
元山分岐の上から東面を望む
札幌市南区と京極町の境界線上に位置する無意根山(1464m)は、アイヌ語のムイネシリ(箕の形の山)が由来だが、まさに箕を伏せたような形のどっしりとした山で、余市岳に次いで札幌市第2峰でもある。
この山は、これで5回目だ。最初に登ったのは94年夏の薄別コースからだった。その後、07年夏に札幌の仲間と白水川を遡行し、山頂を踏み、薄別コースを下りている。3回目は12年夏に元山コースから登っている。4回目は13年春に薄別コースから山スキーで登っている。今回は21年ぶりの夏の薄別コースから登った。
山の天気予報では、「曇りまたは霧」だったが、朝は薄曇りで青空も覗いていた。この山の方向も同じ感じだったので、途中でガスに中に入ったら撤退しようと決めて向かった。
国道230号線から入ってすぐに第1ゲートがある。ここは、昨日石狩森林管理署で申請書を提出し鍵のナンバーを教えてもらったので、開けて、林道を進む。3.4kmで新しい第2ゲートが設置されていて、実質的な登山口になっていた。以前は、宝来小山まで車で入れたこともあったが、現在は途中の2ヶ所で崩壊していて、車は通れなくなっていた。
6:00スタート。最初登った時に蚊柱に追いかけられた記憶があったので、上の方は防虫スプレーや殺虫スプレーで防御したが、うっかり忘れていたタイツの脹脛に蚊が群がり、アッというまに両足で10ヶ所ほども刺されてしまった。
蚊を気にしながら30分ほどの林道歩きで宝来小屋に到着。

やがて、大蛇が原に到着。

モウセンゴケの群生の中に1輪だけ目にしたトキソウ
無意根尻小屋から1200m付近の台地までは、以前の登山道やGPSの地図とは、ルートが変わっていた。
今回のログをみると、小屋から尾根の末端へ南進して、末端から尾根に登るように変わっていた。
07年に下ったときに崩壊した急斜面があったが、その部分を回避したルートになったようだ。

コガネギクが目立つ稜線のハイマツのトンネルを進む

本峰の手前の踏み跡の末端から急斜面の花畑を見下ろす

二等三角点が設置されている頂上にて。本峰はこの250mほど手前。

頂 上から本峰とすぐ右の定山渓天狗岳とその右の烏帽子岳と神威岳を望む
ほかの山はガスで遠望は利かなかった。それでも上空は青空が広がって、暖かかった。
出会った人は、元山コースからの4人だけ。
6:00スタート、登り3時間15分、頂上休憩45分、下り2時間25分。12:25ゴール

下山後、中山峠を越えてルスツ温泉へ向かったが、定休日だった。結局、真狩温泉に入って、帰宅した。
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