昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

蕎麦の花@太子堂『くら嶋』

2017-09-04 05:54:50 | 俳句

今日は、病人の看病で教会は休んだが、同じ敷地に立っているマンションの理事会に出なければならない。
かーたんが帰ってきたので、看病はバトンタッチ。
5時前に家を出る。
マンションの理事会は7時からだ。
その前に腹拵え。
今日はご馳走を食おうと、太子堂の蕎麦酒膳『くら嶋』に入る。
この店は名前の通り、飲み屋と蕎麦屋を兼ね備えているという、ある人種には至って便利な、ある人種にとっては珍妙な態をなしている。
オカブは前者の方。
客層のメインは酒を目当てに集まる地元の旦那衆。若い人がちょっと食事にというつもりで、という感じで入っていたが、やや浮いていた。
入るとカウンターに案内された。
まずは酒。新潟の銘酒(銘柄は忘れた)。950円也。
酒を頼むと、突き出しが出てきた。大変結構。
さらに肴に蕎麦の若菜のお浸しに、鮪ユッケなるものを頼む。
どちらも大変美味しい。
ところで、この店のホール係3人はみな女の子。みんな美形。これも大変良い。
酒が進む。足らなくなって途中からビールに切り替えた。600円也。
呑むものも食べるものも堪能して、締めの蕎麦。蒸篭二枚。一枚730円。
オカブはいつも蕎麦を肴に酒を呑むことにしている。そこで新潟の銘酒、越の景虎。だからオカブにとって蕎麦は厳密に言えば締めではない。
蕎麦は色が黒く強ばっている田舎蕎麦風。これはこれで食べられた。美味い。しかし、これも一つの蕎麦の芸風と言えるが、オカブの好みとしては今一つかな?
まあ美味かったので良しとしよう。
カウンターの奥にカレンダーが掛かっていた。カレンダーに俳句が載っていた。

 

きりぎりす鳴くや千種の花ざかり   普羅

 

詠み人は前田普羅。さすが佳句である。オカブなど足元にも及ばない。
今は秋だが新蕎麦にはまだ早い。「蕎麦の花」を季題に苦吟する。蕎麦の花は一度、戸隠に行ってみたことがある。そこで下の不調法。
ゆっくりしていたら理事会開始の時間ぎりぎり。
払いを済ませて店を出た。

蕎麦の花白きの奥の高嶺かな   素閑

 


俳句・短歌ランキング

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿