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〈下山後、睡蓮沼から眺めた小岳~高田大岳〉
八甲田山最高峰の大岳の南に連なる山で、高田大岳は、八甲田連峰の中でもっとも端正な円錐形の山である。
登山道は酸ヶ湯から仙人岱経由するコースと谷地温泉からのコースがある。今回は、その登山道を酸ヶ湯から両山を越えて、谷地温泉まで縦走し、バスで酸ヶ湯へ戻った。
今回は下ったが、谷地温泉からの登りは、八甲田山連峰の中で、もっとも急なコースらしい。
八甲田山の登山道は、いつでもぬかるみが多い。谷地温泉からのコースは特に凄いとの情報だったので、愛用のスパイク長靴のお出ましとなった。しかし、連日の好天と猛暑で、すっかり乾燥していて、ぬかるみは全くなかった。
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いつものように涼しいうちに登りたいので、4:45、酸ヶ湯登山口をスタート。仙人岱までは大岳への登山道と同じである。
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5:55、仙人岱に到着。太陽が小岳の上から顔を出していた。仙人岱の少し先から小岳へのコースへと進む。笹刈りがされていた。
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小岳への登りから、昨秋に縦走した大岳~井戸岳~赤倉岳などの連なりを眺める
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6:20小岳到着。その向こうに高田大岳の山頂部が見える。頂上標識はなかった。
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小岳とのコル付近から、正面に聳える高田大岳を見上げる。
最低コルの標高が1280mなので、200m下って270m登り返すことになる。高田大岳への急斜面の直登が厳しそう。
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最低コル付近には湿原が広がっていた。チングルマの花はすでに終わり、綿毛になっていた。
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ワタスゲも白い綿帽子をゆらしていた。
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厳しい急登から後ろを振り返る。手前が越えてきた小岳とその後ろが大岳。
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山頂付近に咲くハクサンシャクナゲ
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一番高い所が頂上だと思ったら、少し下った先の小さな祠が祀られたピークが地図上の頂上だった。
三角点がある場合にはこのようなことはあるが、到着した頂上でいくら探しても見当たらなかった。推測するに、この祠が昔から設置されていて、地元ではこのピークを頂上としていて、そのことが国土地理院の地図にも反映された?
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8:35、2時間50分で頂上到着。ここにも頂上標識はなかった。しかし、真新しいコース案内標識が設置されていた。
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南八甲田連峰の山並みを望む。中央が踏破済みの最高峰櫛ヶ岳。
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休んでいたら、谷地温泉から登ってきた人がいた。
その右下には谷地温泉が見え、左奥には踏破済みの十和利山と戸来岳も見える。
戻りのバスは、11:30なので、まだ、かなり時間的余裕がある。谷地温泉に入る用意と着替えは持参してきたが、それでも、すぐに下山するには早すぎる。結局、谷地温泉から登って、大岳から昨秋にこちらが縦走したコースを歩くという男性と15分ほど話したり、大展望を眺めたりして、珍しく1時間ものんびりした。
8:35、下山開始。彼も話していた通り標高差450mの1100m付近までの直線的な急な下りは厳しかった。
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9:50、1時間15分で、開湯400年の日本三大秘湯の谷地温泉に到着。
温泉の主人の話では、谷地温泉からのコースは、今年になって数年ぶりに笹刈りがされたらしい。昨年までは笹が被さっていて道が分からないほど凄かったようだ。良いタイミングだった。
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11:00まで、ほかの入浴客に習い、のんびりと湯治モードで過ごした。手前の浴槽が38℃で、いくらでも入っていることができた。衝立の奥の浴槽は42℃。(画像は他サイトから借用)
11:30のバスで酸ヶ湯に戻った。
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昼食に食べた酸ヶ湯そばの葉わさびとろろそば
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生姜味噌おでん
酸ヶ湯温泉の建物の涼しい日陰のベンチで、ブログの更新作業。
〈⭕黒石市重要伝統的建造物群保存地区「中町こみせ通り」〉
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今夜は移動しないで、涼しい酸ヶ湯公共駐車場で連泊するので、時間が十分ある。
そこで、時間潰しに、黒石市まで下ってみた。たまたま、江戸時代から形を変えないで残っている町並があることかわかったので、見に行ってきた。江戸時代に作られた木製のアーケード街に造り酒屋、蔵などの民家が並んでいた。
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黒石市のB級グルメ・黒石焼きそば(つゆ焼きそば)~とても美味しかった。
もともと城下町として栄えた町で、ここ以外にも、古い味のある建物が多い。ゆっくり見て歩きたい町でもある。
再び、酸ヶ湯公共駐車場へもどった。
明日は、3連休を利用した妻が12時着のフェリーで青森にやって来る。そこで合流して、3日間観光モードに付き合って、17日の夕方のフェリーで一緒に帰る予定。