昨日、根津美術館の展覧会 「絵の音を聴く」展に行ってきました。
面白い企画です。
絵の中のせせらぎや木々のざわめき、鳥の声、蝉の声、滝の音、風、雨の音、雅楽の音、人の声、
を聴こう、感じようというのです。
見ていくうちに、音も聞こえてくるようですが、空気感というか温度感まで感じられてきます。
鈴木基一(江戸時代)の「春秋渓流図屏風」では、チラシでは判明出来なかった蝉が一匹
木の幹に止まっています。見えないところにも蝉はいて、蝉しぐれとなっているのでしょう。
せせらぎが涼しげな音をさせて流れ、鳥の声も聞こえそうです。木陰は涼しく頬をなでる
風さえも感じられてきます。木の根元に腰かけしばらく休みたくなりました。
沢山の絵に、その世界に連れて行ってもらい、(滝の音、豪雨、怪しげな風、雅楽と舞・・・)
素直に音を聴き、ゆっくり会場をまわって、いい時を過ごしました。。。
2005年のことです。
まだブログを始めて間もないころ、Facebookがまだなかったころ?知らなかった?頃
毎週お年寄りを、車で透析のため送り迎えしていたときの話です。
今日終戦記念日に急に思い出したので、ここにコピーします。
当時、92歳のかたです。
私は南瓜やサツマイモは大好きですが、
戦争を経験した方はお嫌いな方が多いですよね。
と話しかけると、
「戦争で兵隊はロシアと満州と南方に別れました。
私は南方にいきましたが、食料が船でなかなか届かず
サツマイモを食べ、茎を植え、またサツマイモを増やしして
困りませんでした。
ロシアに行った人たちは寒いし
それこそ大変だったでしょうと思います。
食料には困らなかったけれど、
マラリアでは何人も苦しんで亡くなりましたよ。
アレにかかると高熱が出て、
苦しくてもがき暴れ体力を消耗して死んでしまうんです。
それを 口にタオルをくわえて苦しさに耐え
じ~と体を動かさず
耐え抜いた人間が生き延びたんですよ。
戦争で 戦わずに死んだもの が沢山居るんです。」
「で、貴方はマラリアにはかからないですんだんですね。」
「いいや、かかったんだよ。」
・・・ 「え?・かかったんですか?
その苦しみを耐え抜いた方なんですか?」
「そうだよ」
・・・・ その後、私は言葉を失いました。
・・・凄い!!・・・
淡々と話すその方の人生の重さを、戦争の悲惨さを
思わずにはいられませんでした。
そう、その方はしばらくして 「戦争なんて・・・馬鹿なことをしたもんだ…」
とぽつんとおっしゃいました。。。
今日はTAPdanceレッスンを終え、地上に出るとにわか雨の後のようで、
いつものハーハー言いたくなる暑さではなかったので、助かりました。
レッスン後の予定がなかったので、まっすぐ帰ろうと地下鉄に乗ったのですが
思い立ち、帰り道でもある押上に寄って、水族館かプラネタリウムに行ってみようかと
ソラマチへ。
夏休みなので、店舗もレストラン街も人で一杯。水族館の方が混んでいるかもしれないと、
プラネタリウムへ。1時間以上後の時間帯のショー、「アースシンフォニー」を見ました。
これも子供たちと、二人連れ(デートスポットでしょうか)で一杯でした。
夏の夜空 と、美しい地球、そしてその地球の大気が起こす美しい現象 オーロラ、
流星群、雲、雨、雪、をドームスクリーンいっぱいに、
癒しの音楽とナレーションで見せてくれます。
レッスンの後、お昼を食べてすぐだったので、途中睡魔が襲いましたが…寝ません。
しかし、私は夜空の星や月を眺めるのが好きですが、どれが何座かさっぱりわかりません。
プラネタリウムのように、図を書いてもらえばわかるのですが。
宇宙のことを考えると、改めて、この地球という星に生きている不思議を
そこに生きるあらゆる生命の素晴らしさを考えざるを得ません。
あぁ、本物の夜空の星たちを、天の川をゆっくり飽きるほど眺めたい・・・
と思いつつ、帰途に着きました。
いつか、どこかでそんな時間を持ちたいと思います。。。
今日は敢えて何も予定を入れない日でした。
夫の三回忌だったからです。
夫は無宗教で何もしないことを望んでいましたから、仏壇に好きなお酒とビールを
供え、手を合わせただけでした。
そんなことも本人は望んではいないのですが、私の気持ちです。
昨年は、かつて旅行の時に寄った、我が家の大本山永平寺まで法要と燈籠を流しに
行きましたが、今年は燈籠のみお願いしました。
昨年の法要と灯籠流しは、本当に厳かで美しかったものです。
今日は普段しない細かなところの掃除をしたり、レースのカーテンを洗ったり、
庭の草取りしたり… 母と買い物に行ってランチを食べたり、
一日家に居て、静かに過ごしました。
日が陰った時に、庭での草刈中見つけた、枝垂れ桜の葉っぱに残されたセミの抜け殻
(空蝉)
昨夜、パナマで親しくしていた夫の友人からメールを頂き、PCに入っているパナマでの
写真を思い出したように開けてみました。全てが昨日のことのように思いだされました。
パナマでのテニス、散歩、サルサレッスン。2年間一緒に行ったわけでもないのに、
3回、合計9か月はパナマにいた私の写真は山のようにありました。
パナマでのブログを本にもしました。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ冊もあります。(世界でたった一冊の本)
一緒に行った海外旅行の写真も懐かしく、南の島大好きな二人の旅行ではいつも真っ黒。
真っ黒に日焼けした顔で、ニコニコと帰ってきそうです。
一人ぼっちだったら、めそめそ泣いていたことでしょう。
色々大変ですが、母がいてくれてありがたいと思うこの頃です。
もしかしたら母は、私のために 神様に長生きさせてもらっているのかもしれません。
今日はおばあちゃんの施設の納涼祭、母の夕食の支度をして、出かけました。
昼間は猛暑だったので、心配でしたが、日が暮れると涼やかな風も吹き、
団扇片手に、おばあちゃんと盆踊りを見学。しかし、ほとんど目をつぶっていた
でしょうか。昔は一緒に踊ったわね、と言うと ゆっくり頷いてくれました。
夕食のお弁当は、他の方のを見て判明。ミキサー食の、焼きそば、から揚げ、ウィンナー、
枝豆、卵、でした。結構たべてくれました。後半は疲れて眠くなってしまったので、
皆さんより一足早く、部屋に引き上げベッドで休みました。
車で帰る途中、オレンジ色に輝く月を見ました。とってもきれいだったので、
見晴らしのよいところで車を止め、カメラに収めました。
林の上に浮かぶ月はなんともいえず、絵本の世界のよう。
昨日が満月だったようですが、なんとも美しい月でした。
月を見て気分を良くして家にたどり着く少し前、まだ終わらぬ 花火大会の後半、
一番豪華な花火を、広い道路に車を止めて、見学することが出来ました。
ちょっと遠いけれど、充分楽しめました。
これは、ビデオに撮ったのですが、最初に失敗した個所などあり、編集技術を
知らないので、あとでアップしたいと思います。(出来たら…)
花火を見た後で空を見上げると、もう月は雲の中でした。
月と花火、神様のご褒美かな・・・? ラッキーでした。。。
やったー!出来ました!!
8/3 にFacebookにはup出来たのですが、
ブログにはやっと今日、さらに無駄をカットし、貼り付けることが出来ました。
2015 0801sakurahanabi