今日、榛名山の麓に住む学友、陶樵山人から筍が届いた。一昨日、メールで「送るから」と案内が来ていた品。
彼は山深いこの里で、半農で畑を耕し、そして風雅な工房をもって陶芸にいそしむ生活を送っている。都会の世知辛い世で生きているこちらとしては、まったく優雅な暮らしぶりで羨ましい限りである。彼とは大学の山岳サークルで知り合った。以来、数十年に亘る付き合いである。陶樵山人のwebサイトは下の通りであるから、山村の暮らし、陶芸、そしてセルフビルドの家にご興味のある方は覗いてみるといいだろう。
彼が、自前で家を建てたときには棟上げを手伝いにサークルのOB一同で榛名まで行った。実態は、棟上げの手伝いとは名ばかりで、OBが久しぶりに集まって、陶樵山人の敷地で獲れた山菜を肴に酒盛りをするという、竜頭蛇尾な結果となった。
彼の家の敷地には竹林があって夥しい筍が獲れる。それを今回おすそ分けにあずかったという次第。早速、今、かーたんが米糠で茹でている。
もう山にも久しく登っていない。陶樵山人ともここ数年会っていない。急にノスタルジーの感興に浸っているような今現在である。
若き日は遠くに去り、老残の身を晒すのみである。
竹の子を山家の友より貰いけり 素閑
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