風は冷たいけれど日差しには春を感じます。
メジロでもいないかな?椿の木の近くに行くと
花が落ちていました。この風情もよいですね☆
「近所でこんな光景が見られました」
メールで送っていただいた画像がこちら↓。
ヒキガエルのひも状卵塊!いいなぁ!
水が綺麗そうで観察しに行きたいけれど、ここへは遠くて行けない。
いてもたってもいられずに、もう3度観察しに行った池に
カエルの産卵の様子を確かめにいきました。
おお、ヒキガエルの卵塊がいっぱい!
夜中~朝方、どのくらいのヒキガエルたちが集結したのか
考えるだけで嬉しくなります。
ひも状卵塊がひっかかっています。けっこう強度があるようです。
水面に顔を出しているカップルもいました。
水中からパチリ!
前回見たときよりずっと増えています。
卵割がかなり進んで桑実胚期、なのでしょうか。
あっというまにそれぞれの発生が進んでいるんだなぁ。。
拡大してみるたびにワクワクします。
Iさんは一緒に暮らすお人形を描かれました。
日本画 F4
数十年前からお家にいたお人形。色あせてしまったドレスや花を
色鮮やかによみがえらせ、髪型も整えて可愛らしさはそのままに
瞳の輝きを取り戻しました。華やかさに心浮き立つ作品です。
近づいてみました。
張りのあるドレス生地の上にかかったレース。ビロードのバラ。
質の違う布の表現に工夫をこらし見応えある装いとなりました。
滑らかに仕上げられたお顔も美しく凛としたレディとなりました。
ますます作品が強く深くなっているIさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
作品展が一ヶ月後にせまり、確定申告もまだしておらず
胃と腰が重くなってきました。。
気ばかり焦って作業が進まないので短時間散歩しました。
梅園では白梅の見頃が終わりピンクの花が見頃となっていました♪
濃いピンク色の梅の花も。
驚いたのが
桃の花!早咲き品種なのでしょうか。
川沿いに行くと
桜が7分咲き♪
ソメイヨシノではないというのはわかるのですが
なんという名前の桜かはわかりません。
見とれていたら
メジロの群れがやってきました!
10羽以上のメジロが皆さえずりながら蜜を吸っています。
春だ。。
くちばしが花粉で黄色く染まっています。
2羽のヒヨドリがやってきてメジロたちを蹴散らしていましたが
メジロたちは気にもとめていないようでした。
歩き始めは早歩きでモヤモヤ気分だったのが
ピンク色に包まれてほんわか穏やかな心持ちに。
日向ぼっこする猫に会えれば完璧でしたが時間帯かな?
家にこもっていてはよくないな~としみじみ思ったお花見散歩でした。
Iさんは板絵を描かれました。
「福雛」 日本画 200x148mm
探してこられた木材はケヤキ。表情豊かな木目を生かすため構図と
彩りを工夫されました。可愛らしいお雛様は鮮やかに緻密に彩色し
大胆に金箔を施すことで晴れ晴れしく華麗な仕上がりとなりました。
近づいてみました。
紙ヤスリで表面をじっくり整えたのちドーサをひいて岩絵の具をのせ
やすい木地をつくりました。思い通りの発色が得られるまで時間をかけ
美の文字は彫刻刀で掘り下げて、Iさんの感性光る作品となりました。
様々な素材で創作してこられたIさん。その経験がいかされています。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
ピロピロピロ。。
可愛らしくさえずりながらメジロたちがやってきた花は
咲き始めたキブシ!嬉しくなる光景です。
早朝は青空が広がる気持ちのよいお天気でしたが予報どおり
9時頃からは今にも雨が落ちてきそうな雲行きになりました。
3月二回目の教室も新作の構想を練りデッサンに取り組む方、
新作の下地をつくる方、描きこみの方、仕上げ作業の方と皆さん
それぞれ。テーマも違うのでお互いの仕事を見て刺激を受けます☆
降りだした雨は細かくあたりは静かで集中することができました。
午前にIさんが日本画作品を完成させました。のちほどご紹介して
まいりますのでお楽しみに☆
森を歩いていたら、ふわ~っとよい香り。
おそらくこのオニシバリです。一輪の香りは弱いものの何株も
まとまるとこのようなよい香りが。。と驚きました。
姿形はジンチョウゲに似ていますが香りはジンチョウゲのような
甘酸っぱい清々しい強い香りではなく、ふくよかな感じ。
言葉で言い表すために何か似た香りを思い出そうとしたのですが
どうしても思いつかない。。香りの表現は難しいです。
鼻をかみながらあたりの空気を吸い込んでいたら、ポツポツポツ。
アオジの頭が細く!
雨は弱いけれどとぎれることなく
静かに降り続きました。濡れても寒くない♪
上郷森の家の別館中庭のシンボルツリーのコブシ
いよいよ花開きはじめました。
あたたかい小ぬか雨に春の訪れを感じた一日でした。
冬眠していた虫が穴をひらいて這い出してくるという啓蟄が過ぎ
いよいよ春が来たという感じがします♪
ガマズミの新しい葉っぱ
今年はよく会えたアトリ
大好きなジョウビタキも
旅立ちのときが近づいていますね。
ピンポン玉大の実がさがっているのでよく見ると
アメリカスズカケの実でした。
硬いのでキャッチボールができそうですが当たったらきっと痛い。
実は時間がたつとほぐれてくるそうです。
こちらも大木。
ムクロジの実です。
中心の黒い種は羽根つきの羽の黒い玉の部分に使われます。
羽根つき。。子供の頃、お正月に少し遊んだことがありますが
つき続けるのはなかなか難しいものですね。今ならうまくできるかな?
キョロキョロ虫を探したけれどこの日は会えず。
でも春はこれから!今年はどんな出会いがあるのか楽しみです。
大気が湿り気をおびていた先日。
横浜自然観察の森で見上げた空にはぽっかり白い雲が。
この森に元来なかった木を伐採する、という冬の作業が進み
ソメイヨシノやヤマモモやシラカシなど大木がけっこうな数
なくなりました。変わり咲き椿もいずれ切られるのだろうと
見に行ってみました。
清楚な淡いピンク
大輪のこの花は葉っぱも巨大!
この花もたいへん大きく迫力があります。
下の池の方の大輪紅白椿はなくなっていました。
並んだテーブル付きベンチでお昼を食べていると
二つ向こうのテーブルで二羽のハシブトガラスが仲良く羽づくろい。
美しい色合いに思わず立ち上がって撮影すると一羽飛んでしまい
ました。向かい合ってささやきあっているような雰囲気だったのに
邪魔して申し訳ないことをしました。
ずっと蕾だったコブシの花がわずかにひらきはじめていました!
その花を食べるヒヨドリ。
高い枝先にウスタビガのマユがぶら下がっていました♪
だいぶ色がぬけているので前のものでしょう。
ウスタビガはコブシの葉も食べるのかな?桜の木に接していたので
幼虫はそちらから移ってきたのかも。
この森に確実にいるとわかっただけで充分!嬉しい発見に
足取りも軽くなりました。
Oさんは三重の旅で出会った光景を描かれました。
「伊勢志摩英虞湾」 日本画 P15
鮮やかな紺青から淡く爽やかな青。深い色が出るまで重ねられた
海の色は魅惑的で奥行きと広がりがあります。強い日差しに煌く
島々の緑は生命感にあふれ量感があり湾の豊かさが感じられます。
近づいてみました。
質感の違いを意識した筆遣い、遠近感に着目した幅広い陰色作り、
濃密で変化に富んだ緑。真に迫った重厚な表現となりました。
発色も素晴らしく、華やぎのある爽やかで晴れやかな作品です。
風景画を描かれてきたOさん。どの作品も力強く誠実なのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Oさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
前日までの悪天候がうそのように晴れた朝。
地面から水蒸気がたちのぼり辺りが白く霞んで見えました。
木々の枝先をみると小さな青い新芽が♪
いよいよ3月。お日様の力が増してアトリエも明るくなっています。
夢中で描いていると自分の作品を客観的に見つめることは
難しいもの。距離をとってながめたり最初の構想に立ち返ったり
しながらの制作です。長いやりとりを経て作品が完成する頃には
思いもよらぬ自分が表れている!それが大きな楽しみでもあります。
午前中にはIさんが日本画作品を、Mさんが水彩画作品を完成
させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
この日は到着が遅くあまり森を歩けなかったので
急ぎ森をざくざく歩いていると
大きい!けっこう低いところを猛禽が飛びました。
大型、尾羽がバサバサ、内側が白くて配色はトンビと逆。
林の中にとまったのを確認して近づくと
やっぱりノスリでした。
ノスリは見るたび羽が整っていなくてボサっとしている印象です。
巨大な翼をもっているのに枝がこみいったところにとまっています。
視力がいいのでしょうね。
ネズミやモグラ、昆虫、鳥、ヘビ、カエルなどを狩るそう。
よく飛び回るのでなかなかピントがあわず残念。
今度はそーっと歩こう。やはり森を速足で歩いてはだめですね。
笹薮にいたガビチョウ。珍しく日のあたるところにいました。
この日は初めてウグイスのホ~ホケキョ♪を聞きました。
まだ上手ではありませんが。。いよいよ森に活気が出てきました。
雨が降ったりやんだり。昨日は寒い一日でしたが
今度こそカエル合戦を見る!と決めて少し遠くの公園へ
仕事前に行きました。
いない・・いない・・。そこらじゅう歩いていると思ったカエルを
見つけられず池の周りをぐるぐるまわっていると
青い小鳥が飛んだ!
ルリビタキがひらり登場~!
何度あっても感激してしまいます。
この瑠璃色・・うっとりします。
近くにジョウビタキもいましたがそちらは警戒心が強くて
まったく撮らせてもらえず。ルリビタキはのんびり優雅でした。
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以下、ヒキガエルの産卵画像が続きます。
苦手な方はお気をつけください。
前日の夜は土砂降りだったので、たくさんのヒキガエルが出て
池中ひも状卵塊で真っ黒になっているだろうと思っていたのに
拍子抜け。時間をかけて見ても陸地を歩いているものがいません。
でもよく水の中を見ると
カップルがまだ水の中に残っていました。
下のメスの顔の前にあるのは産みつけられたヒキガエルのひも状卵塊。
やはり合戦は昨晩だったのか。。
2組のカップルがいました。
見ているうちにメスのお尻から卵が!
何とか水中にカメラを入れて撮ってみました。
この池はとても濁っているのでぼんやりですが
あっという間に産んでしまうものだと思ったので動画でも
撮ってみたのですがまったく動かず。
私が撮影しているせいだと申し訳ないので早々に引き上げました。
この後、近所の公園に行ってみたらけっこう前に産みつけられた
と思われる卵塊がたくさん。
もう一箇所、違う公園に行ってみると管理の方が池底のものを
スコップですくっていたので「カエルはでましたか」と聞くと。。
なんとそこではまだ一匹も出ていないそう。カエル達が目覚める
のに気温が足りないのかな?場所によって違うのは面白い!
すっかり手足がかじかんだけれど充実の朝を過ごせました。