美術館のチラシと私の好きな前田青邨、下村観山、
速水御舟の絵葉書を1枚の写真にしました
今日も、暑い熱い日でした。
自分の愚かさを露呈することになりますが、昨日タップのレッスンを終えて、
さて今日は山種美術館「前田青邨と日本美術院展」へ行くぞ、と
炎天下の中、恵比寿駅から日傘をさしつつ歩きました。
しかし、しかし休館日!
よく考えれば分かったものを…。ばっかじゃないの?
建物の中には入れたので、しばしエレベーターロビーの椅子に座って汗を拭き、
帰りはバスを使いました。
う〜〜、悔しいので、本日思い切って出かけました。
思い立った時に行動しないと、行きそびれてしまうと思ってです。
行ってよかった!
前田青邨や師の小林古径、先輩の菱田早春、横山大観、下村観山、
同門の奥村土牛、紅児会で切磋琢磨した速水御舟、安田靫彦など、
素晴らしい絵の数々でした。繊細さと温かみにあふれているのです。
前田青邨が以前書いた、画家一人一人についての文や、
青邨について書かれた文を読むと、やはりみな絵を愛し、古画を学び、
西洋画を学び、真実を追求して止まない日々を過ごしていたようです。
人間的にも出来ていないと、いい絵は描けないと書いてありましたが、
さもありなん、威厳もあり、鋭さとともに優しさにあふれた眼差しが、感じられました。
物事を極めようとしている方は、どんな道にいる方も、歳を重ねるほどに
人間として大きく優しさに満ちていくのですね。
1時間半ほどかけて、じっくり見ることが出来ましたが、
冷房がきつく脂肪の少ない私は骨まで冷えてしまい、ショールを持って行って
助かりました。
本物に出会える美術館は、いいですね。
美術館のカフェで抹茶と和菓子で余韻を味わい、帰途に着きました。。。