Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

こんな危うい世界を生きているのか マイクロソフトのシステム障害

2024-07-19 | Weblog
マイクロソフト「ウィンドウズ」のシステム障害。

私たちはこんな危うい世界を生きているのか。

マイナンバーも保険証電子化も無理。
人が死にます。

反対して当たり前と思ってきたが、確信になった。

デジタルは信用できない。



写真は『藤原さんのドライブ』。
大西孝洋。
撮影・姫田蘭。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画『アイアム・ア・コメディアン』 は、村本大輔と日向史有監督の出会いと共有の結果である

2024-07-19 | Weblog
ユーロスペース等で公開されたばかりの『アイアム・ア・コメディアン』は、ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏に3年間密着した、ドキュメンタリー映画である。
一日に何本もの映画を時間を変えて上映することの多いミニシアターで、一日に続けて五、六回上映されているので、一定数のお客様が駆けつけてくれているということであろう。めでたい。

作品を観る前の人に事前に内容をあまり説明しない方がいいと思うので、なるべく具体的なことを語るのは控えるが、かつて『村本大輔はなぜテレビから消えたのか?』(2021)という番組を作った日向史有監督の作品だけに、テレビに居場所を失った芸人である村本大輔が劇場やライブに活路を見出し、アメリカに渡って世界的なスタンダップコメディアンとなるべく試行する姿を、彼と共にいて、フォローしてゆくものである。村本氏が、原発、韓国、沖縄、等の問題、テレビでは取り上げにくい対象について語るのはもちろんであるが、渡米を決めたとたんにパンデミックとなり、渡米資金を稼ぐつもりだったライブ上演がほとんど全てキャンセルされてしまう苦悩など、彼が語る「反体制」の内容よりも、むしろ自然体に存在する「村本大輔本人」の姿を追いかけていく。
そう、あれだけ身体を傾斜させ、早口でシャウトするスタンダップコメディアン村本大輔が、日向監督の前では、ただただ、自然体なのだ。

冒頭のタイトルで、「I AM MEDIA」という言葉が最初に出て、文字が増えて「MEDIA」が「COMEDIAN」に変わって「I AM A COMEDIAN」と表示される。
表現とは何か。メディアとは何か。なるほど、こちらも身につまされることだらけである。

日向監督は『東京クルド』というドキュメンタリー映画(2021)で、在日シリア人の難民の生活を追った。中心的に描かれる若者がとても素敵で、本当に誰もが彼を応援したくなったと思う。その若者の日向監督への信頼が、画面に写っているのだ。

日向監督はウクライナのキーウと西部で取材した『銃は取るべきか 徴兵に揺れるウクライナの若者たち』(2016)というドキュメンタリーも撮っている。実際に戦場となってゆく国で、「兵士」という職務を強制される若者たちの現実の重さが胸に迫る。そして、徴兵を忌避して隣国ポーランドの大学に行く一人の若者の姿を、決してジャッジすることなく、伴走して描いている姿勢が、日向監督独自のものである。

『アイアム・ア・コメディアン』では、家族との関係が語られるが、個人的には、自分でもまさかと思うのだが、なんだか村本氏より父親側の立場で見てしまい、我ながら自分のことを「歳だなあ」、と思ってしまった。これはとても意外だった。

とにかく、不安定な部分を抱える被写体と伴走して、被写体が感じていることをそのまま写しとる日向監督のスタンスは、貴重である。
『アイアム・ア・コメディアン』の村本氏は、「日向監督と関わること」という出会いと共有の結果として、この姿を見せている。

観た人それぞれに感想があるだろう。ともあれ、一人の人間の「スタートライン」を描く、瑞々しさに満ちている。
村本氏に対して、苦手意識を持っている方にこそ、観ていただきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「104番」の電話番号案内がなくなる。

2024-07-19 | Weblog
NTT東日本・西日本が、「104番」でつながる「電話番号案内サービス」を終了する方針を固めたという。共同通信の報道というか一応スクープらしい。

電話帳「タウンページ」も廃止が決定されているが、そんなぶ厚いモノを持ち歩く人もいないし、自分で電話帳を引かずに「104番」で電話を調べてもらえるという、ありがたく素晴らしいサービスだった。
若い人は知らない人も多いらしいが、携帯電話のない時代、留守番電話というものや、いろいろなアナログ的なやり方で人々は連絡を取り合っていた。いざというとき、「104番」には助けられた。

もちろん私もおそらく十年以上「104番」を利用していない。
スマホやネットで電話番号は調べられるからだ。
利用者が減少し、直近はピーク時の60分の1以下に落ち込んでいたという。

時代の変化である。
そもそもLINEで繋がって話している人たちどうしなどは、互いの電話番号も知らないだろう。

それでも、「あ、こんなときに「104」があればなあ!」と思うことが今後あるような気がしないでも、ない。

備忘録として。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台本を持ちながらの演劇

2024-07-19 | Weblog
燐光群『地の塩、海の根』は、急遽集められてリーディングをしている人たちという設定があるので、台本を持ちながらの場面が多々あるのだが、
稽古場を描く演劇の稽古初期の場面では、当然ながら俳優たちが台本を持ちながら演じているという作品が、ナショナルシアターライブで上映中の『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』。劇中劇と稽古場を往還したりとか、いろいろと共通点が多い。
『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』の感想はいずれまた。

森尾舞
撮影・姫田蘭
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムルギーのカレー

2024-07-19 | Weblog
本当に何年ぶりかで、ムルギーのカレーをいただいた。

確かに、信頼できる、おいしさ。

何年ぶりかだけど、そんなに通っていたわけでもなくて、渋谷なんて滅多に来ないし、ひょっとしたら、入るのは、二回目、かもしれない。

ということは、何年ぶりかじゃなくて、何十年ぶりかという可能性もある。

自分の記憶力に信頼を持てないお年頃。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする