今日は都内某所で、都議員の大津ひろ子さんの主催する
パーティーに出席してまいりました。
私の所属するプロダクションの社長の教え子で
今は議員さん。
ドルフィンプロダクションの八福亭もお笑いで
会を盛り上げようとがんばりました。
私も紹介していただき、一人舞台「星星の扉」のお話など
させていただき、用意していた 詩 の朗読をさせていただこうと
思っていたのですが、マイクの調子が悪く
朗読は急遽中止となってしまいました。
谷川俊太郎さんの
「 生きる 」 という詩です。
とてもいい詩ですから 朗読は出来ませんが
皆さんにも味わっていただこうと思います。
生きる
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをするということ
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎているということ
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
いかがですか・・・