錆鉄人と天女の感動人生

幸福度日本一の福井で一番幸せな夫婦の登山や温泉旅行、ガーデニング・Doit等の楽しい日々の記録です。

山はおとうさんだけで行って!

2017-07-30 20:47:03 | 登山
ほぼ半年ぶりの登山で涸沢まで休憩を入れて4時間半というのは天女には過酷だったようです。
愛妻家の錆鉄人は重い装備はほとんど担いで、
天女は35Lで1kgのザックに、羽毛シュラフ800gとゴアの雨具900g、2人分のマット600g
水500ccにカップラーメン4個と天女の着替えと小物類だけだったので
天女がそんなにつらいとは思わずに良い天場を確保する為に急がせていたのでありました。

「おとうさん、私はもう登山は出来ないわ。これからはおとうさんだけで行って!」
「おかあさんと一緒じゃないと行けないよ。」
「そんな事ないでしょう、一人だけでも山に登っていたわ!」
「一人だと無茶苦茶ぶっ飛ばして死んじゃうよ!」
と脅しをかける錆鉄人でありました。

錆鉄人には今秋に水平歩道から阿曽原温泉小屋、仙人温泉小屋、
あわよくば池の平まで行きたいという野望があり、
そのために天女を鍛えなければならないのでありました。

数年前までなら何のことはないルートだったのですが・・・
来年になったら、もっと大変になる事は間違いなく・・・

これまで、今やりたい事は今しか出来ないと思って
お馬鹿な事をやり続けてきた錆鉄人でありますが、
それは天女がいつも一緒に付いて来てくれたからこそであり、
一人でやっても、出来たとしても、ちっとも楽しくありません。

奥の手は「赤岳展望荘」
いつかF社のWさん、Nさんと宿泊して
バイキングの食事が美味しかったよ!と報告していたので
天女にとって赤岳展望荘は「憧れの山荘」なのでありました。

折しも、今週末は横浜の娘夫婦の住居の掃除・草むしりに行く事になっているので、
その前後で赤岳展望荘に泊まろうと言う錆鉄人の渾身の策略です。

なんとか言っても、
結局は錆鉄人のしたい事をイヤとは言わない天女。

もう絶対に急がせないからね!
今度はすっごく楽だからね!
白いコマクサが咲いているんだよ!
洗脳に努める錆鉄人でありました。

おかあさんありがとう!
(天気と予約次第ですが・・・)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

涸沢には焼き肉が似合う

2017-07-30 16:32:46 | 登山
と思っているのは錆鉄人だけかもしれませんが・・・
そういえば槍ヶ岳でも焼き肉が似合うっていっていたような・・・
すき焼きだったかも?

テントを立てたらすぐに昼食の準備に取り掛かった天女
(錆鉄人が早く食べたかったからですが・・・)

まずは御飯を焚きました。



いい具合にちょっぴりおこげの炊き上がりです。
葉分は翌朝のオジヤ用にパックに入れました。

今回担いできた食事の一部



天女がさっそく焼き始めましたが・・・



錆鉄人は待ちきれず、ベジファーストでキュウリの早漬けを食べながら飲みました。



イタダキマース!
アルコールはもう氷温のビールはなくなっていたので、天女梅酒の涸沢伏流水割りです。



お肉は特売で半額だったものですが・・・
涸沢でもし売っていたら飛騨牛以上の値段のはず!

従って、流した汗とその架空の値段がおいしさを増大させてくれ、
当然、下界で食べる飛騨牛をはるかに上回るおいしさ!
(って、下界で食べていないので分かりませんが・・・)

しあわせな錆鉄人でありました。

おかあさんありがとう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残雪が異常に多い涸沢での幕営

2017-07-30 08:32:38 | 登山
7月28日は目覚めた時から雨でした。
タクシーに乗って上高地バスターミナルに付いて、登山届を出して5時45分に出発した時も雨でした。
徳沢でトイレ休憩して、コンビニで買ってきたおにぎりとパンを食べて20分停滞した頃から雨は小止みとなり、
横尾でほぼ雨が止みました。



横尾を越えてようやく登りが始まった頃、
確か去年まではなかったと思うのですが、材木で枠を作って階段が出来ていました。



土砂の流出を防ぐ為にもある程度の人工はしかたがありません。

22日のNHKBSで紹介されていたガラ場のトラバース部分は
まるでヨーロッパの石畳のように幅広くきれいに整備されていました。



番組の中で「登山者は足元ばかり見ているから」と言って位置を下げた落石注意のカンバンです。

本谷橋も、それまでの雨と大量の雪渓の雪解け水でかなりの水量です。



ここで休憩。



天女は余裕でポーズを決めましたが、
2月の極寒期の本沢温泉行き以来の山だったので、もうスタミナ切れで、ここからの本格的な登りは凄く辛かったようです。

ストックにもたれかかって休み、
石に腰を掛けて休憩し、それでも歩き出すとスタスタ、
すぐに休憩・・・

ようやく涸沢が見える所まで来ました。



「まだあんなに遠いの・・・」
天女の落胆の大きな事!

この先すぐに登山道に残雪が現れますが、
氷化した部分に不用意に足を置かない限り登山靴のままで問題はありません。

何度もヘタリ込む天女を励ましながら、ようやく涸沢小屋方面との分岐に到着。
少しでも早く到着して良い天場を確保したくて、ここまで天女を急がせてきたのですが、
愛妻家の錆鉄人は
「おかあさん、ここからはゆっくりヒュッテへ行って、生ビールを買って来てくれればいいよ!」
と言って天場の方へ向かい、テントを立てる場所を探し回りました。

22日の生中継で残雪が多い事は分かっていましたが、
1週間でかなり溶けて天場が広くなっているはず、と思っていましたがほとんど変わっていないようで
涸沢ヒュッテと涸沢小屋を結ぶ登山道の上は全面雪渓で、下の方でも一部1m以上の雪渓が横たわっています。



3~4か所の設営候補地を探し、最終2ヶ所に絞て往復して見比べ
最終的にはヒュッテからは遠いけれども周囲が広くて食事に便利な場所に決定しました。
しかしながら、そこは埋まっている石が高さ5cmほどで数か所付き出ているので整地作業を行いました。
周囲にある10kgほどの石を埋まっている石に打ち付け、
徐々に動くようにして掘り出し、その穴を周囲にある小石で埋めます。
1個だけどうしても掘り出せない石(岩)があったのですが、
しかたがないので小石を集めてその周囲全体を盛り上げ突起を小さくしました。

そうしていると、待ちかねた天女がやっと到着。
決して生ビールを待ちかねていた訳ではないのですが・・・



「ヒュッテまで何回も長い間休んでやっと着いたわ」
とのことでした。

勿論、テント設営の前に雪渓の雪を取ってきて・・・



「氷温(雪温)ビール」を準備する錆鉄人でありました。
(s美鉄人はビールは冷たければ冷たいほど美味しいと思っているものですから)

残念ながら、前夜の車中泊で飲み過ぎてしまい残った缶ビールは2本のみ
(ブランデーの小瓶とビンテージの天女梅酒500mL)



生ビールは飲み放題だし、一晩だけなのでこれで十分ぜよ!

ということで、氷温ビールでテントの設営祝い!



(続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする