菊芋は北アメリカ原産の自然食品です
学名は、ヘリアンツス・ツベロスス(Heliantus tuberosus)といいます。ヘリアンツスはギリシア語に由来する「太陽の花」、ツベロススは「塊茎状の」という意味です。キク科の植物です。秋に美しい花を咲かせ、霜が降りるころまでに、イモが大きくなります。春に芽が出てから、収穫までの約半年間は、菊芋の成長期なのでイモは手に入りません。菊芋は、太陽さえあれば乾燥していても平気です。とても、強靭な植物です。年間の最低気温が17℃以下になるところならば、世界中どこでも繁殖します。アーティチョークに似ているので、エルサレム・アーティチョークとも呼ばれますが、アーティチョークの仲間ではありません。アメリカインディアンが栽培し、食べていた植物です。トピナンブ族が食べていたので、菊芋をヨーロッパでは、トピナンバーと呼びます。9.17世紀初頭に、ヨーロッパへ伝えられました。菊芋は、今でもフランス料理に使われています。エドカー・ケイシーという人が20世紀初頭に「菊芋は天然のインスリンだ」といい。世界ではじめて、菊芋に血糖値を下げる性質があることを指摘しました。
-- 菊芋イヌリンとは何? --
イヌリンはノンカロリーの糖質です。イヌリンは、果糖が約30個ほどつながった多糖類の一種です。イヌリンは、分解しても、果糖にしかなりません。
果糖は、血糖値をほとんどあげません。
菊芋は、低カロリー食品です
菊芋 35 kcal(100g)
サツマイモ 132 kcal(100g)
ごぼう 65kcal(100g)
たまねぎ 37kcal(100g)
乾燥粉末中の糖質費としてイヌリンは、菊芋に含まれているイヌラーゼという酵素によって分解されて、フルクトオリゴ糖になります。イヌリンは、腸内ではビフィズス菌などの善玉菌の餌です。
そんな菊芋が今年もたくさんとれました。
でも、食べ方がよく分かりません。
天然のインスリン菊芋の驚くべき効能―糖尿病・合併症がどんどん改善する 知られざるダイエット効果に注目! | |
高橋 玄朴 | |
いしずえ |