狂気だ。
野党や報道は「大臣の失言」の方を大きく扱い、肝腎のTPPの内容が露呈しないままの強行採決に協力した。
これが実態だ。
大切なものがわかっていない。
劇場型、というのも違う。
黒塗りで隠すばかりか、「国会という学級内の出来事」で「大臣君の言い方が悪かった」という騒ぎ方で粉飾できると考えているのだ。
4日、TPP(環太平洋経済連携協定)の衆院TPP特別委員会での、強行採決。
悲惨だ。
総理大臣はしないと公然と言ったことをやるのだ。そんなことをやってしまえることが自分の強さだと思っているらしい。
「強行採決」の可能性に触れた自らの発言を「冗談」と述べた山本農相の辞任を求める民進、共産両党は、採決に加わらなかったが、結局、協力したようなものだ。締めくくり質疑が終わると、所属議員が委員会室になだれ込み、塩谷立委員長(自民党)を取り囲んで採決の取りやめを求めたと言うが、もはやアリバイ造りでしかない。今日できなかったことが8日の衆院通過を阻止したいときにできるのか。
大臣が辞任するかどうか、不信任決議できるかどうかより、TPPが成立してしまうことの方が問題だ。違うのか。
TPPは進めるくせに、地球温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」の承認案の採決は、「遺憾の意を表して中止する」(佐藤勉・衆院議院運営委員長)として開かれず、承認は先送りされた。いいかげんすぎる。
写真は関係ないだろうが、先月の高江。
野党や報道は「大臣の失言」の方を大きく扱い、肝腎のTPPの内容が露呈しないままの強行採決に協力した。
これが実態だ。
大切なものがわかっていない。
劇場型、というのも違う。
黒塗りで隠すばかりか、「国会という学級内の出来事」で「大臣君の言い方が悪かった」という騒ぎ方で粉飾できると考えているのだ。
4日、TPP(環太平洋経済連携協定)の衆院TPP特別委員会での、強行採決。
悲惨だ。
総理大臣はしないと公然と言ったことをやるのだ。そんなことをやってしまえることが自分の強さだと思っているらしい。
「強行採決」の可能性に触れた自らの発言を「冗談」と述べた山本農相の辞任を求める民進、共産両党は、採決に加わらなかったが、結局、協力したようなものだ。締めくくり質疑が終わると、所属議員が委員会室になだれ込み、塩谷立委員長(自民党)を取り囲んで採決の取りやめを求めたと言うが、もはやアリバイ造りでしかない。今日できなかったことが8日の衆院通過を阻止したいときにできるのか。
大臣が辞任するかどうか、不信任決議できるかどうかより、TPPが成立してしまうことの方が問題だ。違うのか。
TPPは進めるくせに、地球温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」の承認案の採決は、「遺憾の意を表して中止する」(佐藤勉・衆院議院運営委員長)として開かれず、承認は先送りされた。いいかげんすぎる。
写真は関係ないだろうが、先月の高江。