一本の葦

あんなこと・こんなこと・・・

絵の音を聴く

2015-08-26 15:29:44 | Weblog


     


昨日、根津美術館の展覧会 「絵の音を聴く」展に行ってきました。

面白い企画です。

絵の中のせせらぎや木々のざわめき、鳥の声、蝉の声、滝の音、風、雨の音、雅楽の音、人の声、

を聴こう、感じようというのです。

見ていくうちに、音も聞こえてくるようですが、空気感というか温度感まで感じられてきます。


鈴木基一(江戸時代)の「春秋渓流図屏風」では、チラシでは判明出来なかった蝉が一匹

木の幹に止まっています。見えないところにも蝉はいて、蝉しぐれとなっているのでしょう。

せせらぎが涼しげな音をさせて流れ、鳥の声も聞こえそうです。木陰は涼しく頬をなでる

風さえも感じられてきます。木の根元に腰かけしばらく休みたくなりました。



沢山の絵に、その世界に連れて行ってもらい、(滝の音、豪雨、怪しげな風、雅楽と舞・・・)

素直に音を聴き、ゆっくり会場をまわって、いい時を過ごしました。。。










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10年前の話

2015-08-15 11:28:22 | Weblog


 



 2005年のことです。

 まだブログを始めて間もないころ、Facebookがまだなかったころ?知らなかった?頃

 毎週お年寄りを、車で透析のため送り迎えしていたときの話です。

 今日終戦記念日に急に思い出したので、ここにコピーします。

 当時、92歳のかたです。

 
 私は南瓜やサツマイモは大好きですが、

 戦争を経験した方はお嫌いな方が多いですよね。

 と話しかけると、

 「戦争で兵隊はロシアと満州と南方に別れました。

 私は南方にいきましたが、食料が船でなかなか届かず

 サツマイモを食べ、茎を植え、またサツマイモを増やしして

 困りませんでした。

 ロシアに行った人たちは寒いし

 それこそ大変だったでしょうと思います。
 
 食料には困らなかったけれど、

 マラリアでは何人も苦しんで亡くなりましたよ。

 アレにかかると高熱が出て、

 苦しくてもがき暴れ体力を消耗して死んでしまうんです。

 それを 口にタオルをくわえて苦しさに耐え

 じ~と体を動かさず

 耐え抜いた人間が生き延びたんですよ。

 戦争で 戦わずに死んだもの が沢山居るんです。」


 「で、貴方はマラリアにはかからないですんだんですね。」


 「いいや、かかったんだよ。」


  ・・・ 「え?・かかったんですか?

 その苦しみを耐え抜いた方なんですか?」

 「そうだよ」

 ・・・・ その後、私は言葉を失いました。

 ・・・凄い!!・・・ 

 淡々と話すその方の人生の重さを、戦争の悲惨さを

 思わずにはいられませんでした。


 そう、その方はしばらくして 「戦争なんて・・・馬鹿なことをしたもんだ…」

 とぽつんとおっしゃいました。。。







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プラネタリウム

2015-08-10 23:00:53 | Weblog


今日はTAPdanceレッスンを終え、地上に出るとにわか雨の後のようで、

いつものハーハー言いたくなる暑さではなかったので、助かりました。

レッスン後の予定がなかったので、まっすぐ帰ろうと地下鉄に乗ったのですが

思い立ち、帰り道でもある押上に寄って、水族館かプラネタリウムに行ってみようかと

ソラマチへ。

夏休みなので、店舗もレストラン街も人で一杯。水族館の方が混んでいるかもしれないと、

プラネタリウムへ。1時間以上後の時間帯のショー、「アースシンフォニー」を見ました。

これも子供たちと、二人連れ(デートスポットでしょうか)で一杯でした。







夏の夜空 と、美しい地球、そしてその地球の大気が起こす美しい現象 オーロラ、

流星群、雲、雨、雪、をドームスクリーンいっぱいに、

癒しの音楽とナレーションで見せてくれます。

レッスンの後、お昼を食べてすぐだったので、途中睡魔が襲いましたが…寝ません。

しかし、私は夜空の星や月を眺めるのが好きですが、どれが何座かさっぱりわかりません。

プラネタリウムのように、図を書いてもらえばわかるのですが。

宇宙のことを考えると、改めて、この地球という星に生きている不思議を

そこに生きるあらゆる生命の素晴らしさを考えざるを得ません。


あぁ、本物の夜空の星たちを、天の川をゆっくり飽きるほど眺めたい・・・

と思いつつ、帰途に着きました。

いつか、どこかでそんな時間を持ちたいと思います。。。






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空 蝉

2015-08-08 22:50:50 | Weblog


今日は敢えて何も予定を入れない日でした。

夫の三回忌だったからです。

夫は無宗教で何もしないことを望んでいましたから、仏壇に好きなお酒とビールを

供え、手を合わせただけでした。

そんなことも本人は望んではいないのですが、私の気持ちです。

昨年は、かつて旅行の時に寄った、我が家の大本山永平寺まで法要と燈籠を流しに

行きましたが、今年は燈籠のみお願いしました。

昨年の法要と灯籠流しは、本当に厳かで美しかったものです。


今日は普段しない細かなところの掃除をしたり、レースのカーテンを洗ったり、

庭の草取りしたり… 母と買い物に行ってランチを食べたり、

一日家に居て、静かに過ごしました。



日が陰った時に、庭での草刈中見つけた、枝垂れ桜の葉っぱに残されたセミの抜け殻
(空蝉)


昨夜、パナマで親しくしていた夫の友人からメールを頂き、PCに入っているパナマでの

写真を思い出したように開けてみました。全てが昨日のことのように思いだされました。

パナマでのテニス、散歩、サルサレッスン。2年間一緒に行ったわけでもないのに、

3回、合計9か月はパナマにいた私の写真は山のようにありました。

パナマでのブログを本にもしました。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ冊もあります。(世界でたった一冊の本)

一緒に行った海外旅行の写真も懐かしく、南の島大好きな二人の旅行ではいつも真っ黒。

真っ黒に日焼けした顔で、ニコニコと帰ってきそうです。

一人ぼっちだったら、めそめそ泣いていたことでしょう。

色々大変ですが、母がいてくれてありがたいと思うこの頃です。

もしかしたら母は、私のために 神様に長生きさせてもらっているのかもしれません。






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ご褒美 ?

2015-08-01 22:13:55 | Weblog


今日はおばあちゃんの施設の納涼祭、母の夕食の支度をして、出かけました。

昼間は猛暑だったので、心配でしたが、日が暮れると涼やかな風も吹き、

団扇片手に、おばあちゃんと盆踊りを見学。しかし、ほとんど目をつぶっていた

でしょうか。昔は一緒に踊ったわね、と言うと ゆっくり頷いてくれました。

夕食のお弁当は、他の方のを見て判明。ミキサー食の、焼きそば、から揚げ、ウィンナー、

枝豆、卵、でした。結構たべてくれました。後半は疲れて眠くなってしまったので、

皆さんより一足早く、部屋に引き上げベッドで休みました。


車で帰る途中、オレンジ色に輝く月を見ました。とってもきれいだったので、

見晴らしのよいところで車を止め、カメラに収めました。

林の上に浮かぶ月はなんともいえず、絵本の世界のよう。

昨日が満月だったようですが、なんとも美しい月でした。


   



月を見て気分を良くして家にたどり着く少し前、まだ終わらぬ 花火大会の後半、

一番豪華な花火を、広い道路に車を止めて、見学することが出来ました。

ちょっと遠いけれど、充分楽しめました。

これは、ビデオに撮ったのですが、最初に失敗した個所などあり、編集技術を

知らないので、あとでアップしたいと思います。(出来たら…)

花火を見た後で空を見上げると、もう月は雲の中でした。


月と花火、神様のご褒美かな・・・? ラッキーでした。。。




やったー!出来ました!!

8/3 にFacebookにはup出来たのですが、

ブログにはやっと今日、さらに無駄をカットし、貼り付けることが出来ました。

2015 0801sakurahanabi







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