一本の葦

あんなこと・こんなこと・・・

叔母が帰ってくる

2021-05-11 19:55:00 | 介護・介助
    母の日にもらったお花とカード♡


先月施設に入所した叔母のことです。
介助無しは、歩くのが危ない、と言ってありましたが、夜中目覚め、ひとりぼっちの部屋の中で、みんなどこへ行っちゃったの?ここはどこ?トイレはどこ?と歩き、廊下へ出て誰かを探し、転倒!

こんなことが2回。だれも知らないうちに転倒したであろうあざ、コブ、が2回。
食堂で、向きを変えようと自分で動こうとして椅子ごと転倒が一回。
1ヶ月と少しで5回も転倒はいくらなんでも、多すぎですよね。

多分、寂しさのせいで、寝られないのです。食欲も落ちる。心拍も普段から徐脈ですが、40を切る時も出てきました。

このままでいくと、いつ突然死するかわかりません。夜に巡回したら亡くなっていたということもあり得ます。万が一の時は、こちらの先生に死亡診断書を書いていただくことになります。とまで、言われてしまいました。

叔母にとっても、私にとってもいいことだと思って、近所にできた新築の特養を選んだのですが、叔母の健康を取り戻すべく、家に帰ってきてもらうことを決断しました。

デーサービスのお泊りなら、何人か一緒に寝るし、介護士さんの目も行き届きます。
家では私が寝られなくなりますが、デーのお泊まりを増やせば、なんとか頑張れます。

叔母の「寂し病」は、治ってくれることと信じて、叔母の幸せの為と、私の心配を減らせると、決断しました。

幸い、以前のケアーマネージャーさんもすぐ対応を開始してくれ、訪問診療の先生も快く再度お世話になることを承諾してくださり、2回目のコロナワクチンも、訪問診療時にしてくださるとのこと。

順調に、叔母の帰宅準備が整いつつあります。あとはデーサービスの再度の契約を来週月曜日にすれば、叔母の帰宅引っ越しです。

全て、コロナのせいです。
コロナさえ流行していなければ、私が慣れるまで毎日訪問し、食事介助もできるし、叔母に触れて、安心感を持ってもらうことも可能でした。

ガラス越しの面会では、目を見て会話することしか出来ないし、とても切ない思いで帰って来ます。その面会も1週間に一回、運良くて2回しか持てません。

ワクチンを家族が打っても、施設内には入れない。コロナが収束され、全てが解除されないと、出入りできないのだそうです。

どんな方達がお仲間なのか、どんな介護士さんたちが見てくださっているのか、何も見えないのに、マイナスの報告(便秘が続いています。夜中に転倒しました。食べません。寝ません。)しかないので、安心することができませんでした。

このコロナは、施設にいるお年寄りには、酷なものだと思います。
家族と触れ合えない。
不安になる。ひとりぼっちだと思い込む。
体調を崩す。そして、認知症は進む。

コロナは、全ての人に、マイナスしか与えません。


一日も早く、私たちがコロナ禍から、解放されますように!!






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