テレホンカード

2009年08月03日 | 出来事 -
「いやぁ、余っている!余っている!」  「どうしよう」っていうぐらいだ。

一時期は、好きなタレント物を集めたり、自分の結婚写真を印刷して配ったり、
当時の「テレカ」と呼ばれていた“シロモノ”は、我が家の隅に、たくさ~ん、
眠っているようだ。(もらい物もたくさんある)

自分の過去の歴史ではあるが、たとえ「うすっぺらい」とはいえ、持っていても
使わなくてはそれ相当の金額が無駄になるわけで・・・
(昔と違って、さらぴん―に対する思い入れも何もない)
今日も、携帯を手元に置いて、緑の公衆電話をみかけると、すぐさま財布から
テレホンカードを取り出した。
びっくりするぐらいの速度で、カウントされていくので、ちょっとだけ話すと、
もう一枚を使い切ってしまう。

「文化」といえるかどうか定かではないが、一世を風靡した“シロモノ”だ。

今、私は、それを「使いきろう」と、日々3~4枚を持ち歩き、内容によって
残り枚数を確認しながら電話している。

昔は、後ろに並んでいる人を意識していたが・・・
今は全くその心配はない。
緑の公衆電話を探すのに、一苦労なぐらいである。

時代とともに、生まれては消えていく“シロモノ”は、確実に郷愁を誘うが、
現代社会には(必ずしも)適応していないようである。

私がおばあちゃんになった頃、(もし生きていたとして)
絵柄の違うテレホンカードを、残しておけば「笑い話」の一つにでもなるかな。

そこが、ビール券やデパート券とは違うオリジナルな部分だろう。
懐かしがりながら、日々、緑の電話を探す日々。

私って、相当・・・「せこいよね?(笑)」