死刑の刑場が初めて報道機関に公開されましたね。
正直、ちょっと驚きました。
洋画の見過ぎか、首吊りはちょっと古いだろ…なんて思っていたので、どちらかと言えば注射での死刑を予想していたんですよね。
そっか、首のほうか…。
ボタンが3つあって、3人の刑務官が一緒にボタンを押す。
刑務官の精神的負担を減らすため、どのボタンで死刑囚の足元の床が開くのか分からないようになっているそうですが。
そりゃそうですよね。
囚人とはいえ、個人的に恨みを持っているならともかく、そうでないですから。
人間の命を自分のボタン操作ひとつで断つという事に、精神的な負担がないわけがない。それが普通の人間だってことでしょう。
ならば。
──と考えるのは、遺族参加っつーのはどうなんだろう、と。
まぁ、医療行為に“免許”が必要であるように、処刑も権限のない人が実行したら罪に問われそうですが…。
それでも、自分の愛する人を殺されたなら…。
それが自分の子供で酷い殺され方だったりしたら…。
おそらく、自分がこの手で殺したい…と思いますよね、きっと。
処刑ボタンも、希望があれば遺族が押せたらいいのに…なんて考えるのは私だけですかねぇ。
3つのボタンのうち1つでもいい。希望なら遺族のみのボタンでもいい。
ギリギリまで“やっぱりやめます”と辞退する事もできるようにしてさ。
それにしても。
想像力があると、ああいう場所を見せられただけで、なんか恐ろしいものですね。