23日にミュンヘンから帰国する娘たちの家族を迎えに行くため、横浜に行きました。
帰りは長野を回って温泉に泊まりたいと思っていたのですが、
24日に羽田空港に迎えに行った後の予定が分からなかったので温泉の予約が出来ず
それなら日本一標高の高い道の駅美ヶ原で車中泊して帰ろうと考えました。
という事で、ステップワゴンで車中泊する準備をしていて、気が付きました。
このカテゴリーの最初に書いた「新型アトレー&ハイゼットカーゴの車中泊適性」の中では
後席が座れたものではなく
(ほとんど体育座り状態な上、ふくらはぎが圧迫される状態でしか足を置けない)
助手席も足かせをはめられた状態なので、
「おひとり様専用の荷物運び車」だと認定し、
天女さんちではいつも夫婦2人で車旅を行い2人で車中泊をするので
「新型アトレー&ハイゼットカーゴは買わない、次もエブリイを買う」と宣言したのですが・・・
新型アトレー&ハイゼットカーゴは、スライドドアの窓ガラスが上下出来ない事を思い出しました。
(アトレーはポップアップウィンドー、ハイゼットははめ殺しが標準でオプションでポップアップウィンドーを選択可)
夏は車中泊シーズン、
それを見越してメーカーお抱えライター(としか思えない)が
「新型アトレー&ハイゼットワゴンは車中泊に最適」という記事をいろんな雑誌・サイトにアップしていますが、
夏場のみならず、車中泊で重要なのは宿泊場所となる2列目シートをたたんだ「荷室」の換気です。
ウィンドーが上下するならウィンドーを下げてネットで防虫処理をしたり
下げた部分に「はめ込み式の換気扇」を自作したりと対応が可能ですが・・・
ウィンドーがはめ殺しでは何にも出来ず、
(ポップアップウィンドウは換気効果はわずかです)
つまり、新型アトレー&ハイゼットカーゴはで車中泊すれば、
(標高の高い所や北海道のような涼しい所でなければ)
ほぼ確実に熱中症になってしまうという事です。
また、寒い時期は寒い時期で、車内が結露でびしょ濡れになるので換気は非常に大事なのです。
他車の迷惑を顧みずエンジン掛けっぱなしでエアコンをつけておくという「不道徳」なことは出来ません。
(排気ガスによる中毒の危険性もあります。)
ポップアップウィンドーにうまく換気扇を装着することは至難のわざで
しかも寝ている時に突然の雨があったら・・・
ウィンドウカバー(ドアバイザー)のあるエブリイなら滅多なことはありませんが、
新型アトレー&ハイゼットカーゴはポップアップウィンドウを開けて寝ていたら
突然の雨でベッドがずぶ濡れとならないとも限りません。
ということで、
新型アトレー&ハイゼットカーゴのキャンピングカーは
この「寝室の換気」をどのように対応しているかと調べてみると・・・
あららっ・・・涙ぐましい努力(と費用)ですね!
でも、この隙間から蚊や虫が入ってくるのはどうやって防ぐのでしょうか?
(網戸用の網をかぶせて磁石で押さえておけば良いのですが・・・)
しかもこれだけでは足りないようで・・・
こんな事までして換気しています。(これは吸気用らしいのですが・・・)
涙ぐましい努力ですが・・・この2つでウン十万円アップかも?
こんなことしなくても、エブリイなら、次の写真のような換気扇をスライドドアに取り付ければOK
(錆鉄人も自作したことがあります)
ところで、サービスエリアや道の駅など舗装された駐車場で車中泊する場合、
6月から9月ごろまで(あるいはさらにその前後の期間も)
アスファルトは蓄熱されて夜遅くでもすごく高温になっていて、
地面に近い所ほど気温も高いのですが・・・
つまり、これは夏場は高温の空気を吸い込み車内に送り込むヒーターの役割をする換気扇という事になりますね。
さらには、マナーの悪い人が隣でエンジンを掛けっぱなしでいた場合、
もろに排気ガスを吸い込むことになるので、自殺補助換気扇と名付けても良いような・・・
このビルダーさんは、そこまで考えていなかったのでしょうね!
ちなみに、スライドドアに換気扇が付けられないので、
フロントウィンドーにこうやって換気扇を付けています。
(曲がっているからコストが全然違いそうです!)
エブリイならスライドドアにこれを付けます。
(旧型アトレー&ハイゼットカーゴならスライドドアに取り付けられましたが・・・)
つまるところ、新型アトレー&ハイゼットカーゴは車中泊に最適とはやし立てているライターは
実際には車中泊など一度もしたことがない輩なのです。
この新型アトレー&ハイゼットカーゴを設計した人も、車中泊をしたことがないという事は明白です。
(旧型は9割が荷物運搬用にしか使われていなかったらしいので
新型はさらにたくさんの荷物を積める荷物運搬専用として、
軽ナンバーワンの広さを謳う為にパッセンジャーの居住性など全く考慮せず
当然、車中泊に使用するなんてことは思いもせずに設計したのに
宣伝担当が思い付きで「車中泊」とか「第三の部屋」とか言い出したのかもしれませんが・・・)
第三の部屋だったかの使われ方の写真を見ると
すべてスライドドアがフルオープンになっているのは、換気が出来ないからなんだと改めて納得。
誰もいない山の中とかならですが・・・
あんなフルオープン状態で、あんな事する勇気のある人っているのでしょうか?
つまり、新型アトレー&ハイゼットカーゴは
常識的にはスライドドア(とリヤゲート)を開けたままでないと車中泊は出来ないという事で
街中で家の玄関や窓を開けっぱなしで寝ることの出来る人なら、車中泊に使用出来ると思います。
(暑くも寒くもない季節なら可能とは思いますが・・・)
変わった視点ですね。アトレー、ハイゼットはいい車ですよ。車中泊も余裕で楽しめます。
錆鉄人さんは、本格的なキャンピングカーをご存知ないのかもですが、写真にあったアトレーにつけてるのはRVウィンドウといって、網もシェードも内蔵されてて、ワンタッチで使える様になるものです。殆どの高級なキャンピングカーで採用されてますよ。それと、車中泊される方ならご存知でしょうが、冬に窓結露も殆どなく快適です。
仰りたいのは、窓が開かないから車中泊に向いてないという事なんですかね?換気なんてどうにでもなります。それが車中泊の条件にはなり得ませんねww
それと、写真にあったバックドア下の換気扇で地面の熱を吸うとか仰いますが、あれは排気ですねwww なんであそこから吸うと思い込んだのですか?ww
大きな換気扇だと音がうるさいので、小さなDCファンを沢山つけたという事です。
車は密閉では無いので、排気をすれば、至る所からフレッシュな空気が入ってきます。むしろ、吸気(空気を取り込む)だけしても、排気が弱いので意味がないんですよ。
アトレーを好きな人も沢山居るので狭い知識でdisるのはやめましょうね。