ちょっと今日、かーたんが落ち込んだことがあった。
教会に関わることである。
少し、キリスト教、教会とご縁のない方に、ご説明しておくと、キリスト教の「教会」へ行けば、心の平安が得られるだろうというのは甚だしい誤解である。教会へ行けば、そこは当然人の集団なので、様々な軋轢や憎悪や対立が渦巻いている。大半の教会はドロドロした人間環境の中にある。このことに関しては、カルトがオカブたちの教会を乗っ取りに来た時の経緯をご紹介した際に触れた。
だから、オカブはキリスト教に興味のある人、あるいはキリスト教に救いを求める人に、無条件に教会に来ることを勧めない。
さらに、教会は地上の組織なので、それを維持・運営していくために、様々な膨大で雑多で子細な仕事が信徒に割り振られる。割り振るとそれを仕切る人が出てくるのは当然である。かーたんの落ち込みは、その仕事の割り振りと、仕切り屋に対する怒りと失望からくるものだ。
しかし、かーたんのストレスはすごい。この人のストレスはお腹に物を入れることで解消されることは去年書いた。
今回は肉が食べたいという。
しかし、まともな肉を食うには財布が乏しい。
そこで三茶の『いきなりステーキ』にする。
この店はかの有名な(悪名?)ホットペッパー系列なのは知っている。
だが、まぁいい。三茶で肉が食える店と言ったらここくらいしかない。
ここは、かーたんが主役だが、さりとてまずはビール。
かーたんはヒレステーキ200g、オカブはワイルドステーキ450gでいく。
かーたんを慰めながら、ビールをぐいぐい、ステーキをムシャムシャ。
どちらが慰めているのか、慰められているのか分からない。
この辺は教会の事情にも少し似たところがある。教会の専従職である牧師は、本来、信徒を癒すためになったはずなのだが、その実、自らを癒すために牧師になった牧師のなんと多いことよ。
一通り喰い終わって、週末のごった返しの三茶の街へ出た。
明日はイースターである。
わが町の雲間に陽の差す受難節 素閑