昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

鍋焼き饂飩。

2014-12-09 16:27:14 | 日記・エッセイ・コラム

底冷えがする寒い一日。
夕飯には身体が温まるものが食べたい。
そこで今晩の夕飯は鍋焼き饂飩にすることにした。
北風が吹きまくる中をサミットまで買い出し。ほうれん草、蒲鉾、海老天などをお買い上げ。
卵とほうれん草を茹でて、割り下を作って、あとは土鍋で温めるだけ。かーたんと熱々の所をふーふー言いながら食べた。
エルさんは今日も遅い。多分帰りは12時近くになるだろう。

鍋焼きや娘は今日も夜業かな   素閑 

 


『すし好』で忘年会。

2014-12-07 15:37:00 | グルメ

年の瀬が迫ってきた。
いろいろやることはあるのだが、まずは飲み食いの方に目が行ってしまう。そういうわけでかーたんとオカブ商会の忘年会。今年は下北沢の『築地すし好』で。寒月冴えるすっかり闇となった午後の6時にご入店。
熱いおしぼりを使いほっと一息。オカブはまずはビール。かーたんはお茶。
最初にヒラメと金目を握ってもらう。
今日の板さんはこの前来た時にも握ってもらった、北の富士が若くていなせな時はこんな感じだったろうなあというMさん。ほかに客がいないところでひとしきり江戸前寿司の話題に華が咲く。
かーたんはマグロづくしのセット。かーたんはマグロが好きだ。何故かは分からないが、鮨屋に来るとマグロといくらと雲丹はかならず頼む。よほど好きなのだろう。その代り貝はあたるからと言って絶対食べない。オカブは白身が好きだ。だから鮨屋ではシマアジと金目とヒラメには目がない。
オカブは次に烏賊と真鯛とコハダ。冬の鮨にコハダは欠かせない。
ここで熱燗の二合徳利を取って、フグ皮のポン酢でちょっと中休み。板さんとの話が弾む。板さんは北海道は函館の出身で、北海の魚のネタには特別思い入れがあるという。北海道とフグはちぐはぐだが、熱々の辛口の日本酒で美味しくいただく。
それから、オカブは冬の旬、貝でいくことにして、青柳、つぶ貝、平貝を握ってもらう。う~む、美味美味。
かーたんは『花づくし』のセット。待望のイクラと雲丹が入っている。
こちらは、お腹が一杯なので、白子のポン酢で熱燗をもう一本いただく。うーん、天国天国。
函館出身の板さんから蟹を薦められたので握ってもらい、金目とと北寄貝もついでに。これで北の国の生まれの板さんともご縁が結ばれた。
忘年会のかーたんとの話題は商売のことというよりも、今、教員一年目で奮闘努力しているエルさんのこと。今日も授業の準備で出勤している。子供が苦労して頑張っているのに、親が美食して遊んでいるのもなんだが、早くエルさんが一人前の教師になれることを願うのみだ。
よく呑みよく食った。
満足満足。

そんなことあった気もする忘年会   素閑



 


 

 


シュトーレンの季節です。

2014-12-06 17:29:06 | グルメ

早くも師走。時が経つのは矢よりも光よりも早い。
特に最近、髪が薄くなって頭のてかてか度が増してからは「光よりも早い、という実感が強い。
さて、師走はクリスマス。忘年会という楽しくもしんどいものもつきものであるが、それは後に置いておいてまずはクリスマス。そのクリスマスにつきものなのがドイツのお菓子「シュトーレン」。「クリスマスにつきもの」と書いたが、馴染みのない方も多数おられよう。フランスのクリスマス・ケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」、七面鳥にシャンパンならしっくりくるのだが・・・という向きには、ぜひこのシュトーレンをクリスマス・イベントのどこかに置いていただきたい。
シュトーレンは、ドイツ語圏のクリスマス・シーズンのお菓子でだいたいアドベントの第一週(クリスマス前四週の日曜日)あたりから食べ始める。そのコッペパンのような形状は幼子イエスを、白くかかった粉砂糖は雪と純潔を表すという。
シュトーレンにも大量生産物から手作りのものまであってピン・キリだ。我が家は去年から代沢十字路の『ムッティス・クーヘン』のものをいただいている。 ここの女将さんはドイツに留学してお菓子のマイスターの資格を取得したという本格派。もちろん作るお菓子も本格的である。
そして、このシュトーレンも他のどの店でも味わえない、端正な出来である。
お近くの方は是非、お試しになってみることをお勧めする。
午後は紅茶とシュトーレンで、久しぶりに家族そろって憩いの時を過ごした。

ほのぼのと過ごす家にも寒さかな   素閑