一本の葦

あんなこと・こんなこと・・・

芸術の秋 その3

2019-11-24 17:30:00 | Weblog








一昨日の雨の降る寒い中、見たい時に見な

いと、見逃すことになるかもしれないと

母と叔母のショートステイ中に、上野の森

美術館の「ゴッホ展」へ出かけて行きまし

た。

あぁ、本物はやはり全然違う!ゴッホの筆

使いと情熱が見えます。私は晩年の作品が

好きです。輝く「麦畑」、「糸杉」、「薔

」。絵葉書も買いましたが、絵は百倍

千倍、いや万倍も素晴らしい!

近くに寄って、筆遣いや絵具の厚さなども

よーく見ましたが、感動です。絵具の厚み

で、糸杉が立体的に見えるし、光っていま

す。ゴッホ自身が130年も前に書いた絵の

前にいることの、幸せ。ゴッホの信念が伝

わってくるようでした。

精神を病んでいて、外に写生に行けなかっ

た時の「サン=レミの療養院の庭」も好き

でした。

「ゴッホ展」は、なんと素敵な時間をプレ

ゼントしてくれたことでしょう。

冷たく寒い帰り道も、心は暖かく豊かでし

た。。。





展覧会で疲れたのですが、夜19:00からは9

月に築地ブティストホールの「ランチ」

で、共演した、駒塚結衣さんの 江戸人情噺

「霞のお千代 その参」作 藤浦 敦 初日を

予約していたので、吉原の元お茶屋さん 金

村で、毒婦傳を拝見?拝聴してきました。

任侠の男たち、江戸の火消したち、ほとん

ど男たちの話、喧嘩を何色もの声音で語る様は、かっこ

いいものでした。お千代も美貌と色気で男

をたらしこみ、大店の女将さんになった

り、素性が知れそうになると、フイッと霞

のように姿を晦ます。小気味がいいくらい

の毒婦。駒塚さんはある時は色気たっぷり

ないい女に、ある時は粋な火消しに、また

ある時は腕の立つ任侠男を見事に演じてい

ました。

交通の便があまり良くないところで、雨も

降り寒い日となったせいで、観客は少な

かったのですが、見事にやり切ってくださ

いました。拍手!!27日までです。


今日は天候には恵まれませんでしたが、

変わらず、欲張りな一日と相成りました。






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