一本の葦

あんなこと・こんなこと・・・

山種美術館

2015-07-28 23:08:28 | Weblog

                                 美術館のチラシと私の好きな前田青邨、下村観山、
                速水御舟の絵葉書を1枚の写真にしました  


今日も、暑い熱い日でした。

自分の愚かさを露呈することになりますが、昨日タップのレッスンを終えて、

さて今日は山種美術館「前田青邨と日本美術院展」へ行くぞ、と

炎天下の中、恵比寿駅から日傘をさしつつ歩きました。

しかし、しかし休館日!

よく考えれば分かったものを…。ばっかじゃないの?

建物の中には入れたので、しばしエレベーターロビーの椅子に座って汗を拭き、

帰りはバスを使いました。

う〜〜、悔しいので、本日思い切って出かけました。

思い立った時に行動しないと、行きそびれてしまうと思ってです。

行ってよかった!

前田青邨や師の小林古径、先輩の菱田早春、横山大観、下村観山、

同門の奥村土牛、紅児会で切磋琢磨した速水御舟、安田靫彦など、

素晴らしい絵の数々でした。繊細さと温かみにあふれているのです。

前田青邨が以前書いた、画家一人一人についての文や、

青邨について書かれた文を読むと、やはりみな絵を愛し、古画を学び、

西洋画を学び、真実を追求して止まない日々を過ごしていたようです。

人間的にも出来ていないと、いい絵は描けないと書いてありましたが、

さもありなん、威厳もあり、鋭さとともに優しさにあふれた眼差しが、感じられました。

物事を極めようとしている方は、どんな道にいる方も、歳を重ねるほどに

人間として大きく優しさに満ちていくのですね。

1時間半ほどかけて、じっくり見ることが出来ましたが、

冷房がきつく脂肪の少ない私は骨まで冷えてしまい、ショールを持って行って

助かりました。

本物に出会える美術館は、いいですね。

美術館のカフェで抹茶と和菓子で余韻を味わい、帰途に着きました。。。


    






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自然の中に身を置く

2015-07-24 22:11:55 | Weblog


暑い日でしたが、自然の中に身を置きたいと思い、思い切ってwalking へ

出かけました。



我が家は住宅街ですが、そう遠くないところにこんなところも。

暑いけれど、久しぶりに見るこの景色が、気持ちのいい。





田んぼのわきには赤詰草が沢山咲いていました。






お米の花も咲いていました。ほんの一時期しか見られないので、ラッキーです。





若いバッタや赤ちゃんバッタが沢山草むらに隠れていましたが、

よ~く見ないとわかりません。







稲の葉の上にいると、本当にわかりづらい。






沢山の蝶々が戯れ飛んでいましたが、こちらは求愛成功!







シオカラトンボも元気に飛んでいました。






しばらく休憩中でしたので、アップ写真も撮らせていただきました。

逃げもせずいてくれたので、トンボにお礼を言って立ち去りました。

みんな、逞しく生きていました!

今日は、植物にも、昆虫たちにも、いっぱいエネルギーをもらいましたよ。


自然の中に身を置くって、いいですね。。。








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アートで涼を

2015-07-20 23:23:33 | Weblog

 

月曜日はレッスン日。

寝られなかったので、体力に自信なく怠心がでましたが、

家にじっとしているのも、嫌なので自分で自分のお尻を叩きながら出かけました。

地下のスタジオは少し涼しく感じられましたが、汗をかくとやはりクーラーを

いれないと、息苦しくなります。

今日も頑張れました…(汗、汗、汗)


レッスン終わって、久しぶりに美術館へ、とも思いましたが、

もう一か所行きたいと思っていた、目黒雅叙園での「日本のあかり×百段階段展」

に出かけることにしました。

昨年、「生花×百段階段展」を見ましたが、昭和初期の日本画家達が描いた

色彩豊かな絵に囲まれた部屋を、今回は青森のねぶた祭りのあかりや、

北斎の絵の行燈じたて、江戸切子、組み木のあかり、和紙のあかり、植物のあかり、

江戸風鈴、金魚提灯、が照らしていました。

日中の暑さの中、しばし涼を得てホッとしながら、

階段を上ってはあかりの部屋を見、上っては見、素敵なあかりを堪能しました。

今年は、カメラ撮影OKだったので、折角許されたなら撮らなければと

撮影しながら見ましたので、二倍楽しませていただきました。


枚数があるので、久しぶりに デジブック にしてみたいと思います。

 

http://www.digibook.net/d/de55cd73a1dcaa3d3052a0b5b8a2f6f0/?viewerMode=fullWindow



スマホのFacebookからもも見られるようにしてみました。




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昨日は映画人候補生

2015-07-19 23:17:17 | 芝居


昨日は映画監督・重鎮である関本郁夫監督のWSが青山で行われました。

私は縁あって2月から参加させて頂いています。

関本監督、自転車で転んでから、腰を悪くしたとおっしゃっていましたが、

5月13日に上田の病院で頸椎と腰椎の2か所の大手術となりました。

3週間の入院後、長野のご自宅でリハビリに専念し、お元気に昨日WS再開となりました。

私は今回で5回目ですが、若い人たちに混ざってのWSですから、

若い役をやらせていただいています。でもできるだけ違和感の無いように

自分に引き寄せて演じていますが、楽しいです。

いやいや、見ている方では違和感ありありかもしれませんが、WSですから

私は平気!と図々しくしています。

ほとんどの仕事が舞台の私には、とても勉強になりますから。

2シーンの緊張の3時間。

なんとかクリア?!

緊張感から解放されたら、喉も渇きお腹も空き空き。


監督の全快祝い、と丁度 お誕生日でしたので、そのお祝いを、と

みんなで乾杯しに繰り出しました。

大手術後とは思えない、お元気なご様子に皆嬉しくなり、話に花が咲きました。

仕事からお祝いに駆けつけた人も何人か…。


関本監督の執筆された「映画人(かつどうや)烈伝」、もう売っていないので

回し読みで 一番に読ませていただきましたが、面白くて一気に読みました。

映画が好きで好きでたまらない映画人たちの熱と心意気が伝わってきました。

映画よりもドラマチックな話がぎっしり詰まっています。


☆ 9月5日~11日、横浜・シネマ ノヴェチェントにて、
  関本郁夫監督作品 「極道の妻たち」「およう」を上映。
  5日、6日はトークショウもあるようです。

DVDで観ましたが、映画は劇場で観る方が百倍面白いですよね。

狭い劇場のようなので、早めに行かないと観られないかも知れません。ご注意!

 




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無駄なことは何もない

2015-07-12 23:35:30 | 芝居


いまさらですが、俳優って自分が表現できる台本を与えられると、俄然

やる気が起きちゃうんですね。

4月から続いた3本の舞台が7月5日に終わり、気が抜けたなと思ったら、

すぐに、とある映画のオーディションの課題が送られてきました。

面白いシーンでしたので、10日の本番は楽しんで演じることが出来ました。

さて、結果はいかになりますか。


昨日はちょっとホッとして、事務所の代表・沙和と一緒に、新宿・花園神社境内

仮設劇場で行われた、椿組の芝居「贋作 幕末太陽伝」を観ました。

     
     開演前の花園神社 


テントの中、団扇片手に見た舞台は、映画をこよなく愛す古い名画館の持ち主

と脚本家になりたかったもう一人の自分の話。

主催者でもある外波山文明さんには凄いパワーがあり魅力的でしたが、

主役の下元史朗さんは私や沙和の古い友人で、舞台で姿を見るのは実に

楽しいものでした。

大人数で踊るシーンには迫力あり、役者のみなさん、個性的で楽しめました。

21日までです。


さて今日は、映画のWS(ワークショップ)の台本が送られてきました。

2シーンあります。 なんとタイミングのいいことでしょうか。

また、18日まで役作りで、課題と格闘です。


常に俳優として表現できる目的を持てるのはいいことかな、とおもいつつ、

自分磨きにもなることは何でも歓迎、歓迎!

無駄なことは、なにもない。と言いますものね。






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 コミュニケーション 

2015-07-09 23:45:56 | 介護・介助


今朝は雨に濡れた美しい田園の緑の中を車を走らせ、安孫子の老健へ行きました。

グループバリデーションの今日の課題は、「いま、一番したいことは何ですか?」

グループに入って間もないMuさんは、「寝たい!」でした。

それというのも、会の前にその方とお話した時、退屈ですることがないとおっしゃっていた

からだったのです。詰まらないから、寝てしまいたい、のでした。

施設にいる大方のお年寄りたちは、そう感じているようです。

グループの他のメンバーは、ここでみんなでおしゃべりしたり、歌ったりして楽しみたい、でした。

口々にそうね、それがいいわなど言っているうちに、「寝たい」と言っていた方もにこにこ

しだして、私もそうしたいわと、変わってきました。

リーダー格のMさん、「皆さん、う~んと楽しみましょう!」

そこで、「退屈でつまらないと思ったら、何をしますか?」

と質問を発展させてみました。友達に電話しておしゃべりする、友達を家に呼ぶ、

でした。

皆さん、友達が必要なのです。

私たちはみんなそうですよね。友達は大切です。

      



午後は、廊下を歩いていたら初めてのKさんに手招きされ、ソックスをはかせてとの手振り。

そのままベッドサイドで少しおしゃべりしました。

Kさんは言語障害を持ち、左足が神経痛で凄く痛むようです。

一生懸命言葉を探しながら話します。発音もはっきりしません。でも、私も一生懸命聞きました。

すると、不思議なことにKさんの言いたいことが聞こえてくるのです。

まずは自己紹介。私の苗字と名前を何度も発音し、覚えようとしてくださいました。

そして私は、何度も注意深く聞いて、孫が野球で甲子園に行ったと、わかりました。

また来ますと部屋を出る時、Kさんは何度も何度もありがとう、ありがとうとおっしゃっていました。

Kさんにもこれから、毎週お会いすることになりました。


      


いつも訪ねる失語症のMさんは、今日は塗り絵をしていません。うつむいていました。

Mさんの前で業者の方が、歩行器を調節していました。

Mさんのことをお聞きしていたので、ご挨拶をし、Mさんにだけ聞こえるような声でゆっくりとお話しました。

立つリハビリをしていらっしゃるようですね。よかったです。先週は休みましたが、

その前の週に、ご一緒にここで立ち上がる練習をした時、長い間立てたので筋力がついてきたのかな、

と思いました。そのうち、Mさんも歩行器で歩けるようになるとおもいます。

Mさんの意欲はすばらしいです、わたしも頑張ろうと思いました。

Mさんは最後の言葉で、頭をを起こし私の目の奥を、心をじっと見つめていました。

私も目をそらしません、本当のことを言ったのですから。そのあとしばらくうつむいたままでいた

Mさんの目から…涙が。

私がしばらく背中に手を置き、じっと呼吸を合わせていると、ウトウトされているようでした。

手のひらの暖かさが伝わったのでしょうか、安心なさったのでしょう。

そのあと、またテーブルを手で支え、立つ練習を始めました。

素晴らしいです。少しでも力になりたいと強く思います。






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本日は レッスン日

2015-07-06 23:35:50 | 芝居


昨夜は、「流れる雲よ」の三グループすべての解散式がありました。

全員が感謝の言葉や想いを話し、アトリエッジ代表であり、「流れる雲よ」の作・演出家 奈美木さんより

A4サイズの、舞台上のアップ写真を頂きました。

かあちゃんは、遺品をもって泣いていました。

美しく撮れていました…。

周りの皆さんの写真も魅せていただきましたが、いいショットばかりです。

とてもいい記念になります。ありがたいです。


解散式が終わって、皆さんは2次会に行かれたようでしたが、私は家が遠いので後ろ髪を

引かれながら駅にダッシュ! 終電にやっと間に合いました。ふ~!


今朝は寝不足で疲れが充満・・・具合が悪いとメールしろ!と 悪魔の声が囁いたのですが…、

足がスタジオへ向かっていました。今日はTAPdanceのレッスン日ですから。

先生が疲れているでしょうと、ストレッチを多めにしてくださいました。

しかし、足はちゃんとタップ踏んでくれました。


レッスン後、ちと疲れたけれど、午後は、観たかった映画「アリスのままで」を鑑賞。

若年性アルツハイマーを発症してしまう大学教授のアリスの苦悩と家族愛の話ですが、

アリスを演じる女優、ジュリアン・ムーアの演技の素晴らしいこと! 勉強になります。

アカデミー賞・主演女優賞ですもの。

とても辛い話ですが、愛に満ちているので穏やかに見ることが出来ました。


結局、今日は動き回ってしまう一日。

ブログも書きたくなって書いていたら・・・もうすぐ明日に突入してしまいます。


そろそろ休むことにいたします。。。おやすみなさい。。。


後でアップしました。

     
やっと一人になり、散華した息子の遺品を手に、胸が張り裂け号泣する寸前です。

素の号泣が耳から離れない、と友人が長い感想を書いてくれました。

実際に辛い思いをした母が何千人いたことでしょう!






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「流れる雲よ」 昨日千穐楽

2015-07-06 22:07:00 | 芝居


新宿シアターモリエール「流れる雲よ」菊水グループは、昨日12:00の回をもって

千穐楽となりました。

多くの方々に支えられ、沢山の観客の皆さんにご観劇いただき、本当にありがとうございました。


 

厳しい顔の皆さんも凛々しくて素敵ですが、、、



 

笑顔の皆さんが、大好きです。

みんな持っている力を、熱をもって存分に舞台の上で輝かせたと思います。

とても良い作品だったと、お客様方皆様に言って頂いたことが、何よりのエネルギーになって

最後まで、気を引き締め、全員で輪になって気合を入れつつ、瞬間瞬間を生きようとしました。

1945年に生きるみんなが辛い悲しい思いしなければならない舞台でしたが、

観客の皆様が共感し、一緒に笑い、一緒に泣いてくださっていたので、とても嬉しく、

やりがいのある舞台でした。

奈美木 映里 さんの16年続けていらっしゃる演劇集団アトリエッジの「流れる雲よ」、これからも

ずっとずっと続けて、多くの方に観ていただけますよう、可能なら、また私も参加できますように

と祈っています。


この作品に携わったすべての方に、劇場にお越しくださったすべての方に、感謝、感謝です。

本当に、ほんとうに、ありがとうございました。

 




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