〈礼文岳から利尻山を望む〉
礼文岳は17年前に登ったきり。今回の利尻山と礼文岳で、『改訂北海道百名山』(山と渓谷社)は、全て2回以上登ることになる。せっかくの機会なのでに再訪することにした。
礼文島へのフェリーが9:25なので、その前にポン山・姫沼探勝路を歩くことにした。
◎ポン山・姫沼探勝路
登山口は、利尻山と同じなので、宿の車で送ってもらった。リュックは宿に預けて、袋一つの空身で歩いた。登山口は、利尻山への登山者で昨日より賑わっていた。
5:00にスタート。ポン山までは40分で到着。ちなみにポンはアイヌ語で「小さい」の意味。鴛泊市街地の後ろにコブのように聳える400mちょっとの山だ。
姫沼までは1時間30分ほど掛かったが、前半は谷を6本も越えるアップダウンの激しいタフなコースだった。
姫沼は人工のせき止め湖で、ヒメマスを放流したことが名前の由来。数年前に妻と一緒に観光で訪れて以来2度目だ。湖面に逆さまに映す姿が美しい。
そこから車道を1時間歩いて宿に到着。結局3時間15分のハイキングだった。

鴛泊港から利尻山と右下のポン山を望む

ポン山から利尻山を望む

ポン山から礼文島を眺める

姫沼に姿を映す利尻山

姫沼展望台から鴛泊港と市街地とペシ岬(右)を眺める
◎礼文岳
フェリーから下りてバスに乗り、内路の登山口をスタート。同じバスから降りた4人グループて相前後して登る。
帰りのバスまで5時間以上もあるので、4km の緩やかなコースをのんびり登る。
前回は8月だったこともあり、花の島なのに花のない山のイメージだったが、頂上の下でレブンシオガマが咲いていた。その上にもカラフトイチヤクソウをみつけた。さらに、頂上にはハマナスが迎えてくれた。
登りでも10人ほどとすれ違ったが、頂上に着いたら20人もいた。だいたい昨日利尻山に登った本州の人が多かった。
登り2時間、下り1時間30分。
下山してバスの時刻まで1時間半以上もあったが、途中で一緒になった三重県からのグループが、迎えの宿の車に頼んで乗せてくれた。宿に着いたら、昨年泊まった宿だった。ちょっと大きな顔で好意に甘えることができた。
お陰で温泉に入り、夕食も食べる時間ができた。

400ポコから頂上を見上げる

頂上の下に咲いていたレブンシオガマ

20名ほどで賑わう頂

山頂に咲いていたハマナス。

山頂から北のスコトン岬方面を眺める。その右奥にサハリンが見えた。

水平線に沈む夕陽

さらば!利尻・礼文。
ともに、これで4回目だ。5回目はあるだろうか?あるとすれば礼文の花々をまた見たくなったときだろう。
★詳しい山行記録は、帰宅後にホームページで。
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)