チェンマイという町じたいの穏やかな佇まいの中に居ると、なんだか日本に帰るというリアリティをなくしてしまいそうだ。
ここにフィリピンメンバーを連れて来て一緒にいるのも、やはり面白い。
やることがいっぱいでほとんど宿と稽古場の往復のみである。
夕食はさすがにいろいろなところに寄った。食べ物は何を食べてもおいしいのだが、ものによってはやはり辛い。タイの人たちは平気なのだが、やはり一番辛い小さな唐辛子は避けて食べている。いろいろ学ぶ。
いろいろな課題を試す日々。三年越しの企画がどう結実するか。
それから逸脱した試行もあれこれ。一番印象的だったのは、タイと日本メンバーによる「ホラー」等を課題に三十分だけ段取りを決めるのに使ったインプロ。おそろしく息が合っていて呆れる。俳優のレベルが高いと即興というスタイルの意味がまるっきり変わってくる。写真の場面はラストシーンの決め技の直前だが、「互いに見なくても通じる」の連鎖で、見事だった。
こうして一週間を過ごすと、日本の都会にいると忘れがちな、闇に対する親しみが戻ってくる。
ここにフィリピンメンバーを連れて来て一緒にいるのも、やはり面白い。
やることがいっぱいでほとんど宿と稽古場の往復のみである。
夕食はさすがにいろいろなところに寄った。食べ物は何を食べてもおいしいのだが、ものによってはやはり辛い。タイの人たちは平気なのだが、やはり一番辛い小さな唐辛子は避けて食べている。いろいろ学ぶ。
いろいろな課題を試す日々。三年越しの企画がどう結実するか。
それから逸脱した試行もあれこれ。一番印象的だったのは、タイと日本メンバーによる「ホラー」等を課題に三十分だけ段取りを決めるのに使ったインプロ。おそろしく息が合っていて呆れる。俳優のレベルが高いと即興というスタイルの意味がまるっきり変わってくる。写真の場面はラストシーンの決め技の直前だが、「互いに見なくても通じる」の連鎖で、見事だった。
こうして一週間を過ごすと、日本の都会にいると忘れがちな、闇に対する親しみが戻ってくる。