善良なる一般市民は、いわゆる自動車ジャーナリストという輩の評論で購入する車種決定をする事が多いようで
そこにメーカーお抱えのジャーナリストの存在価値があり、
その人たちはメーカーからお金をもらって記事を書いているのではないかと個人的には考えているのですが・・・
新型アトレー&ハイゼットカーゴVSエブリイワゴン&エブリイの新しい比較記事が出ていました。
軽キャンほぼエブリイ説は本当か!? サイズが一緒なのにスズキがキャンパーからウケているワケ
旧型になったアトレー&ハイゼットカーゴは荷室の狭さ以外にも
エンジン性能の差による登り坂の非力さや燃費の悪さなどで、軽キャンはエブリイ一択だったのですが
新型アトレー&ハイゼットカーゴはメーカーが謳っているように
「後席はあるだけで使わない」前提で居住性を無視して、荷室寸法の数字をエブリイより大きくした車です。
荷室幅を広げるためにスライドドアのウィンドーの上下機構を廃止し(コストも大幅に安くなります)
荷室長を長くするためにリアワイパーを上部に取り付け、後方視界は無視しました。
(オプションの後方カメラを付ければ安全です!)
エンジンは非力な旧型から変わらず、CVTを新規開発して加速と燃費を改善しましたが、
絶対的なパワーは変わらないので登り坂では相変わらず悲惨なものだと思われます。
軽キャンに改造した場合、重量が増加するのでさの差は歴然だと思います。
(中央高速の長く続く登りだけではなく、あらゆる登り坂では哀しい思いをする事と思われます。)
しかしながら、このライターは実際に実車で両車の比較をしたとは思えないばかりか
新型アトレー&ハイゼットカーゴの試乗もせずに、
メーカーが多いバリで起債するカタログ数字だけで記事を書いているとしか思えません。
もちろん、新型なので新しい安全装置が導入されていて、その点では一歩先んじていると思います。
過渡期なので新しいものほど優れているのは当たり前です。
助手席の足元のひどさ!
足を動かすことも出来ない「発煙筒」の取り付け位置!
10分と座れない苦痛の後席(小学生以下ならOKですが大人は我慢できると思われません。)
乗るのはおひとり様オンリーなら問題はありませんが、
家族で近くのコンビニまで買い物には行けても、キャンプなどに行けるとは思ってはいけません。
(個人的な考えですが・・・奥様に助手席や後席に座ってみてもらってください。
試乗では難しいと思いますが、急な坂を走ってみてください。)
凄いCMで売れてはいますが・・・
軽とはいっても200万円前後する車です。
ちゃんと試乗、比較を行って「納得」して購入して下さい。