里芋の脇芽は出てきたら刈り取るのが当たり前だと思ってきました。
という事で、今年も7月から脇芽刈りを行ってきていたのですが・・・
ネットで調べると、脇芽は切ったほうが良いという声と
切らないほうが良いと言う2つの説があり
1週間ほど前、アルプス農協管内農業技術者協議会 の栽培マニュアルに
「子いもから発生した茎葉(子ずき)の処理
孫いもの肥大を促進させるため子ずきは切除しない。」
と書いてあるのを発見し、以後、脇芽刈りを行わない事にしました。
昨日(9月1日)の里芋畑の様子
今年も3回ポンプで水やりを行い、芽欠きは4~5回
土寄せは3回、施肥は少しずつ5~6回行ってきて生育は順調です。
8月26日に芽欠きをしたのですが、たった6日でこんなに脇芽が伸びてきています。
小さな葉になっている茎も前回切ったあとから伸びだしたものです。
脇芽のおおいものは23本ありました。
この脇芽を切らない事で、葉から光合成した栄養分を取り入れられるので
孫芋がより大きく育つと言う事のようです。
去年は大きな株では3㎏以上の収穫があったのですが、今年はもっと大収穫になるかも?
山の影になる時間が多く、さらに栗の木で日光が遮られる株は大きさが半分です。
(手前の数株)
栗は随分と大きくなってきました。
(樹の成長と共に栗が虫食いになる率が高まってきたので、来年は消毒してみようかな?)
ちなみに「子芋」に孫芋がたくさん出来ると、味が落ちると言う説もあり
孫芋が付いた跡が2個までのものが良いと書いてありました。
しかしながら、孫芋は子芋についていた跡が1つだけなので
脇芽を刈らずに孫芋を大きく育てると言う考えは
収量とおいしさの確保が出来るとともに、作業量の低減にもなって一石三鳥です。
さらに、おいしさという観点からは
雪が降るころまで掘らずにおいたほうがよりおいしくなるという事なので
12月まで20株程は掘らずにおいてみようと思っています。
(雪が積もったら掘るのが大変なんですが・・・)