〈鴛泊港から朝日に輝く利尻山を見上げる〉
これまで何度も稚内まで来たり、島に渡ったりしたが、天候に恵まれず、空振りに終わり、再訪が叶わず、19年が過ぎていた。
今回はこの山だけのピンポイント狙いで、天気を狙っていた。そのお陰で、風は強かったが、最高の天気に恵まれた。
19年前は、鴛泊コースを登って、沓形コースを下りているので、反対回りをしたかった。しかし、フェリーやバスの時刻の関係で、同じ回り方をせざるを得なかった。
宿の車で登山口まで送ってもらい、5:00にスタート。先行者を次々追い越しても、際限がないほど凄い登山者の数だ。
花は、9合目過ぎから現れる。いろいろな花が咲いているが、今回の狙いは、この山でしか見られないリシリヒナゲシ、リシリオウギ、ボタンキンバイである。幸い、どれも目にすることはできたが、リシリヒナゲシは少し離れたところに数本固まって咲くひと株だけだった。ボタンキンバイは、鴛泊コースや頂上の下の斜面に大群落は見えるが、近くで見ることはできなかった。しかし、沓形コースで、道端に数株咲いていた。リシリオウギは頂上付近にたくさん咲いていた。
下りの分岐から三眺山までの間は、崩壊地形が多く、相変わらず怖かった。そのせいか、出会った人はわずかに5人だった。鴛泊コース数百人もいた感じだが、ほとんどは同じコースをピストンするようだ。
登りは花の写真を撮りながらだったので、4時間だった。下りは、沓形発13:30のバスに乗りたいので少し急いだ。5合目の登山口まで2時間45分。さらに6km弱の車道を1時間で歩いた。
沓形の市街地に着いたら13:00で余裕があったので、ビールを飲みたくてセイコーマートを探した。着いたら、隣がバスターミナルだった。
バスに乗って宿に戻り、着替えて、利尻富士温泉へ。
明日は、早朝からポン山~姫沼のコースを歩き、フェリーで礼文島へ渡り、礼文岳を登って、最終便で稚内に戻る予定。
7合目付近から礼文島を眺める
8合目の長官山から山頂部を見上げる
少し離れたザレ場にさくリシリヒナゲシ。これがズームの精一杯。おまけに風が強かったので、ブレている。
賑わう頂上
最高ピーク(左)と屹立するローソク岩
山頂部にたくさん咲いていたリシリオウギ
頂上の下の斜面のボタンキンバイの大群落
三眺山とのコルへ下る途中の道端に咲いていたボタンキンバイ。八重咲き状の花びらと中心部の赤が可愛い。
三眺山から荒々しい崩壊斜面の上の頂上を望む
沓形方向から眺める利尻山
★詳しい山行記録ともっと多くの写真は、帰宅後、ホームページの方へアップします。
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)