いと、見逃すことになるかもしれないと
母と叔母のショートステイ中に、上野の森
美術館の「ゴッホ展」へ出かけて行きまし
た。
あぁ、本物はやはり全然違う!ゴッホの筆
使いと情熱が見えます。私は晩年の作品が
好きです。輝く「麦畑」、「糸杉」、「薔
薇」。絵葉書も買いましたが、絵は百倍
千倍、いや万倍も素晴らしい!
近くに寄って、筆遣いや絵具の厚さなども
よーく見ましたが、感動です。絵具の厚み
で、糸杉が立体的に見えるし、光っていま
す。ゴッホ自身が130年も前に書いた絵の
前にいることの、幸せ。ゴッホの信念が伝
わってくるようでした。
精神を病んでいて、外に写生に行けなかっ
た時の「サン=レミの療養院の庭」も好き
でした。
「ゴッホ展」は、なんと素敵な時間をプレ
ゼントしてくれたことでしょう。
冷たく寒い帰り道も、心は暖かく豊かでし
た。。。
展覧会で疲れたのですが、夜19:00からは9
月に築地ブティストホールの「ランチ」
で、共演した、駒塚結衣さんの 江戸人情噺
「霞のお千代 その参」作 藤浦 敦 初日を
予約していたので、吉原の元お茶屋さん 金
村で、毒婦傳を拝見?拝聴してきました。
任侠の男たち、江戸の火消したち、ほとん
ど男たちの話、喧嘩を何色もの声音で語る様は、かっこ
いいものでした。お千代も美貌と色気で男
をたらしこみ、大店の女将さんになった
り、素性が知れそうになると、フイッと霞
のように姿を晦ます。小気味がいいくらい
の毒婦。駒塚さんはある時は色気たっぷり
ないい女に、ある時は粋な火消しに、また
ある時は腕の立つ任侠男を見事に演じてい
ました。
交通の便があまり良くないところで、雨も
降り寒い日となったせいで、観客は少な
かったのですが、見事にやり切ってくださ
いました。拍手!!27日までです。
今日は天候には恵まれませんでしたが、相
変わらず、欲張りな一日と相成りました。
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