我が家の庭に紫陽花が咲いている。
もう鬱陶しい梅雨の季節が来たのかと思うと、憂鬱になるやらちょっと感慨深いやら。
シーボルトは日本での愛人のことを「マクロフィラ」と呼んだ。紫陽花のことである。なにか物悲しい。
ところでこの季節になるとあらわれる一つの風物詩がいわゆる「クール・ビズ」。
オカブはこの習慣を苦々しく思っている。
特に永田町の政治家どもがこの格好をしていると腹立たしくなってくる。
どうせ一日、涼しいところにいて移動も車なんだろ?なんでそんな恰好するんだよ?ちゃんとネクタイしろよ。と言いたい。
どうしても涼しい恰好をして節電なら何やらを訴えたいなら、ジャケットなんかを着ずにもっとカジュアルな格好いいウェアで決めればいい。
とにかく、今のスーツの上下にドレスシャツでネクタイだけしない姿は見苦しくてしようがない。
日本の夏は熱帯よりも暑いのだから、夏用のビジネスウェアが開発されていいと思う。
ハワイではアロハシャツが正装で、結婚式やパーティーでもちゃんとした礼装として受け入れてもらえるそうである。
立派な知恵だと思う。ちなみにアロハシャツは、明治時代の日本からのハワイ移民が、和服の古生地を使って作り出したものがオリジナルというから少し誇らしい気分になる。
バーミューダでは、バーミューダ・ショートパンツに上はブレザー&タイ、膝下までの靴下に革靴が銀行員などのお堅いビジネスマンの正装なのだそうだ。
ちょっと暑そうだがこれもユニークでよい。
とにかく、アロハシャツでもかりゆしでもいいから日本独自の快適で見栄えのいいフォーマルなシーンでも着られるサマーウェアを開発してほしい。
とにかく見た目が暑苦しくて見苦しい、ネクタイだけ外した背広姿は願い下げである。
紫陽花や今日は友の百回忌 素閑
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