ダブルブッキング

2005年10月27日 | 出来事 -
外出前の慌ただしい中だった。
本日のヘルパー発注が、ダブルブッキングされていたことが「発覚」!
タレントのスケジュール管理じゃないけれど、これには困ってしまった。

   ピンポーン!

   「へっ?あれれ!」   (聞いている人と違うぞ)

   「こんにちはぁ~!」  (どうなっているんだぁ?)

   「雨あがりましたね」  (どうしよう・・・)

怪訝な表情で世間話をしている最中に、もう一人のヘルパーさんが到着!
(一瞬ではあるが)お互いに「むっ」とした表情がして、それを私は見逃さなかった。
「会社に聞いてみますねぇ」と不満な気持ちを隠しつつ、表面的な遣り取り・・・。
私としては、初体験の事件のため、ちょっとばかり気を遣ってしまった。

結局、70名~80名のヘルパーさんを抱えている「在宅ケア・ステーション」なので、
さばく仕事量も多いのだろう。
それが大変な状況なのは容易に推測できるが、当方にとっては全く関係ないことだ。
肝心なのは、当事者が「丁寧に仕事をすること」だと思う。
でなければ、今回のように、ちょっとした連絡ミスが命取りになる。
今日のことに関して言えば、ヘルパーさんも此方も、被害者だと言える。

ヘルパーさんが電話をした担当者は、全く知らない人(聞いたこともない名前の人)で、
私が“連絡した内容(発注希望)”も、伝わっていないことだらけだった。
“一体、何人の中間管理担当者がいるのだろう”。
連絡網が気になった。

大きな組織の“落とし穴”が、ここにある。
キメの細かいケアをしていただくに越したことはないが・・・
誰しも失敗はあるし、忘れることもあるものだ。
このような「仕事の量と質のバランス問題」は、どのような現場(職種)にも当てはまる。

しかし、相手のためには、“ぐぐっ”とこらえて苦言を呈するに限る。
その場合は、“伝え方次第で逆効果にもなる”ので、それを気をつければ良いだけだ。
サービスを受ける側として、要望を伝えていくことは大切なことである。
一方的に批判(抗議)するのではなく、リクエストを伝えていくのだ。
それが無理ならば(実現不可能であれば)、契約条件そのものを見直す必要がある。
どこまでが無理で、どこまでが可能なのか・・・現状を把握する意味でも、
“はっきりと打ち合わせていく(確認する)こと”が大事だと思う。

「丁寧に仕事をする」ってことは、意外と簡単なことだったりする。
  (今日のダブルブッキングみたいに電話一本ですむことだったりして・・・)
しかし、それを完璧に遣り遂げるためには、かなりの注意と集中力が必要かもしれない。
「仕事」って、どんな仕事も、一筋縄ではいかないものだ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 深夜の“さがしもの” | トップ | 毛足の恐怖 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ごもっとも!! ()
2005-10-29 19:43:03
まさに私の現場でもありうる事件です。

ただ、違うのはダブルブッキングはないということかな笑。

ダブルで派遣するほど人がいない職場です。

(コーディネート&事務&ヘルパー兼務のオイラたち2人とヘルパーさん3人しかいない)

でも、逆はあります。

派遣するスタッフが「すっぽかし」たり・・・意図的ではなく、過密スケジュールが命とりになっていたり、、、

そこからどうするか、sachiさんがおっしゃるように、利用される方には何の非もないわけですから、心地よく利用いただけるようにこちらが気をつける以外に手はないのです。

超超超超、サイシンの注意を払って仕事してます…

とにかく どんなに小さなことでも、利用者さん側と密に連絡とるようにしてます…^^;



一筋縄でいかないことで御迷惑をおかけしたくないけれど、やっぱり一筋縄ではいかないなあ、ということもあります。がしかし、一筋縄ではできないからこそやりがいがあります。「福祉は人なり」。コンピューターではできない、人でこその支援を実現させたいと思ってます!!

sachiさんも手違いなく、利用できますように
返信する
全く、ごもっとも!! (sachi)
2005-10-30 21:14:58
いつも、お疲れ様です。



げげっ!

静さんの兼務は、とくに幅が広くて、混乱しそうですね。

日々のご苦労が予想されます。



「福祉は人なり」――深い言葉ですネ。

マニュアルでは管理できない遣り取りが、福祉の醍醐味なんでしょうね。でも、そう思えることは素晴らしいと感じるし、そういう境地に立ち入れることは“仕事との相性が良いのではないか”と感じました。

“やりがいがある”なんて、なかなか口にできない言葉ですから・・・。



超超超超、サイシンの注意を払って、明日も元気に!!

「ふぁいてぃん!!」ですね。
返信する