Obamajority

2009年08月07日 | 社会 -

「Obamajority」という言葉が飛び出してきた。
世界唯一の原爆投下国であるアメリカの大統領:オバマ氏が、プラハで発言した
「核廃絶」について言及した言葉を受けた造語である。
しかし、なぜ、昨日の平和式典にアメリカ国関係者は、参加しなかったのか?
これまでならまだしも、大統領が「核廃絶」について衝撃的発言をしたのは、
今年の4月であり、私自身も「これで少しずつ世界の認識が変わるかもしれない」
そう感じた。
だから、とても期待もした。
アメリカのリーダーシップに期待したのだ。
オバマ氏が、何らかの変化を呼び起こし、世界中にも影響を与えてくれる可能性を
感じていたのである。

昨日のヒロシマの平和式典には・・・
せめて、大統領参加は勿論かなわずとも、アメリカ国関係者~誰か一人でも、
参加することは可能だったのではないだろうか・・・と思うと、やはり切ない。
今までとは違うアメリカの態度が、見たかったなぁ。
世界から「核を減らす」というよりも「核をなくす」ことが最終的目的である。
私は、「謝罪」や「過去の責任を問う」ことを期待しているのではない。
今こそアメリカと日本が、「原爆」というものや「核の恐ろしさ」について、
手を携えて言葉を発していく時期がきているのではないだろうか。
そう心から思えるだけである。





以下、今年の「ヒロシマ平和宣言の一部」を明記します。

We have the power.
We have the responsibility.
And we are the Obamajority.
 Together,we can abolish nuclear weapons.Yes,we can.

 2009年(平成21年)8月6日  広島市長

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広島平和宣言より

今年4月には米国のオバマ大統領がプラハで、「核兵器を使った唯一の国として」「核兵器のない世界」実現のために努力する「道義的責任」があることを明言しました。核兵器の廃絶は、被爆者のみならず世界の大多数の市民並びに国々の声であり、その声にオバマ大統領が耳を傾けたことは、「廃絶されることにしか意味のない核兵器」の位置付けを確固たるものにしました。

 それに応えて私たちには、オバマ大統領を支持し、核兵器廃絶のために活動する責任があります。この点を強調するため、世界の多数派である私たち自身を「オバマジョリティー」と呼び、力を合わせて2020年までに核兵器の廃絶を実現しようと世界に呼び掛けます。その思いは、世界的評価が益々(ますます)高まる日本国憲法に凝縮されています。
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