
3月から自衛隊ミサイル部隊等が配備された奄美大島で、軍事展開が進んでいる。
東北地方の部隊なども参加する訓練が公開されたばかりだ。
来月、8月26日から9月23日までは、日米合同訓練が行われる。
佐藤まさひさ外務副大臣は4月27日の奄美大島に来ての講演で、「ステルス性の高い潜水艦で中国を狙う」と公言しているという。選挙広報を兼ねて、奄美大島での更なる軍拡化を推奨しまくっていた、と、奄美大島の方からの報告がある。
軍拡化が国民の不安を煽り選挙にも利用される倒錯した現実である。
岩屋毅防衛相もまた、先月22日、海上自衛隊呉基地(広島県呉市)を訪れ、同基地所属の最新鋭潜水艦「しょうりゅう」に乗艦し、潜望鏡など艦内を見て回った。長時間潜航が可能な上、高いステルス性能がある。岩屋氏はその後、海自輸送艦「しもきた」へ移動。北朝鮮による短距離弾道ミサイル発射などに触れた上で「わが国を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。責任感を持って着実に任務を遂行してほしい」と隊員に訓示したという。
この潜水艦「しょうりゅう」は、全長84メートル、乗員65人で搭載する武器などを含めた建造費は約560億円とされる。
考えてみれば、560億円。これが厚生・教育・文化方面に使われるときには、一事業単位で動く動く額ではない。
軍事優先の国。
この国の人たちの多くは、生活する人間のための政治が行われていないことを、おかしいと思わないまま、選挙に臨むのだろうか。
写真は、奄美大島駐屯地ゲート。5月8日。
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