Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

韓国現代戯曲ドラマリーディング エクストラエディション 俳優オーディションのお知らせ

2017-08-17 | Weblog
日韓演劇交流センターでは、
2018年3月23日(金)~26日(月) シアタートラムでの、

『ぼんくらと凡愚』 作/金相烈
『クミの5月』 作:パク・ヒョソン

二作品のリーディング出演者を広く募集します。

■オーディション日時 10月6日(金)11時~18時
■締め切り9 月 20 日(水)18 時必着

拡散依頼が来ましたので公開します。

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韓国現代戯曲ドラマリーディング エクストラエディション 俳優オーディションのお知らせ

募集要項
日韓演劇交流センターでは、これまで隔年で『韓国現代戯曲ドラマリーディング』を実施しております。2017 年 1 月で 8 回目を終えることができました。実施のない年には、韓国で日本の劇作家を紹介する『日本現代戯曲ドラ マリーディング』の招聘を受け、日韓の演劇交流を深めることを進めてきました。 さて、今年度は実施のない年になりますが、これまで蓄積した韓国の現代戯曲をさらに紹介しようという企画を 実施することとなりました。これまで『韓国現代戯曲集』で翻訳してきた中で、まだ日本で上演されていない作品 をドラマリーディングの上演により紹介しようという企画です。このドラマリーディングの出演者を広く募集したい と思います。
出演ご希望の方は下記の要項を熟読のうえ、すべてを応募用紙(書式自由)A4サイズ 1 枚にまとめ、メールに てお申し込みください。なお、メールがどうしても難しい場合は、郵送も可とします。 また、戯曲についてはすでに出版されています。オーディションに向けて、必読ではありませんが、ご希望の方 には有料で販売しております。1 冊 1000 円(税込)で、送料を無料とさせていただきます。 なお、今回の募集に関してのお問い合わせにつきましてはお電話では対応しかねます。メールかFAXにてお願 いいたします。
それでは、たくさんの皆様からのご応募をお待ちしております。

■上演作品
韓国現代戯曲集VII 『ぼんくらと凡愚』 作/金相烈 翻訳/津川泉 演出/シライケイタ 韓国現代戯曲集VIII 『クミの 5 月』 作:パク・ヒョソン 翻訳:津川泉 演出/鈴木アツト

■お申し込み・お問い合わせ先
メール akira@tee.co.jp 必ず件名に『2018日韓リーディング』としてください。
郵送 〒177-0051 東京都練馬区関町北4-35-17 東京演劇アンサンブル内 日韓演劇交流センター行 FAX(問い合わせのみ) 03-3920-4433 日韓演劇交流センター 宛

■応募用紙記載事項 (A4、1枚のみ) 写真、プロフィール(年齢、身長は必須)、希望作品、志望理由をお書きのうえ、書式自由。 必ず連絡の取れるメールか電話番号かを明記してください。
※応募者多数の場合、書類選考もあります。

■オーディション日時 10月6日(金)11時~18時

■締め切り
9 月 20 日(水)18 時必着

■結果のお知らせ
書類選考結果 9月27日頃 オーディション結果 10月10日頃 ※郵送のみの方には通知が遅れます。

■オーディション参加条件
韓国演劇に興味のある方で、20 歳以上で 1 年以上の俳優経験者、心身ともに健康の方 出演料は 1 ステージ 25,000 円程度(稽古手当・交通費込み)
稽古期間は 2 月頃から 10 日程度
12 月に韓国からゲストを招いてのワークショップを実施予定。それに参加できること。 公演中は他の作品も必ず観劇し、期間中行事に必ず参加すること
1 月中旬の顔合わせに参加すること チケットノルマはありませんが、積極的にチケットを売っていただくこと ※日程などは予定ですので、変更の可能性もあることをご理解ください。

■オーディション参加費 無料

■作品について

『ぼんくらと凡愚』 作/金相烈 1980年
登場人物 男7人、女5人
1960 年代から 1970 年代まで若者の間で「半人前」「でくの坊」「うすのろ」「腑抜け」などの単語が流行したが、如 才なく、世相の変化に適応できず、融通のきかない人を卑下する代名詞として使われた。また、狡猾だったり、 機会主義者、偽善者が純粋な人をばかにする時にも使われた。この作品は 1970 年代に MBC ドラマ「捜査班長」 を書いた先輩作家ユン・デソンの後を引き継いでシナリオを書いてた作家が、70 年代もっとも劇的だった事件を 劇化し、『お前の言葉というだけで』という題名で 1980 年劇団現代劇場によって公演した。2002 年に追悼公演と して同作品を『でくの坊とうすのろ』という題名に変え、チャン・スンセ演出が演出した。 刑務所で一緒だった二人が刑務所を出た後共謀し、銀行でお金を下して出てきた人を連続して殺し、現金を奪 い、行方をくらますが、人相着衣によってモンタージュが作られ、前科者リストから身元が発覚し、捜査と追跡が 始まる。凶悪犯とはいえ、犯人の家族に対する愛情、子どもの誕生、友情などが描かれ、追跡とともに時代と人 間の姿が浮かび上がってくる。
金相烈(キム・サンヨル) 1941年~1998年 ソウル出身。中央大学演劇映画学科卒。劇団現代劇場の演出家としてミュージカル『エビータ』『ピーターパン』 『サウンド・オブ・ミュージック』『ジーザス・クライスト・スパースター』などを演出。1983 年に劇団マダンセシルに移
籍し、劇作家としても活動を始める。その後、1988 年に神市劇団(現在の神市ミュージカルカンパニー)を旗揚げ し、マダン劇の演出も手がける。第24回ソウル オリンピック開・閉会式構成台本および演出(1988)。金相烈演劇 賞が彼の死後に設けられた。

『クミの5月』 作:パク・ヒョソン 1988年
登場人物 男1、女5
1980 年に起きた光州事件を描いた初の戯曲であり、1980 年代の民族劇(マダン劇)運動の記念碑的作品でもあ る。女子高生クミの視線で描かれる光州事件。軍の弾圧に抵抗し最後まで県庁に立てこもって殺された兄。事 件後、政府は遺族たちを要注意人物として弾圧する。貧しいが平凡で平和な家庭だったクミの家族は、兄の死 後、真実解明と民主化運動に参加するようになる。 ある日、警察に連行された母親を思い、光州事件を回想するクミ。 写実的な描写とマダン劇的なデフォルメや集団演技が取り入れられた 80 年代民族劇の様式で書かれている。 朴暁善(パク・ヒョソン)(1954~1998)
1954 年忠清南道大田出身。全南大学国文科卒業。78 年、「行動する作家」黄晳暎らと「民衆文化運動」に参加。 労働者や貧しい市民のための「野火夜学」教師をしながら「咸平(ハムピョン)さつまいも」作・演出。79 年、大学 演劇部後輩達と劇会「広大」を創立。80 年、黄晳暎『韓氏年代記』稽古中の 5 月、光州抗争勃発。劇団員と市民 軍の広報活動に従事。最終決戦の日の早暁、道庁脱出、20 ヶ月間の逃亡生活の末に検挙。釈放後、83 年劇団 「トバギ(生粋・土地っ子)」創立。88 年「クミの 5 月」、92 年「彼らは潜水艦に乗った」、93 年「牡丹花」、97 年「青 い糸赤い糸」など一連の 5 月劇を発表、「永遠の 5 月広大」、「5 月光州の伝導師」の愛称を得る。94 年、創作戯 曲集『クミの 5 月』出版。97 年第二回光州ビエンナーレ開幕祭・閉幕祭総演出。98 年 9 月 10 日午後 3 時、肝臓 癌で死亡(満 44 歳)。「野火夜学」に関わった光州抗争の犠牲者と共に「野火七烈士」の一人として追悼されてい る。

■上演日程(予定)
2018年3月23日(金)~26日(月) 各2回公演
入場料 1,500 円(シンポジウム含) シンポジウムのみ 500 円
通し券 3,000 円(センター事務局のみ)

■上演会場 シアタートラム

連絡先
日韓演劇交流センター
〒177-0051 東京都練馬区関町北4-35-17 東京演劇アンサンブル内 TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433 URL http://www.tckj.org/ akira@tee.co.jp
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