遅ればせの投稿ですが、佐倉市にある国立歴史民俗博物館での
「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」展へ行ってきました。
シーボルトはオランダ商館付き医師として、オランダから日本の調査を依頼され
江戸時代に長崎に派遣されてきました。
医師であり植物学・動物学・地理学・博物学にも関心のあったシーボルトは
日本人に医学を教える傍ら、日本の動植物の膨大な資料を集めたり、
日本の家屋の模型や漆器類、風景絵画、人物画、衝立、仏像、香炉、等
多くのものを収集しました。
実際に江戸時代のそれらを見られるのは、貴重な事ですし、素晴らしいコレクション
の数々でした。
当時国外に持ち出してはならない日本地図を持ち帰ろうとしたことで、国外追放と
なりましたが、1854年に日本は開国し、1858年には日蘭通商条約が結ばれ
シーボルトに対する追放令も解除され、1859年再来日。
1823年と1859年の2度の来日でコレクションを充実させ、オランダや
ドイツで「日本展」を開き、日本を紹介しました。
シーボルト没後は、ミュンヘン五大陸博物館にコレクションが収蔵され、
今回没後150年を記念して、資料やコレクションの数々が里帰りして来たのです。
2回の来日で集めたとはいえ、周りの日本人たちの協力もあったとは思いますが、
凄い数の収集品でした。
シーボルトのお蔭で、残されているものも少なくないのでしょう。
日本の生活文化を紹介する上でも、植物資料により、プリムラ(サクラソウ)など
シーボルトの名付けたものや、紫陽花などヨーロッパの園芸界に広まったものなどもあり
日本学や植物学に多大な貢献となったのですね。
国立歴史民俗博物館は佐倉の城址公園内にあり内部はとても広く充実しています。
城址公園も桜や菖蒲の名所でもあり、散策におすすめのところです。
企画展もおすすめですが、常設展も観る価値ありですよ。
「シーボルトの日本博物館展」は9月4日まで。
昨日、午後になって晴れ間が出てきたので、何年かぶりに「ひまわりフェスタ」に
行ってみました。
遠くまで見渡せるように?だと思うのですが、背の低めなひまわりたちが
咲いていました。一斉に太陽の方向を向いているので、方角によってはひまわりの
後姿しか見えません。
それもまた面白い!
だからこそ、同じ方向を向いている向日葵は壮観です。
向日葵の花には沢山の蜂が働いていました。
きれいですねぇ。
傍の田んぼには、カエルが鳴き、水を覗き込んだら・・・カエルが、ほら。
カエルを見ていたら、アオモン糸トンボが近くにとまりました。
しっぽの先端のブルーが光って美しかった!写真で伝わらないのが残念です!
関東の梅雨明け宣言はまだですが、夏ですよね。
「ひまわり」、きれいでした。。。
諸事情で夜の外出が出来なかったこの頃ではありましたが、
新宿・花園神社で行われた、椿組「贋・四谷怪談」を見に行くことが出来ました。
古くからの友人下元史郎さんも、按摩宅悦として頭を坊主にして元気に出演されていました。
椿組の座長、外波山文明さん(私、ファンなのすが)は、鶴屋南北として芝居を盛り上げて
いらっしゃいましたし、お岩は松本紀保さんでしたが、さすがに、素晴らしい演技でした。
テントでの野外劇ですから、クーラーなどあるよしもなく、皆、団扇や扇子で
自前の風を起こしながらの観劇ではありましたが、2時間45分という大作の間
堀での水しぶき上がるシーンや、お岩の宙づりシーン、大雪が降り積もる最後のシーン、
等々、楽しませていただきました。出演者全員が熱く、楽しんでいるように見える
のがまたいいですね。
24日まで。
夏の夜、是非、楽しみにいらしてはいかがですか?
多肉植物は、1万種類、交配種や交雑種を含めると、2万種類もあるのだそうです。
これまで多肉を育てるのが、流行っているようではありましたが、
草花の方に主に関心が行っていて、興味がわきませんでした。
先日PCで「子持ち蓮華」という多肉を見た時、思わず「可愛い!」「 欲しい!」と思い、
早速、通信販売や花苗屋さんで次々気に入った多肉ちゃんを見つけて、7種類もの
多肉植物が、我が家にやってきました。
そして、ショットグラスや、小さな鉢を探して、家にはあっという間に
7つの赤ちゃん多肉たちがやってきました。
十二の巻、子持ち蓮華、ジャイアントラビット
オーロラ、ウィンクレリー、ペルシダ
花のような形や星のような形、小さな子供が垂れ下がりながら増えていくものなど
面白いです。あまり大きくするつもりはないのですが、育って来たら、株分けし
素敵な入れ物に入れて、プレゼントにするのもいいかもしれない、と考えています。
花も咲くので、育てる楽しみも増えます。
意外なほど大きな花が咲くものもあります。
窓辺のミニ鉢の多肉たちを見ると、口角が上がります。
過保護にして、枯らさないように注意しないといけませんね。
先週も川村記念美術館の庭園に、大賀ハスを見に行きましたが、
今日の目的は、美術館の「サイ・トゥオンブリーの写真ー変奏のリリシズムー」を
見ることでした。
久しぶりに川村美術館の常設展を見ながら進み、トゥオンブリーの展示へ。
23歳から83歳で亡くなるまでの60年間の作品で
100点の写真と、絵画3点、彫刻4点、ドローイング4点、版画18点が
展示されていました。写真はいずれも野菜や花、散らかったアトリエ、海など
日常的なものにも拘わらず、リアルではない、ものによってはボケ具合で
違ったものに見えて来ます。
絵画は子供のいたずら書き?とも思えます。
自由奔放なんですね。
私は、写真の方が好きですが。
芸術家って絵筆をカメラに変えても、自分の個性が、主張が出るのですね。
「私は自分のことをロマンティックな象徴主義者だと思っている」
サイ・トゥオンブリー
8月28日まで、です。
美術館を出て、再び庭園を散歩。
大賀ハスは見頃を迎えていました。そして、先週はまだ咲いていなかった花たちも
見ごろに。。。
恥ずかしい写真ではありますが、凡人のデジブックにご興味のおありの方はどうぞ!
http://www.digibook.net/d/c414e7fb808bbea5ad1b380194a936b6/?viewerMode=fullWindow