌月のカプセル初公開のときは明け方に起き、淵野辺のJAXAまで行った。
暑い中、3時間半ほど並んだ。
焼け焦げた背面ヒートシールドをはじめ、電子部品やらパラシュートを観て「これ、3億キロ離れた星に行ったんだな」と思い、夏なのに鳥肌が立ったのを覚えている。





その年の夏はニューヨークに一人旅に出た。
時差ぼけの頭で、数々の困難に逢いながら乗り越える我が身をはやぶさに重ね、一人で悦に入った。




地下鉄に乗り、ニューヨーク証券取引所に行った。旅先での最大のミッション。


帰国後、銀座を歩いているとき。
ミキモトのショーウインドウでなんちゃってはやぶさが飾られたのを見て、胸熱。


そのコピーが印象的で、私の座右の銘にしている。

「燃エツキルホドニ輝クコトノ美シサヲ 私タチノ心ニ呼ビ覚マスタメニ「はやぶさ」ハ還ッテキタ。」


その後、数々の本を読み、
様々なイベントに行き、
映画「hayabusa back to the earth」を8回観て、
はやぶさ3部作も観て、
カラオケで「はやぶさ」(SHO)をシャウトする、
合コンではやぶさの偉業について熱く語る、
会社であまり話したことがないような人にもはやぶさの素晴らしさを宣教師のように語り尽くす、
グッズを愛でる…この2年間の私は、怪しいほどのはやぶさの追っかけファンだった。








川口淳一郎先生の講演会に足しげく通い、今年の春には本人に握手をしてもらった上に、一緒に写真に納まるという偉業をなし得た私。感無量だった。


はやぶさを好きになって一番変わったことは、
何かに挑戦したくなったこと、
そしてそれらに諦めない勇気を持って取り組むようになったことである。


ウーメラ砂漠の上空で四散するはやぶさの美しさは、今も私の胸に閃光のごとく輝き続けている。





ありがとう、はやぶさ。
いつまでも、大好きだよ。


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必殺スケ番 秘書A子

2012年06月12日 21時03分24秒 | Weblog
秘書検定凖一級の勉強をしているのだが、時々変な問題に遭遇する。

【問】
秘書A子は同僚D子(杉田)に、出退社のとき「おはよう」「さようなら」などを言っているが、D子ははっきりとした挨拶を返さない。他の同僚や後輩に対してもそのようである。このようなD子にあいさつを返してもらうには、D子に対してどのようなことをしたらよいと思うか。箇条書きで二つ書きなさい。

【答え】
1.あいさつは、お互い気持ち良く仕事をするための基本であることを話し、返すように促す。
2.あいさつをするときは、「杉田さん、おはよう」などのように名前を入れて親近感がわくようにする。



とある会社。
女子トイレでの鏡越しの会話が展開されている。

「今朝さー、私、経理課の杉田に無視されたんだけど」
「マジ!?あいつ、生意気だよねー」
「私も無視された!挨拶しないなんて許せないんだけど!」
「そうよ、そうよ。A子先輩にチクってやる」



「…その必要はないわ」
トイレの個室から水洗音と共に登場するA子。
バリキャリ秘書歴12年。

「A子先輩!」
フリーズする女子一同。


「話は分かった。その杉田っつーのを連れてきな!」



「なんですかー。私、忙しいんですけどー」

夕日の射す女子トイレ。
A子の前に差し出された杉田はゆるゆるとした茶色の髪を指で弄びながら面倒臭そうに言う。
経理課歴2年。
仕事もそこそこ慣れてきて彼女の毎日の半分は惰性でできている。

「あんた、挨拶しないんだって?」

「してますよォー。皆さん聴力悪いんじゃないですかぁー」

「お黙り!」

シュッ!

A子の万年筆(モンブラン製)が杉田の頬をかすめる。

「ひぃ~」
おののく杉田。マジで失禁する5秒前。

半泣きの杉田にA子は言う。

「あいさつは、お互い気持ち良く仕事をするための基本なのよ!?分かった?分かったらさっさと仕事に御戻りっ!この小娘が」

「…は、はい!」



翌朝。
職場への道のり。
杉田はA子に声を掛けられる。

「杉田さん、おはよう!」

「ひぃ…!…A子先輩、おはようございます!!」

戦慄きが止まらない杉田。
満面の笑みのA子。

爽やかな朝の光が今日も彼女たちを包む。
昨日、何事もなかったかのように。





そんな大奥のような会社を妄想してしまった。

妄想している暇があったら勉強すべきなのだが。つい。

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果てしなく広がる海を渡るとき

2012年06月11日 22時55分21秒 | Weblog
吉熊上司から課題をいただき、午後は表作成に勤しんだ。
吉熊上司は社内で一番分かりやすく美しい書類を作成できる。
そんな彼に鍛えられた私。
美しい表を作成するべく「(几帳面な)A型になってくれよ!」と命令されたこともある…。

自分が持っている力をすべて出しきったが、やはり吉熊上司の表の足元にも及ばない。
明日の午前中、数字をチェックして提出しよう。


残業後、今日も図書館へ。
昨日、簿記検定2級を受けた他部署の先輩O主任は、今日は来なかった。
晴れて自由の身になった彼女が羨ましい。出来はまずまずだったらしい。すげー。

土曜日に最終的な仕上げとして、秘書検定凖一級の問題集を購入した。
ここへ来て新たな問題集に手を出すなんて無謀だとは思いつつ、なんだか不安で購入してしまった。
解きながらもっと不安になってしまった。
この仕上げ的な問題集に、しらみ潰しの勢いで挑むつもり。

閉館の音楽が鳴り、ついいつもの癖で電卓席を覗くが、そこにはもうO主任の姿はなかった。
ちょっと寂しかった。

戦友が卒業し、いよいよ私一人で立ち向かわなければならない時が来たようだ。
頑張ろ…。


今日の一曲♪

YU-KI / dragon's dance


たしか13年前、秘書検定2級を受けたとき、この曲に励まされた。
「壮大な空と 広すぎる海と 頑張って 渡ってみせるよ羽があるんだから 」という部分が好き。

果てしなく広がる海を渡るとき=何かに挑戦するとき、いつもこの曲が脳裏によみがえる。


紫陽花の花の色

2012年06月10日 20時39分58秒 | Weblog
日曜日、地元の図書館は17時で閉館する。
追い出されたあと、今日は図書館の帰りに飛鳥山に紫陽花を見に行った。


毎年毎年、このブログに記載しているとおり、紫陽花というと小室哲哉の「kimono beat」を思いだす。
なんつったって、出だしが「紫陽花の花の色 ぼんやりと霞む雨」である。

歌詞の内容は、これも毎年書いている気がするのだが、
彼女のお見合いの席をこっそりと覗きこみ、
晴れ着姿の彼女を改めて見て惚れ直し、
お見合いの席から彼女を連れ出し、
細い路地を彼女と手を繋ぎながら走り、
浜辺でキャハウフという内容である。

ダスティン・ホフマンの「卒業」さながらの演出だ。

梅雨のじっとりした空気にも劣らない小室さんのぬめぬめボーカルもクセになるのだが、間奏のキラキラした感じが個人的にたまらなく好き。
kimono beat





さて飛鳥山。
17時を過ぎていたので人は疎らである。
紫陽花は、だいぶもう咲いていた。

入り口の謎なオブジェがお出迎え。



飛鳥山というと、その麓に、さくら新道という雰囲気たっぷりの飲み屋街があった。
しかし、今年1月、火事で焼けてしまった。
この火事は、その日、平行して走る電車の運行にも影響が出るぐらい大きな火災だった。

この紫陽花の株はどんな気持ちであの火事を見ていたのだろうか。怖かっただろうな。



奥の方へ。
紫陽花に誘われるがまま進む。







突き当り。
右手に伸びる坂道沿いに咲く紫陽花。






ちょっと雨に濡れた感じも素敵。




仲良し紫陽花。


このような淡くて小ぶりの紫陽花も好き。
ブーケみたい。




大好きなガクアジサイはあまり咲いていなかった。




吉熊は隣を走る電車に目が釘付け。
「見て!電車だよ、電車」
鉄ちゃん吉熊、大興奮。


今年もアフロ吉熊。ボンバヘッド!



今日はご機嫌ね、吉熊。







試験前でだいぶ苛立っていたのだが、花を愛でたらあら不思議。
安らかな気持ちになった。
花の効果って凄い。

さて、いよいよ試験前一週間。
頑張らないと!

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地味に痛い

2012年06月10日 20時39分38秒 | Weblog
右手薬指の爪がちょっこし巻き爪気味で、肉に食い込んで地味に痛い。

塗り薬を着けて絆創膏を貼って様子を見ているのだが一向に良くなる気配はなく、次第に肥大化していっているではないか。

大学4年のとき。
ささくれを剥いたらそこが化膿し、近くの医院(まゆみちゃんという同級生の親が経営していた)で膿を抜いてもらったことがある。
まゆみちゃんの父親が私の化膿した指に針を刺した瞬間、膿がドピュって勢い良く飛んだっけ。
あのときも、たしか、この指だった。

そのときよりはまだマシだが、右手はよく使うので不便だ。
早く良くならないかな。


雨の図書館

2012年06月09日 23時18分55秒 | Weblog
午前中は二度寝三度寝をし、寝床でコロコロ。
すっかりリフレッシュできた。
「ああ今日は休みだったなあ…」と微睡む瞬間がたまらなく好き。
一週間の疲れが吹き飛んだ。

ペヤングのやきそばと缶コーヒーでブランチを取ったあとは図書館へ。

試験まで一週間。
できなかったり苦手な問題や事柄はノートにまとめているのだが、それらを復習するのに思いの外時間がかかった。

17時。
お腹が減ったので下の喫茶店でご飯を食べて一服。
窓の外に目を向けると、公園の新緑が雨垂れに溶けているのが見えて、気分が安らぐ。



席に戻り、ひたすら過去問を解く。
腱鞘炎寸前。
ペンの持ち方が悪いのだろうか、親指の付け根がじりじりと痺れて痛い。

20時の閉館時間を告げるアナウンスがに促されて帰宅の準備。
あー疲れた…。


明日も頑張ろう。


Be Natural

2012年06月09日 11時40分46秒 | Weblog
「35歳までには子供を産みたい」と宣言してガツガツしている人がいる。
表面では「がんばってね」みたいなことを言っているが、私の脳内はその間スクリーンセーバー状態。

子供を産みたいから恋をするのか?という疑問を抱きつつ、その話題が終わるのをひたすら待つという。
蚊帳の外。いや、もうね、太陽系第三惑星の外にいるような気分である。

子供を産みたいから結婚する。だから恋をする。いや、恋をしようとする。
そこにはある種の人工的なものを感じてしまう。

34歳の私。
卵子劣化がどうのこうの囁かれているが、卵子劣化が怖いからといって、今更無理やり子供を産もうとは思わない。
そもそも私は非婚主義者で子供を持とうと思ったことが無い。
私にとっての自然体は一人でいきていくことなのだと思う。


中学時代の担任が卒業するときに贈ってくれた言葉。
「Be Natural」(自然のままに)の意味を噛みしめる日々である。






夏は嫌だが

2012年06月08日 23時23分19秒 | Weblog
暑い一日だった。いよいよ夏である。
今年も引き続き節電体制の当社。
化粧は溶けて顔面上でてらてら光り、ストッキングに包まれた足は汗と反応してかぶれ、背中は汗疹でぐちゃぐちゃ、息しているだけでも発狂しそう…地獄のような当社の夏。

しかも何を血迷ったのか、今年から女子のサンダル禁止令が出るっぽい。
何なんだ?超意味不明。
いや、普段からサンダルを履いて仕事をしないのだが、禁止令が出ると履きたくなるんだな、これが。
規則への反抗。盗んだバイクで走り出す34の夜。若干痛い中ニ病。中学高校時代は校則を遵守する良い子だったのに(高校は校則自体がほぼ無かった)。どこで間違えたのか。



今朝、お昼のお弁当を頼むとき。
先週、吉熊上司が頼んでいた洋風幕の内弁当が気になった。
チーズが乗ったハンバーグとオムライスとサラダがセットになったちょっと豪華なお弁当である。
「あの弁当、満足したよ」
と彼が珍しく絶賛するもんだから注文してみた。
後輩女子Cちゃんと「吉熊さん満足弁当」というネーミングまで付けて。

午前中はその弁当のことばかりを考えていた。
私も早く満足を味わいたい。

こちらが「吉熊上司満足弁当」
じゃじゃじゃ~ん!



ボリューム満点!
美味しい!
「満足した?」と吉熊上司に聞かれて、「大満足です♪」と返答。
美味しいものを食べると幸せになる。


夏は嫌だが、楽しいことを見つけて乗り越えていこうという気持ちになった。

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