今年はこちらで一番大きなお祭り「諏訪大社御柱祭」の年です。七年に一度、諏訪大社のお社の四隅に立てられている御柱を立て替えます。新しい御柱は一昨年の見立てから昨年の伐採を経て、本年の山出し、里曳きに繋がります。
昨年6月に御柱の森で見た伐採された御柱(モミの木)です。下諏訪町の県道下諏訪八島線で七島八島に向かう道から見ました。
神事が行われて伐採され、安置されていました。
上記の御柱は諏訪大社下社の御柱…諏訪大社上社の御柱は原村の御小屋山から伐り出されます。伐り出された御柱が安置されている場所を3月末に見てきました。ここから山出しが始まります。
この「綱置場」にあった本宮一の御柱です。奥に見えるのは阿弥陀岳です。
ちょうどこの日は山出しの準備が行われていて、他の御柱の所には近寄れませんでした。
そして昨日(4/2)が山出しの日…本来は御柱に綱をつけ、人々がそれを人力で曳行するのですが(前回の御柱では私も曳かせてもらいました)、大勢の人が集るお祭りは中止となり、トレーラーで運ぶことになりました。たまたま用事があって原村に向かう途中で、その御柱に遭遇しました。
地元の事情を知った方でしょうか、沿道で見守る方もいました。白バイの先導の下、普通のスピードでトレーラーは進んでいきました。
トレーラーには紅白の幕や垂れ幕が掲げられていました。
八ヶ岳もきれいに見える御柱日和でした。
白バイの先導で進み、最後にはパトカーも付き添う物々しさでした。
用事を済ませて午後の遅い時間でしたが、山出しの終点の場所「御柱屋敷」を通りましたので立ち寄ってみました。もうすっかりクレーンで吊り下げられて御柱が安置されていました。
ここで御柱は一か月ほど過ごして、その間に里引きの準備がされます。
一週間後は諏訪大社下社の山出し、一か月後は上社の里曳きとその後下社の里曳きが行われる予定です。本来のお祭りができるといいのですが…