一本の葦

あんなこと・こんなこと・・・

虐待としか思えない 

2016-01-28 23:14:50 | 介護・介助


昨日、病院へおばあちゃんの昼食介助に行って分かったのですが、

いつも食事や前掛けと一緒に大きな注射器のようなものが置かれていて、

何なのだろうと思っていましたが、普段はそれ、カテーテルチップシリンジ

というらしいですが、それで食事(ミキサー食のドロドロ)を口に流し込まれている

らしいのです。



     カテーテルシリンジ


私が食事介助に行ったときは、時間はかかりますが、スプーンで食べてくれます。

だんだん口を開かなくなり、おかしいなと思ったのですが、

私が来たときはスプーンで食べましょうね、施設に帰っても

スプーンで食べるのだから、口を開けて食べ物を入れてね。

と耳元でいうと、口を開けてくれるようになったのです。

しかし、昨日看護師さんの口から、

口を開いてくれないので、普段はいつも注射器で食べてもらっているんですけど、

結構食べてくれますよ。と聞かされ、唖然としました。いつも?

時間がないのかもしれませんが、私には虐待としか思えません。

もうすぐ、来週には退院かもしれませんし、できれば注射器での食介

ではなく、スプーンでお願いしたいのですが、といいましたが、

いい顔をしませんでした。


先程、カテーテルチップシリンジでの食事介助について調べたら、

施設でも使っているところがあるようで、お年寄りが辛そうで、

介助の方も辛い、無理やりこれで食べないと死んでしまうと思いこむ、

との相談がありました。


答えは、こんなでした。

利用者がその食事を無理なく食べれることに視点を置くべきでしょう。
嫌がる時点で介助方法に問題があるのか、それとも本人がもう食べたくないのかを考えることが大事です。
食べたくないのなら本人の意思を尊重することが第一です。
嫌、食べれなかったら生命の危機では?だから食べさせることが必要と考えるかも知れません。ですが食べれないことで生命の維持ができない場合は、もう医療への転換(胃瘻等)やターミナルケアを考える時期にあり家族や他専門職との話し合いを持つことが必要です。
胃瘻を望まない家族の場合、尊厳を保つことを優先し無理やりの食事介助はせずに食べれる時に食べれる分だけの提供をする介護の方向性を確認し同意を得ることが必要です。


うちのおばあちゃんは、スプーンで食べられるのに、注射器?

毎日食事介助にいけない私は、辛いです。

おばあちゃん本人が最も辛いのではないかと思います。

そのうち、人手不足の病院や施設は、お年寄りに対しこんな食事介助を

するところが多くなりそうで、怖くなりました。



おばあちゃん、頑張って早く退院してほしいです!!




 

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「プラド美術館展」

2016-01-26 22:55:00 | Weblog


東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催されている、

開館5周年記念「プラド美術館展 -スペイン宮廷 美への情熱」を

観に行って来ました。






1月31日まで開催。 予定が詰まっていて、今日しか行けない・・・と、

滑り込みセーフでした。

午前中なのに、結構大勢の方々が来られていました。



10年ほど前にスペインに旅行した際、マドリードでプラド美術館へ行きましたが、

広すぎて、一日では周りきれない広さでした。

大きな絵も沢山ありましたが、今回の美術展では「小さな作品」を選んで

いるようでした。


会場の展示は、「中世後期と初期ルネサンスにおける宗教と日常生活」
       「マニエリスムの世紀:イタリアとスペイン」
       「バロック:初期と最盛期」
       「17世紀の主題:現実の生活と詩情」
       「18世紀ヨーロッパの宮廷の雅」
       「ゴヤ」
       「19世紀:親密なまなざし、私的な領域」

の7つで構成されていました。



私の好きだった絵、印象に残った絵は、以下ですが、会場は写真が撮れない

ので、私が撮ったものではありません




へラルト・ダーフィット 「聖母子と天使たち」

聖母もまだあどけなさを持ち、柔和で柔らかい表情が素敵です。




ルイス・デ・モラーレス 「聖母子」

母子の肌の白さ透明感と、聖母の慈愛に満ちた表情、ベールの薄絹の表現に

ため息が出ます。






ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 「十字架を担うキリスト」

キリストの目は、赤く充血し流れてきた涙は、じっと見ているとほろりと

落ちるのではないか、と思えるほどでした。





ドメニキーノ? 「聖ペテロの涙」

そんなに大きな絵ではありませんが、ペテロの懺悔の涙があふれていました。




バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 「ロザリオの聖母」

これは、比較的大きな絵でした。前にベンチのある部屋でしたので、

腰かけて堪能しました。


他にも 、ヤン・ブリューゲルの「地上の楽園」や「豊穣」など

素晴らしい作品をたくさん目にすることが出来ました。


今月31日までです!






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中目黒で「まほろばを見つめて」観劇

2016-01-22 22:22:22 | 芝居


中目黒、キンケロシアターにて、アトリエッジ公演 

 作:草部文子・演出:市川博樹 「まほろばを見つめて」を

観劇してきました。




昨年6~7月にかけての新宿のシアターモリエールでの公演「流れる雲よ」で

ご一緒した方たちが何人も出演していらっしゃいました。

私の息子役をした湯川尚樹さんはじめ、市川博樹さん、田中寅雄さん、森雅紀さん、

など、皆さんの芝居を楽しく拝見しました。客席にも懐かしい顔が…。


   
終演後、出演者の田中寅雄さん、森雅紀さんと。左端は私の事務所代表・沙和です。


皆さまご存じ、小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星イトカワ(芝居ではイトシマ)

に着陸し、その表面を詳しく探索し、サンプルを採集。

はやぶさ本体は大気圏で焼失するも、カプセルが地球上に戻り、

世界で初めて大気圏外の惑星サンプルを届けたという、

実際にあった感動的な話を芝居にしたものです。


ストーリー

宇宙基地を飛び立った小惑星探査船はやぶさは、ロボットのみやびと共に、

火星と木星の間に有る小惑星イトシマに向かって旅を続けていた。

はやぶさは地球にいるプロジェクト・リーダーの科学者・河口武留の

指示を受けながら、やがてイトシマに到達、着陸に成功した。

岩だらけの何もない星に降り立った探査用ロボットのみやびだったが、

離陸直前、運命は思わぬ方向に舵を切り始めてゆくのだった…。



美しい照明、美しい音楽(唄:ミネハハ)、探査機はやぶさとロボットを

役者が演技で魅せてくれ、人間と機械(ロボット)の交信が最後には・・・。

感動的な芝居になっておりました。



あす23日(土)15:00・19:00、

  24日(日)12:00、16:00  と、まだ4回あります。


是非、ご覧になってみてはいかがでしょう!




 

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増上寺宝物展示室 に行く

2016-01-20 23:00:00 | Weblog


昨年4月に開館した、増上寺宝物展示室の「生誕200年記念  狩野一信の

五百羅漢図展」に行ってきました。

昨年11月に、森美術館にて 「村上 隆の五百羅漢図展」を見ていたので

行きたかったのです。




羅漢は釈迦の弟子として悟りを開き、人々を救済する存在でした。

狩野一信は2幅に10人づつ、五百人もの羅漢を描こうとしました。

96幅描いたところで、残念ながら亡くなってしまいましたが、

残りの4幅を妻・妙案と弟子・一純かずよしが補作して、100幅を完成させ

増上寺に奉納されたのだそうです。

関東大震災や戦災の時にどこへ保管されていたのか分からないそうですが、

無事に、今私たちが目に出来ることは、素晴らしいですね。


一度に20幅づつ、展示変えをしながら100幅を公開。







貧しい人々や、子供、お年寄りに至るまで全ての人に、わかりやすく

遠近法や陰影法などを使って(使うことに挑戦し)描かれています。

羅漢たちの瞑想・修行や神通力で人や動物を救済する様子など。

人々は、釈迦の教えを、100幅の絵によって学べたのでしょう。

200年前の(当時の)現代美術家、「狩野一信の五百羅漢図」。

昨年観た、現代美術家の村上隆の「五百羅漢図」。

どちらも素晴らしい、見応えのあるものでした。


森美術館 「村上隆の五百羅漢図」は、3月6日まで。


増上寺宝物展示室の「生誕200年記念  狩野一信の五百羅漢図展」

は3月16日まで、です。








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抜 糸

2016-01-13 10:41:30 | 介護・介助


   
   庭の四季咲きのバラ、うらら が力強く咲いています。




   

昨日は、おばあちゃんの病院へ様子を見にも行きました。

微熱の所為で頭を冷やしていましたが、いつもよりは目を開けて話しかけに頷いていました。

喉が渇いていたようで、傍に置いてあった吸い口のお茶も全部飲み干しました。

看護師さんの話では、午前中に手術後の抜糸をしたそうです。

そういえば、手術から1週間が経ったのですね。

手術後の経過はいいようで、順調に回復しているようです。

食事をよく摂って、よく寝て、早く回復して施設に帰りましょうね、と言うと

おばあちゃんは、私の目を見ながら頷いていました。

頑張ろうとしています。


そういえば、木曜日にバリデーションで通っている老健(老人保健施設)でも

100歳のKさんが、大腿骨骨折で入院手術し、3か月の入院から先週帰ってこられました。

痩せていらっしゃいました。きちんと椅子に座り、耳がほとんど聞こえないのですが、

アイコンタクトとタッチングに頷きで答えてくださいます。素晴らしいですね。


おばあちゃんの病院では、体位交換から、食事介助、その他の介助介護、細かい体調チェック、と

きめ細やかな看護をしていただいています。

看護師さんも介助の方も充分な人数が配置されているようですし、

いい病院にお世話になったと喜んでいます。


後は、ずっと出続けている微熱さえ下がってくれれば、と思います。






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映画「ブリッジ・オブ・スパイ」 鑑賞

2016-01-12 23:13:35 | Weblog


朝一番で映画館へ。

観たかった「ブリッジ・オブ・スパイ」スティーブン・スピルバーグ監督 

トム・ハンクス主演 ジョエル&イーサン・コーエン脚本の映画。

最高でした!素晴らしかった!!


     



あらすじ

1950~60年代の米ソ冷戦下で起こった実話を描いたサスペンスドラマ。

保険の分野で着実にキャリアを積み重ねてきた弁護士ジェームズ・ドノバンは、

ソ連のスパイとしてFBIに逮捕されたルドルフ・アベルの弁護を依頼される。

敵国の人間を弁護することに周囲から非難を浴びせられても、弁護士としての職務を

果たそうとするドノバンと、祖国への忠義を貫くアベル。

2人の間には、次第に互いに対する理解や尊敬の念が芽生えていく。

死刑が確実と思われたアベルは、ドノバンの弁護で懲役30年となり、裁判は終わるが、

それから5年後、ソ連を偵察飛行中だったアメリカ人パイロットの

フランシス・ゲイリー・パワーズが、ソ連に捕らえられる事態が発生。

両国はアベルとパワーズの交換を画策し、ドノバンはその交渉役という大役を任じられる。



歴史の中の実話ということが、真実味を増し、ピリピリとした緊張感を感じました。

東ドイツから壁をよじ登り西ドイツへ行こうとする家族たちが射殺されてしまうところを

列車の窓からドノバンが目撃するところでは、思わず声が漏れてしまう程、

のめり込んで見ていました。

トム・ハンクスは大好きな俳優ですが、今回ソ連のスパイ、ルドルフ・アベルを演じている

マーク・ライランスはトニー賞に3度も輝いている舞台俳優だというのも頷ける演技でした。


最後は字幕が流れる中、余韻に浸って最後まで客席に座ったまま。。。



 


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自然の中にWalking

2016-01-08 19:40:30 | Weblog


久しぶりに自然に触れたくなり、お昼前にちょっとwalking。

足はもちろん里山の方へ。

小鳥たちは撮ることは出来なかったのですが、気持ちのよい青空の下

リフレッシュすることが出来ました。






椿の花が陽に輝いていました。小鳥も沢山来ていましたが、用心深くカメラで

とらえるのは、あきらめました。







気持ちのいい青空の中成田からどこへ飛んでいくのでしょう。。。






静かな里山の1月でした






香りに誘われていくと、里山の農家の近くに蠟梅が満開に咲いていました。







きれいでした。。。 香りもいい、、、蠟梅の香り、嗅いだことありますか。。。






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おばあちゃん、頑張ってる!

2016-01-06 22:23:00 | 介護・介助

 



今夜は、いつもより寒いので、しょうが入り甘酒を飲んで身体を温めます。



昨日は、おばあちゃんの大腿骨骨折の手術日でした。

折角お守りを持って行き、拘縮した、点滴の所為で青紫になってしまった手に、

握ってもらっていたら、看護師さんにとられてしましました。

足の手術なのに、殺生な!

ま、仕方ないですね。

手術頑張ってね、みんな応援してるから。私は帰ってくるまでここで待ってるからね、

と言ったら、小さくうなづいてくれました。

気持ちは伝わったと思います。

14:00頃部屋から手術室へ向かった後、3時間弱、帰るまで待つしかありません。

骨に金属を入れボルトで固定するのです。結構大手術です。

おばあちゃんは頑張ってくれました。

辛そうな顔つきで帰ってきましたが、若い人でも手術は大変なのに、

よく頑張ったと、目を覚ました時 手を握って、頑張ったね、頑張ったね!!と声をかけました。

お医者さまの話では、手術は順調だったようです。

後は年齢もあるし、手術のせいでガックリ体力が落ちることもあるので、

油断はできませんとのことでした。

今日は、栄養点滴、点滴注射、輸血、とまだまだ辛そうな表情で、

痛み止めのせいか、よく寝ていました。

時々体位を変えていただいたり、たんの吸引や清拭(体を拭く)をしていただいたりしながらも、

私の声かけに薄眼を開けてみるものの、苦しい息遣いでしたが、

私が帰る頃はスヤスヤと穏やかな顔で眠りに入ったので、安心して退室してきました。


これからも、もう少し頑張ってね!!






 

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お守りを戴きに

2016-01-04 21:40:30 | 介護・介助



今日はTAPdanceレッスン始め!

今年も楽しみながら続けたいと思います。

帰りには、昨日から計画していた途中下車、船橋大神宮へ

明日の、おばあちゃんの手術用お守りを戴きに。
2日にお参りした近所の神社は、お守りもおみくじも、屋台も何もありませんでしたから。


     
     船橋大神宮



     
     ここからは少々行列です

今日はとても暖かな午後になりました。


神頼みもしたくなります。

手術は祈りながら待ってる以外、何もできませんものね。

おばあちゃんに、お守り渡して少しでも力になればと思ってです。


三が日が終わったとはいえ、まだまだ神社は混んでいましたが、

結構 落ち着いてお参りすることができました。



ついでに私もおみくじを。

「中吉」

 ひきしおの   引くは

みちくる  あしたあり

心しずかに  ときをまつべし


私はおみくじを持ち帰りましたが、神社の周りの木々は

雪が降り積もったように白くなっていました。



     

 

こころしづかに ときをまつべし…
神さま、あまり長く待たせないで下さいね 。。。 






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明けましておめでとうございます

2016-01-02 21:15:15 | Weblog


      






 

 あけましておめでとうございます。


1日は母と二人、静かなお正月を迎えました。

2日、今日は初詣に、子供たちも来たので、母のためにも混んだところはやめ、

ごく近所の 八社大神 という小さな神社にお参りしました。

ここは、鎮守の森にあるお社。15~16世紀頃にあったと伝えられる井野城

の跡にある神社で、もとは12柱の神様をまつっていたのが、

うち4柱を別の神社に移したことから、「八社大神」と呼ばれるようになった、

とのことです。

パワースポットらしい…。


皆、風邪気味で具合が悪いところを来てくれたので、早い夕食を済ませ

私の拵えた黒豆やら伊達巻やらをお土産に帰ってゆきました。

昨年は神社の方がいらしたのですが、今年はお参りの方3組くらいを

見かけただけでした。静かなお正月です。


来週からレッスンも始まり、おばあちゃんの手術、母のデーサービス通い、

老健での仕事はじめと、何かと忙しくなることでしょう。


俳優としても、良い作品に巡り合えますように。

より佳い年にしていきたいです。

皆様、今年もどうぞどうぞよろしくお願い致します。。。






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