コロナで自粛になり、少しずつですが、色んな曲を練習しています。
その中の1曲です。
「クリスタルムーン」
水野利彦先生 2009年6月作曲 委嘱 磯部美詠子 氏
解説
遠い異郷の新品の森。
そよぐ風が月光を浴びて黄金色になった木の葉や草を揺らしている。
空気も淡く輝いているようだ。森の奥深くに美しい湖が翡翠色の水を満たしている。
湖面に映える月影は水晶のように光っている。
思わず魂までが吸い込まれてしまいそうだ。
この幻想的な情景を箏の持つピュアな響きで表現してみたかった。
私は、2012年東京スタジオのオリジナルコンサートに、
(東京オペラシティリサイタルホール)
この曲を選びました。
ソロ曲です。
何故この時にこの曲を選んだか、普段アンサンブルをするメンバーがいなかったので、
「コンサートで1人で弾けるレパートリーを持っておきたい」ということと、
CD「水野利彦コレクション Ⅸ」で聴いて感動したこともあります。
本番は、暗譜が後半で飛んでしまったという大失態。
娘に話すと「お母さんでもそんなことあるの?」 あったんです。
記録のDVDはうまく編集して下さって、難なく収まっているようです。
あ~~
ステージを降りて袖に入った時に、
次の出番を待たれていた藤原銅山先生が、
「よく持ち直しましたね!」
温かな声をかけて下さった。
打ち上げで、水野先生が「よかった~」というようなことを、
おっしゃって下さったのです。
あまり、そのようなことは言われることはなかったので、
失敗を悔やむ感じはなかったです
その時に作った衣装です。
今はサイズオーバーで入らないはずです。
しばらくは、長崎で弾いていたのですが、そんなに演奏の場もなく、
すっかりしまい込んでいました。
自粛中に、取り出して練習を始めたのですが、
こんな難しい曲を良く弾いたもんだ~くらい、大変な曲になっていました。
少しずつ練習しました。
8月レッスンで水野先生にみて頂くつもりでしたが、コロナの影響でキャンセルになりました。
「やさしい箏教室」の発表会の、12月に目標を置いてみました。
今まで、子ども達や生徒さんを弾かせてあげることに、重点を置いていましたが、
自分でも演奏して、子ども達や、お母さん達に、聴いてほしいと思っています。
8年前のように、指は動かなく、まだ完全暗譜も出来ていませんが、
まずは先生に聴いて頂いて、以前とは違うものを感じてもらえるようにと
思っています。