錆鉄人が小学生の時だと思います。
「じいちゃんの手」というような詩があって(教科書にあったのかどうか覚えていません)
ごつごつと節くれだってしわだらけのじいちゃんの手は凄いとかいうような内容だったと思いますが、
純真な錆鉄人は即座に「ごつごつと節くれだってしわだらけの手」に憧れを持ったのでした。
鍬や鎌やノコギリを持って畑や田圃、山仕事をしている父や近所のおじさんの手は
みんなごつごつと節くれだってしわだらけだったので、錆鉄人もすぐにそんな手になれると思っていました。
あれから数十年
同級生の手はまさに「じいちゃんの手」そのものですが
錆鉄人の手は子供の手のようなまま、何にも仕事をしていない手そのもので、凄いコンプレックスを感じていました。
昨日の夜の事ですが・・・
愛妻家の錆鉄人は、ベッドに入ってきた天女の冷たい指先をにぎって温めていました。
「ありがとう。おとうさんの手ってどうしてそんなに温かいのかしら?」
いつものようにくっついていると、5分ほどして指先が温まってきた天女は
今度は錆鉄人の手を握ったりさわったりしながら・・・
「おとうさんの手ってなんてスベスベなの!」
「おとうさんの手、ツルツルで気持ちいいわ!」
とほめてくれたのですが・・・
「錆鉄人の手は超高級フレキシブル耐摩耗性ダイヤモンドコートスキンなんだぞー!」
と威張ってみたのですが・・・
「フレキシブルってなあに?」
それはね・・・と説明しましたが、
錆鉄人がしょげているので以前にピアニストのような手がコンプレックスなのを話した事を思い出したようで
「おとうさんは人の何倍もの屋根雪下しはするし、鍬で畑を耕したりしているのに不思議ね!」
という事で、
ごつごつと節くれだってしわだらけの手に対する憧れはもう捨てて
超高級フレキシブル耐摩耗性ダイヤモンドコートスキンのピアニストのような手(自称!さらに指は短いのですが・・・)を自慢する事にします。
「じいちゃんの手」というような詩があって(教科書にあったのかどうか覚えていません)
ごつごつと節くれだってしわだらけのじいちゃんの手は凄いとかいうような内容だったと思いますが、
純真な錆鉄人は即座に「ごつごつと節くれだってしわだらけの手」に憧れを持ったのでした。
鍬や鎌やノコギリを持って畑や田圃、山仕事をしている父や近所のおじさんの手は
みんなごつごつと節くれだってしわだらけだったので、錆鉄人もすぐにそんな手になれると思っていました。
あれから数十年
同級生の手はまさに「じいちゃんの手」そのものですが
錆鉄人の手は子供の手のようなまま、何にも仕事をしていない手そのもので、凄いコンプレックスを感じていました。
昨日の夜の事ですが・・・
愛妻家の錆鉄人は、ベッドに入ってきた天女の冷たい指先をにぎって温めていました。
「ありがとう。おとうさんの手ってどうしてそんなに温かいのかしら?」
いつものようにくっついていると、5分ほどして指先が温まってきた天女は
今度は錆鉄人の手を握ったりさわったりしながら・・・
「おとうさんの手ってなんてスベスベなの!」
「おとうさんの手、ツルツルで気持ちいいわ!」
とほめてくれたのですが・・・
「錆鉄人の手は超高級フレキシブル耐摩耗性ダイヤモンドコートスキンなんだぞー!」
と威張ってみたのですが・・・
「フレキシブルってなあに?」
それはね・・・と説明しましたが、
錆鉄人がしょげているので以前にピアニストのような手がコンプレックスなのを話した事を思い出したようで
「おとうさんは人の何倍もの屋根雪下しはするし、鍬で畑を耕したりしているのに不思議ね!」
という事で、
ごつごつと節くれだってしわだらけの手に対する憧れはもう捨てて
超高級フレキシブル耐摩耗性ダイヤモンドコートスキンのピアニストのような手(自称!さらに指は短いのですが・・・)を自慢する事にします。