26日、「深水三章朗読劇 with さつき里香」終わりました。
深水三章さん、金塚悦子さん、とご一緒に…
昼間でないと…と断念された方、予定があってこられなかった方、
仕事で来られなかった方、応援をありがとうございました。
また、万障繰り合わせてお越しいただいた方々、ありがとうございました。
初めての場所で、初めての深水三章さんとの朗読劇、楽しんで
演じさせていただきました。
演目も、亀山賢一作「憧れのセカンドハウス」、金塚悦子作「ねこなふたり」
それぞれ熟年の、全く違ったお話で、面白い作品でした。
上質な時間だったとの、お褒めのお言葉も頂きました。
私もやりがいがありましたが、何よりも、観にいらした方々に
楽しんで頂け、ホッとしています。
私自身は、毎度のことで色々反省するところもありますが。
作品自体1回ではもったいないし、私も機会を
作って別な場所で、例えば住まいのある千葉県で、再演出来たら
嬉しいのですが。。。
今年も目黒雅叙園の百段階段での催し「和の灯り」が開催されている
ことを知り、早速出かけました。
ホッとするような空間とほんのりと明るい和の灯りは、涼しさも
呼び込むような、静かな別世界に連れて行ってくれました。
「まづもろともに輝く宇宙の微塵となりて無法の宇宙に散らばろう」
宮沢賢治(農民芸術概論網要より)
と入り口の宇宙と馬の灯りの作品に書いてありましたが
まさに空間の中で、灯りと共感し合った、素敵な時間を味わいました。
少しでもこの「和の灯り」の雰囲気を感じていただきたくて、
デジブックを作ってみました。
ご覧ください。
http://www.digibook.net/d/ba15a1fbb08e96b53c92bab564b337a4/?viewerMode=fullWindow
我が家から電車を乗り継ぎ、バスに乗り、3時間弱。
埼玉県東松山市にある、丸木位里(広島県)・丸木俊 夫妻の描いた
「原爆の図」がある、丸木美術館。
昨年八月、井上ひさし作「少年口伝隊一九四五」の朗読公演に参加
した際、稽古中に行きたかったのですが、行きそびれてしまいました。
「原爆の図」は、「幽霊」・「火」・「水」・「虹」・「少年少女」・
「原子野」・「竹やぶ」・「救出」・「焼津」・「署名」・「母子像」・
「とうろう流し」・「米兵捕虜の図」・「からす」・「長崎」
と15部あり、それぞれが縦1.8m×横7.2mの大作です。
「とうろう流し」は貸し出されていて観られなかったのですが。
どんどん、日本中に、世界に貸し出しされるべき作品だと思いました。
一作品づつ丁寧に観せていただきました。
胸に迫るものがあります。
丸木位里の母、丸木スマの言葉「ピカは 人が落とさにゃ おちてこん」
是非、行って観てください!
特別公開で「大逆事件」も展示されていました。1989年社会の不条理に
異を唱えた人たちを、権力者たちが抹殺した事件を、現在の政治を憂慮
し6年ぶりの公開となったようです。7月末までを8月末まで延長公開と
なっていたため、運よく観ることができました。
最近、映画で「ヒットラーへの285枚の葉書」を観、DVDで「白バラの祈り」
を観たあとだったので、沈黙の罪…について、考えています。
丸木位里の母である、丸木スマは70歳過ぎてから絵を描き始め
81歳で亡くなるまで、700点も描いたようで、日本美術院展にも入選。
常設展示の部屋もありましたが、優しい、ホッとする素敵な作品ばかりでした。
スマおばあちゃんの絵、大好きでした。。。絵葉書も購入!
行くのはちょっと大変でしたが、素晴らしい絵を見、美術館外の
自然の景観を楽しみ、ヒグラシの蝉時雨を聞きながら、帰りのバス停
まで歩くのも、またいいものでした。。。