昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

シュトーレンの季節です。

2014-12-06 17:29:06 | グルメ

早くも師走。時が経つのは矢よりも光よりも早い。
特に最近、髪が薄くなって頭のてかてか度が増してからは「光よりも早い、という実感が強い。
さて、師走はクリスマス。忘年会という楽しくもしんどいものもつきものであるが、それは後に置いておいてまずはクリスマス。そのクリスマスにつきものなのがドイツのお菓子「シュトーレン」。「クリスマスにつきもの」と書いたが、馴染みのない方も多数おられよう。フランスのクリスマス・ケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」、七面鳥にシャンパンならしっくりくるのだが・・・という向きには、ぜひこのシュトーレンをクリスマス・イベントのどこかに置いていただきたい。
シュトーレンは、ドイツ語圏のクリスマス・シーズンのお菓子でだいたいアドベントの第一週(クリスマス前四週の日曜日)あたりから食べ始める。そのコッペパンのような形状は幼子イエスを、白くかかった粉砂糖は雪と純潔を表すという。
シュトーレンにも大量生産物から手作りのものまであってピン・キリだ。我が家は去年から代沢十字路の『ムッティス・クーヘン』のものをいただいている。 ここの女将さんはドイツに留学してお菓子のマイスターの資格を取得したという本格派。もちろん作るお菓子も本格的である。
そして、このシュトーレンも他のどの店でも味わえない、端正な出来である。
お近くの方は是非、お試しになってみることをお勧めする。
午後は紅茶とシュトーレンで、久しぶりに家族そろって憩いの時を過ごした。

ほのぼのと過ごす家にも寒さかな   素閑