Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

中村敦夫、猪熊恒和出演の朗読劇 「補陀落渡海記」(原作:井上靖)を 伊豆で上演します

2023-09-29 | Weblog

日本ペンクラブが10月15日に伊豆で開催するイベント「《ふるさとと文学2023》~異郷としての日本~」、井上靖原作の朗読劇「補陀落渡海記」で、台本・演出を担当します。

出演は、中村敦夫さんと、燐光群の猪熊恒和。(撮影・姫田蘭)

会場は伊豆ですが、いらっしゃれる方は、ぜひ。

 

第一部は、吉岡忍さん脚本の、映像ライブステージ。

第二部が、私たち。

第三部は、楊逸(ヤン・イー)さん、グレゴリー・ケズナジャットさん、デビット・ゾペティさんら出演のシンポジウム「異郷としての日本」。 

ペンクラブ会長の桐野夏生さんも、いらっしゃるみたい。

 

日本ペンクラブでの、初仕事である。

 

 

 

日時:2023年10月15日(日)13:00~17:00
場所:アクシスかつらぎ(静岡県伊豆の国市古奈255)

http://japanpen.or.jp/furusato2023/

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シュプレッヒ・コール 『武器のない世界へ』は 「ビキニ事件」後の世界を 描いている

2023-09-29 | Weblog

かなりずっと、資料の山に埋もれているのだが、去年いただいた資料に、

「シュプレッヒ・コール 『武器のない世界へ』」上演台本がある。

「記録芸術の会」作となっているが、その中に、内田栄一さんの名前がある。

1960年、8月9日、東京都体育館、第六回原水禁世界大会宣言決議発表大会第二部で上演された。

演出は、千田是也さんである。

出演は、「新劇人会議」から、150名。

「記録芸術の会」は安倍公房氏関係のところでもあり、当時、弟子筋だった内田栄一さんが混ざっているわけだ。

この上演台本は、「現代芸術」創刊号に掲載されている。

まさに、60年安保の年、だ。

 

内田栄一さんが亡くなられて、来年で三十年になる。

内田栄一さんは、私の父と同じ歳である。私が上京してすぐ、十九歳で出会ったのだ。

この素敵な不良オヤジの劇団には、後に『竜二』で成功するが夭折してしまった金子正次と、現在燐光群所属の川中健次郎が、いた。

まさか、第五福竜丸のことを調べていて、内田さんに結びつくとは、思わなかった。

「シュプレッヒ・コール 『武器のない世界へ』」は、もちろん、第五福竜丸の被爆、「ビキニ事件」後の世界を、描いている。

 

なんだか、宿命なのだな、と思う。

 

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