今日は、1区を出てフンデルトヴァッサーハウスから・・・なんというモニュメントでもないのだが、大時代な建物ばかり見ていると、こういう近代的、アヴァンギャルドな対象に惹かれるのも自然な心理かもしれない。
このフンデルトヴァッサー・ハウスはいまや大阪のごみ焼却場で名高い、フンデルトヴァッサーが直線、平面を廃し、できるだけ自然に近い曲面で構成した集合住宅である。住宅であるから人が今でも住んでいる。だから、なかには入れない。中には入れないが、外には夥しい数の観光客がひしめいている。中の住民はさぞや迷惑であろう。
建物の前の舗道も曲面でうねっている。
うねる。
フンデルトヴァッサーハウス。いみじくも「まことちゃんハウス」を思い出してしまった。
まあ、奇抜といえば奇抜で、見て退屈するものではないが、そんなに取り立てて騒ぐものでもないのではないか?
しかし、建物の周りには土産物やありの、カフェありので、一大観光名所となっている。
かく言うオカブもカフェで一休みしてアイスクリームを・・・
ヴァッサーハウスからの帰路の街並み。
リンクに面した建物。
裏道の街角。
シュタット・パークで。ちょうど、ヨハン・シュトラウスⅡ世のモニュメントが改修中で、像だけがなぜか表彰台の上に飾られていた。オカブが行ったときは、シュトラウスは二位だった。
リンクに面した建物。
ラオベンホーフ。美しさで知られたシュテファン裏の中庭である。しかし、いまやまったく昔の美しい面影はない。古きよきウィーンは着々と廃れつつある。
昼食はイエズス会教会前の「シュタット・バイスル」で。ブドヴァル製、本場物のバドワイザーで乾いた喉を潤す。ウィーンはビールが安くて美味い。
ロースとビーフの前菜。これだけでもうお腹が一杯なのだが無理して詰め込んだ。もちろん美味かった。
メインのグラーシュ。ちょっと本格的な味。これも無理して詰め込んで、美味かった。牛肉をパプリカのソースで煮たウィーンの名物料理。
「シュタット・バイスル」。イエズス会教会の外観を眺めながら食事をするのもまた乙なもの。
ウィーンの裏通り。
ウィーンの裏通り。
通りに面した建物。
晩はゲッサー・ビア・クリニックで、ビールを堪能することに。
ヴァイツェン・ビール。
これはデュンケル。黒ビール。
ビールは美味いのだが連日、昼夜とビールの飲みすぎで腹がパンパンになってきた。ここは2杯で収めて、ホテルへ帰ることにしよう。
古都歩き中庭に迷い夏独り 素閑
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