岐阜・東濃でじっさいに瑞浪超深地層研究所問題でたたかっている兼松秀代さんが来てくださる。先月に我々が見学に行った時も同行していただいた。中山マリ演ずるキャラクターは兼松さんがモデルなのである。終演後にいろいろとお話をうかがう。現実と劇の世界が交錯する、この方法論ならではの不思議で豊かな再会の時間。……自転車を飛ばして下北沢ザ・スズナリ開場30年記念公演『うお傳説』。転位・21の旗揚げ公演であり、ある意味で「俳優に書かせてもらった戯曲」であるから、それを時を経て別な俳優がやるのがなかなか難しいのは当然だ。それにしても戯曲は島尾敏雄からの引用が露骨すぎるとあらためて思う。関美能留演出の方法は予想通りでもあり、もう一歩踏み込んでもいいのではと欲張りな感想もあるものの、大健闘である。二人芝居『蝶のような私の郷愁』で夫婦役で共演した占部房子さんが狂気の妻を演じているのを見て、なんだかあの劇の続きを見ているような不思議な気分。アフタートークに出るが、私はその三十年前の上演時に転位・21の門戸を叩いたので、この三十年の歳月を思い複雑。
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