錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

モンサンミッシェルの奇跡

2015-07-25 11:10:00 | 旅行
モンサンミッシェルはある牧師が
夢で島の上に大天使ミッシェルを称える堂を建てよと告げられ
2回までは単なる夢として無視していたけれども
3回目の夢のお告げでは額にしるしを付けられ
目が覚めるとそのしるしが残っていたので本当のお告げだったと悟り
お堂を建てたのが始まりというどこにでもあるような奇跡のお話しではありましたが
我々の場合は、本当の奇跡だったのかも知れません。

朝、ジュネーブからTGVでパリに到着し
デラックスバスでモンサンミッシェルまで5時間

モンサンミッシェルに向かっている途中で、
農家組合のストでモンサンミッシェルに入る道路が10kmほど手前で
トラクターなどで封鎖されていて
観光客は足止めをくらっているばかりではなく、
中に入っていた観光バスなども脱出できない状況とのれんらくが入り
運転手と添乗員さんは忙しくバス会社や
モンサンミッシェルでその日に泊まる予定のホテルなどに電話していたが
3kmほど手前の地点から先には行けないと言う事が判明した。

という事であったが、もう近くまで走ってきているので
そのバリケードの500mほど手前のレストランの駐車場にバスを停め
土手に上がってモンサンミッシェルを撮影し
その後ツアー客全員でどうするかを協議した所
宿泊するホテルまでは歩いて2km程度なので
歩いて往復してでもモンサンミッシェルの観光をするという事になった。
(そうでない場合は5時間かけてパリまで戻って、翌朝早朝にまたモンサンミッシェルまでやってくるしかないが
ストが終わっている保障はなかった)
すでに夜の7時を過ぎていて、
その時点でそうやって歩いてバリケードの中に入っていたツアー客もかなりあったらしい。


   (ストを大々的に伝える翌日の新聞)

という事で、少しでも歩く距離を少なくしようと
バリケードの所までバスで行って
運転手がバリケートのまん前までバスを進めると
不思議な事にトラクターが動いてくれて我々のバスを通してくれたのでありました。

しかし、その後はまたトラクターによる封鎖がなされたようで
我々がレストランで食事をしていると
スーツケースを押しながら歩いてきたツアー客の一団が疲れきった顔で通り過ぎていった。

これを奇跡と言わずしてなんと言わんや!

幻想的なモンサンミッシェルの夜景をとくとご覧あれ!







という事で、
錆鉄人家の歴史では
この事件の事をモンサンミッシェルの奇跡として永く語り継がれるに違いありません。
コメント
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