六本木ヒルズより新宿方面を見渡す。手前に新国立美術館が見えます。
本日も六本木へ行くことになりました。
昨日、「マリーアントワネット展」のチケットを、森美術館とはしご
しようと買っていたからです。 読みが甘かったのですね。
早めに観て、早く帰ろう…などと思っていたら、人身事故の影響で
電車が大幅に遅れ、午前中に観終わるはずが、美術館到着が昼頃。
思うように行かないものです。
こうなったら、のんびりすることにしました。
ベルサイユ宮殿企画・監修のこの展覧会では、マリーアントワネットの周囲の
人々の人物画や愛用品、宝石、ドレス、部屋の家具や室内装飾品、王妃の肖像画
等々。宮殿の図書室(現在では存在していない)の原寸大の映像で再現された
部屋もありました。
結婚前の14歳頃のマリーアントワネット
幽閉中の王妃
タンブル塔に幽閉されてからの王妃からフェルツェンに当てた手紙や、
コンシェルジュリー監獄からルイ16世が革命裁判で有罪となり、
断頭台に消え、自分も死刑が決定した後に書いた、義妹エリザベートへの手紙を
読みましたが、王妃として母として品格の漂う、心に響くものでした。
断頭台に引かれて行く王妃
「犯罪者にとって死刑は恥ずべきものですが、
無実の罪で断頭台に送られるのなら恥ずべきものではありません」
マリーアントワネットの汚名払拭、名誉が回復、されるのに
30年もの年月がかかったのだそうです。