吉祥寺のサリバンズ アイリッシュパブ(Sullivan's Irish Pub)が、今月30日で、閉店という。
別な町に移転して構えは大きくなるというが、詳細はまだ発表できないそうだ。
とにかく、あの吉祥寺のSullivan'sは、今月で閉店ということである。
私もお盆明けには現在の状態から脱出して、ギネスとバジルモヒートを飲みに行きたい。
『利き水』は、このお店のマスターとの会話がきっかけで創られた短編戯曲。舞台になっているお店も、そして猪熊恒和演じるマスターも、こちらがモデルである。
マスター(写真)は福島のいわき出身。
『利き水』は、2011年、東日本大震災の直後に、フランス・パリ郊外マルヌでの「水のフェスティバル」からの依頼で書き下ろした短編。その後もあちらでは繰り返し上演されていて、その意味ではかつてロンポワン劇場がフランス版『屋根裏』を製作した際、フランスの劇作家協会に半強制的に(?)入れられた意味はあったのかな。
戯曲は『三田文学』に掲載されている。
日本版は燐光群により現代詩の舞台化作品『宇宙みそ汁』と同時上演で、全国ツアーをした。
『宇宙みそ汁』初演のさい、渡辺洋、薦田愛、清中愛子、三人の詩人の皆さんによるシンポジウムをした。
渡辺洋さんがお亡くなりになったのは、つくづく残念である。