Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

商品券が新たな通貨になるのですか

2020-03-25 | Weblog
麻生太郎財務相は、商品券を新たな通貨としたいのであろう。
コロナ禍で落ち込んだ日本経済を持ち直させるために、一般庶民に商品券を配るのだそうから。
おそらくこれからは、税金も光熱費も年金も保険料も学費も給食費も、ぜんぶ商品券で支払うことができる時代がくるのだろう。
「商品券に即効性がある」というのは、そういう意味でなければ、おかしいだろう。
いちいち商品券に変えるという、なんでそんな手間を掛けるのかわからない手続きがなぜ必要なのか、わからないが。

皮肉はやめて真面目に言うが、現金の一律給付に勝る策はないはず。
しかし麻生財務相は、庶民がなけなしの貯金を持っていることが、許せないらしい。銀行から貯金を出して、流通させないといけないのだそうだ。「現金給付は貯蓄に回る可能性が高い」って、どういうことか。
まずは暮らしに現金が必要だということがわかっていない。こんなリスク社会に、なけなしの金を切り詰めて貯金しないと不安な庶民の生活をなんだと思っているのか。

商品券については、「外食や観光に使途を限定した期限付きの商品券やクーポン券」という言い方も出ている。不要不急の外出を控えるよう呼びかけている現状で、「外食や旅行に行く費用なら出してやる」というのでは、まったく転倒している。。



以下、朝日新聞より

麻生太郎財務相(発言録)
 (新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策で、現金給付や商品券配布などの選択肢が検討されていることについて)一律(給付)でやった場合、現金でやった場合は、それが貯金に回らず投資に回る保証は? 例えば、まあ色々な形で何か買ったら(一定割合や金額を)引きますとか、商品券とかいうものは貯金には(お金が)あまりいかないんだよね。意味、分かります?リーマン(・ショック)の時と違うんだよ。リーマンの時、マーケットにキャッシュがなくなったんだから。今回はどこにそういう状態があるの? みんな銀行にお金が余っているじゃん。だから、お金があるんですよ。要はそのお金が動かない、回らないのが問題なんだから。(24日、記者会見で)
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補償や代替案を提示せず「中止」を押しつけることを、「自粛」のお願いというらしい

2020-03-24 | Weblog
昨日3月23日、小池百合子東京都知事が「新型コロナウイルス感染症に対する対応方針について」として、記者会見した。

小池知事は、まず、帰国者への強力な社会的隔離策をとるとした。確かにそれは全世界がやっていることではある。だが、簡単に言ってもらっては困る。出入国が必要な人達はいるのだ。細かな対応を可能とする整備の用意はしているのか。

都市封鎖を「ロックダウン」と言うらしいが、そんな言葉で既成事実みたいに言われても困る。
4月12日(日曜日)までの3週間、「換気の悪い密閉空間」、「多くの人の密集する場所」、「近距離での会話」、この三つの条件が重なる場を避けるための行動をお願いしたい、という。
3週間という数字の根拠は色々あるのだろうが、三週間後にうまくいっていなかったら、また三週間の延期の繰り返し、ということなのか。
3週間イベント自粛の対象に花見も含まれるのかという記者の質問にも、のらくらとした答弁だ。エチケットがどうとかの意味がよくわからないが、座らなければいい、と言っているようだ。3月19日に小中学校などの休校が解除される方針が伝わったことで「解禁ムード」が広がったことも事実で、あまり制限してもという配慮が働いているのだろう。

ライブハウスやスポーツジムなど、一部施設は名指しされてしまった。これは民間のことを言っていることになるはずだ。
そして「イベントの自粛」について、「引き続きご協力いただきますよう強くお願いを申し上げます」という。
それは「命令」ではないのか?
都知事の指示に従って、各区が「イベントの中止」や「施設の閉鎖」を決めたら、その施設で何かをやろうとしていた民間の者たちにとっては、それは間違いなく「強制された中止」であって、「自粛」ではない。
そして、行政がした「命令」のために被害や負担を受ける者がいるなら、それはきちんと法律として細かな対応を整備してから、すべきではないのか。対応はそれぞれの自治体に任せて、国や都は万全な責任を取らないというつもりなのか。

民間は、きちんと「命令」されていない以上、自由はある。で、民間は続行する。公立施設はやらない。それだと、「ロックダウン」が必要な事態を避けたいといいながら、対応は「徹底していない」ことになる。
繰り返すが、民間は自己責任。公共施設は責任をとれないから閉じるということであれば、公共施設で開催する者だけが中止を余儀なくされることになる、この違いについて、どう認識しているのか。
きちんと法律を整備して、補償や代替案を提示した上で「中止」を命じるのでなければ、公共の側も「自粛に協力してもらっただけ」ということで、中止で負担を背負う者に対して、必ずしも納得のいくケアをする責任がないということになる。
そして、中止したり、少しでも規模を縮小したりして協力した「民間」に対しても、「自主的にやってくれたこと」と処理されてその負担を不問にされてしまっては、たまらない。

ともあれ、この事態が改善されることを祈る。

東京都医師会から、「四つのお願い」というのが出されている。
無理せずに休んでください。
感染を疑う患者は、まず、かかりつけ医に「電話で」相談してください。
喫煙者には、この機会にぜひ禁煙を。
四つ目、高齢者の感染に関しては「防ぐように皆さんで協力をよろしく」、という。これは、どうやれというのか?
この「四つのお願い」で理解できるのは、現実的には「無策」であるということだけだ。
そして、ようやくオリンピックの延期は仕方ないと思っているらしいが、いちど、きちんとオリンピックのことは忘れたらどうかと思う。




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手放しに喜ぶべきことかどうか。「あいちトリエンナーレ」への文化庁補助金減額交付。

2020-03-24 | Weblog
昨年、「表現の不自由展」の展示がいったん中止された愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金について、文化庁は全額不交付とした決定を見直し、減額して交付することを決めたという。
NHK NEWS WEBは、「慰安婦を象徴する少女像や天皇をコラージュした作品などに抗議が集まり、展示が一時中止されました」と説明する。
文化庁は、この補助金およそ7800万円について、愛知県側が会場の安全などを脅かすような重大な事実を認識しながら申告しなかったなど手続きに不備があったとして、去年9月、全額不交付にする決定をした。対する愛知県側は、補助金適正化法に基づき文化庁に不服を申し出た。結局、審査の中で愛知県側は、展示会場の安全性などに懸念がありながら事前に報告しなかったことは遺憾だったと認め、それにかかった経費などを減額して再申請し、文化庁は補助金を6600万円余りに減額して交付する決定をしたのだ、という。

文化庁は、23日夜の会見で、今回の見直しについては、「個別の展示内容や表現を評価したわけではない」と説明している。
だが「会場の安全などを脅かすような重大な事実」という文言を取り消してはいないのではないか。
「それにかかった経費」の内訳や、1200万円減額の根拠も現在のところ示されていない。
「経緯の公開を望む」と締めくくる識者コメントも出始めているが、今後はたして説明されるだろうか。

いったん採択した補助金を全額不交付とした文化庁の異例の判断が覆されたことを喜ぶ人達も多いだろう。
全額不交付ではなくなったが、結局、「表現の不自由展」という「やっかいごと」を抱えたぶん減額されたという事実はそのまま残るわけで、そこが重大であることを忘れてはならないと思う。
 
文化庁の説明通りだとすると、今後、こうしたイベントの主催者にとって、「表現の不自由展」のような「危険な物件」は、展示物に選ばないほうがよさそうだ、という「前例」になってしまったままだと思う。
批評性の高い表現に対して「会場の安全などを脅かす」などと決めつければ、「それ(安全確保)にかかった経費」という問題が付随してきて、というか、それを言い訳に、表現そのものの公開を忌避することもありうる、という前例を作ったに等しいかもしれないからだ。

経費がかかっても公開したいということに正当性があると認めるならば、減額はあり得ないからだ。
これが一種の「事後検閲」であることは変わらないのではないか。

減額交付によって「表現の自由」が守られた、と、手放しに考えることは出来ない。
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アフタートーク と 若い人達への大胆な割引料金 のお知らせ

2020-03-24 | Weblog
アフタートークのお知らせです。

日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 のアフタートーク、うち二回は、俳優陣も出演します。
アフタートークは、本公演の前売券をお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。

24日(火)19:00  VARATTHA TONGYOO(アン) SHOGO TANIKAWA(ショー)  荻野貴継 渡部彩萌 ニコン・セタン 坂手洋二
25日(水)19:00 SAIFAH TANTHANA(ファー)  JIRAWAT CHARNCHEAW(エフ)  武山尚史 樋尾麻衣子 ニコン・セタン 坂手洋二
26日(木)19:00  千徳美穂(翻訳者・日タイコーディネーター)  坂手洋二

そして、若い人達に見てもらいたくて、以下のような大胆な割引をしています。ぜひ若い皆さん、学生さんも、長い長い春休み、ぜひ、劇場に足をお運びください。



U-25/大学・専門学校生 1,500 円
高校生以下 500 円 
※U-25 以下の割引は前売・当日共通料金。当日受付にて要証明書提示。


写真は、左より、SAIFAH TANTHANA(ファー) 渡部彩萌 JIRAWAT CHARNCHEAW(エフ)  樋尾麻衣子 SHOGO TANIKAWA(ショー)
撮影・姫田蘭


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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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松田政男さんの訃報にうなだれる

2020-03-23 | Weblog
松田政男さんの訃報にうなだれる。
七十年代から文章は読ませてもらっている。
少年期の私が物を読むときの指針をくださったお一人である。

八十年代に特にじかにお世話になった。
1988年「トーキョー裁判」初演のときは稽古場に来てくれたこともある。

大島渚監督の「絞死刑」での演技も忘れられない。

松田さんは、リアルに「山村工作隊」におられた方でもある。

最近ご無沙汰だった。
沖縄におられたりもしたはずだが、すっかり疎遠になってしまっていた。


タイのメンバーと桜を探して歩く。
この季節は、時の移ろいを思い、亡くなった方のことを考える。
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戯曲を販売しています 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

2020-03-22 | Weblog
タイの劇作家ニコン・セタンの代表作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 、上演中です。

会場で上演戯曲、日本語・タイ語の対訳を販売中です。

定価八百円を五百円に割引しております。


タイの劇作家が「靖国」を、靖国神社に行かず死後の世界をさまよう日本兵の亡霊を通して描く作品です。

是非ご一読をお薦め致します。




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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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桜の季節

2020-03-22 | Weblog
どうやら世間は花見に突入したいが、社会情勢から自粛、それでも桜のあるところに来てみている、という情勢のようだ。

こんな年に限って例年より開花が早い。

皮肉なことだ。


私たちは劇場にいて、タイにいる日本兵の亡霊が「桜」に思いを馳せる場面を上演している。

演劇とは不思議なものである。


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靖国神社に行かない日本兵の亡霊を描く、日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

2020-03-22 | Weblog
日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 、上演中です。

この劇は、靖国神社に行かず死後の世界をさまよう日本兵の亡霊を描く作品でもあります。

タイの劇作家が「靖国」に対してどのような関心を持ったか、それを見ていただくことにも意義のある公演だと思っています。

写真は、荻野貴継、SHOGO TANIKAWA(ショー)。
撮影・姫田蘭。


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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 開幕

2020-03-21 | Weblog
日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 開幕。

プレビューを終え、本日が正式初日である。

ともあれ、幕は開いた。観客の反応によって、芝居はようやく始まる。

死後の世界をさまよう霊たちを見てしまう青年・ワンチャイが、現代のタイの側の主人公。
作者ニコン・セタンの創出したワンチャイは、かつてのアメリカのテレビシリーズ『ゴースト 〜天国からのささやき(GHOST WHISPERER)』のヒロイン・メリンダと重なる部分が多い。
いろいろと、霊の世界を一般に受け取りやすくする工夫がされている。

靖国神社に行くか行かないか悶々と悩む日本兵の亡霊とは違う、もう一つの物語が、生き生きと語られている。

写真は、
JIRAWAT CHARNCHEAW(エフ)、樋尾麻衣子。
撮影・姫田蘭。


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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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客席数を減らした場合の補填について

2020-03-20 | Weblog
総理大臣からの自粛要請によって始まった、現在の公演中止ラッシュ。

その損失に対して、上演団体、個人の、補填を求める動き。


こちらは、もちろん、感染防止のため出来ることはした上で、それでも開催すると決めた。

感染対策のため客席数を減らしたわけだが、この場合の補填についても、対象とされるべきであると思う。
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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 本日プレビュー初日

2020-03-20 | Weblog
日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 本日プレビュー初日。

死後に祀られるはずの靖国神社に戻らず、さまよう日本兵の霊たちと、現在のタイの若者たちが出会う。
作者ニコン・セタンの代表作を、本人の演出でお届けします。(私も共同演出ですが)


写真は、タイからの二俳優。
JIRAWAT CHARNCHEAW(エフ)
SHOGO TANIKAWA(ショー)
撮影・姫田蘭。


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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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「わたしにとって大事な、日本国憲法の条文」

2020-03-18 | Weblog
「わたしにとって大事な、日本国憲法の条文」。
私も書いています。

前文、第1条、第12条について、言及させてもらっています。

https://maga9.jp/200318-1/?fbclid=IwAR2pYX4T8zJEUC5rS0R6w3BI3Hm8xr2nqBDUIoqRvV-rNq24Greuj48aW3Q

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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』 上演に寄せて

2020-03-18 | Weblog
死後に祀られるはずの靖国神社に戻らず、さまよう日本兵の霊たちを描いた、通称『YASUKUNI』と呼ばれるタイの劇作家の作品があると聞いたとき、思い出したのは、シンガポールのクォ・パオクン作『霊戯(The Spirits Play)』である。
『霊戯』は、シンガポールの日本兵墓地に漂い続ける霊たちのやりとりを描いたもので、パオクンさんと四半世紀前にシンガポールで出会い交流を続けていた私は、この戯曲の日本初演の演出を申しこんだ。パオクンさんは快諾、その後、私のスタジオである〈梅ヶ丘BOX〉を訪問してくださり、相談もした。しかし、諸般の事情で実現しなかった。その後、他の方々により『霊戯』の日本上演はされている。パオクンさんは、アジア環太平洋の演劇人による合作〈ランドマイン・プロジェクト〉で共同作業をしている途中で、亡くなられてしまった。私の中で未練の残る出来事であった。
『YASUKUNI』の存在を聞き、また、なかなかその日本での上演が実現しないことから、ああ、これは、私が上演に向けて動くべきなのではないかと思った。
『YASUKUNI』の作者ニコン・セタンとは、〈アジア共同プロジェクト〉でワークショップを重ね、タイ・フィリピンの演劇人との合作『リタイアメン』を共同演出した。
私は〈梅ヶ丘BOX〉、ニコンは〈8×8〉という、スタジオを運営し、そこでの上演を重ねてきた。二人とも、ブラックボックスでの演劇づくりのスタイルを持っている。この二人がタイと日本両国を跨いだ「究極のスタジオ演劇」を共同でつくることは、ある種の必然であるように思う。稽古場で、私たちは兄弟のようであり、ときに二人で一人のようでもある。
コロナ禍による国際的な危機状況の中で『安らかな眠りを、あなたに』という邦題を加え上演する、『YASUKUNI』。『霊戯』から四半世紀を経て、死者たちの
会話を中心に構成されるこの劇が、あらためてアジアの演劇人である私たちを、時を越えて繋いでいるように思えてならない。


以上、当日パンフレット掲載用の文章である。

撮影・姫田蘭。
写っているのは、VARATTHA TONGYOO(アン)。少女役の場面である。


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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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桜咲く

2020-03-17 | Weblog
例年、いつも通る場所に、今朝、今年初めて見かけた桜の開花。
記録的暖冬で早いとは聞いていたのだが。

コロナ禍のことで「桜を見る会問題」が忘れられている気がするので、それを思うと複雑であるのだが。

私は劇場にいる。







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マスク 入手

2020-03-17 | Weblog
マスク50枚×二箱、入手。
韓国製。
ルートは秘密である。といっても、別に「闇」ではない。

じっさい、巷では、売っていないのである。
この店であったけど、すぐ売り切れた、とかの情報は入るのだが。

芝居と直接は関係のない原稿が二つあって、今日も半徹夜である。

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日本☓タイ 共同制作 『安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI』

作|ニコン・セタン 翻訳|千徳美穂 演出|ニコン・セタン 坂手洋二
3月20日(金・祝)~29日(日) 劇場MOMO
日本語字幕付き。

http://rinkogun.com/Yasurakananemuriwo_Anatani.html

上演時の「感染症への対応についてのお知らせ」
https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/b77ce09b131eb8320d96958681d39496?fbclid=IwAR0biNA-HputIXAiXCdhcoz8AzWJn18y9-sKg2ytccr7V2KtFsVfq5mdGXI
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