「ミュシャ展」、土曜日は、炎天下70分待ちに恐れをなし
帰って来た私ですが、今日は並ぶ覚悟で、見に行く予定でいました。
ロス在住の友達から、今東京にいると連絡がはいりました。
私は展覧会に行く予定があるけれど、一緒に見に行くか、終わって
からランチするかとの質問に、展覧会も行きたいということで
展覧会とランチ、で会うことになりました。
午前中なら、土曜日程並ばないかな、と思いきや、土曜と同じ70分待ち
でした。
仕方がない、今日しか時間がないので大人しく並びました。
観たかったのは、ミュシャ50歳から、晩年の約16年間を捧げた
「スラヴ叙事詩」です。約縦6m、横8mの巨大なカンヴァスに
描かれた20点の絵画には、圧倒されます。
20点展示するのは、チェコ国外初めてだそうです。並ぶのが嫌いな
私が我慢して並び、じっくり1点づつスラブ民族の歴史背景を
読みながら鑑賞するのは、人も多く、とてもくたびれましたが
素晴らしい作品たちでしたから、苦になりませんでした。
ミュシャ渾身の作品です。絵の中に、こちらを見つめる目力の強い
印象深い女性や、少年もいました。
平和を、自由を訴えていたのでしょう。
一部屋だけ写真撮影が許可されていたのには、うれしい驚きでした。
しかも、私の好きな絵です。「スラブ民族の賛歌」
本物は数百倍いいのです。
「スラブ叙事詩」意外にも、印象に残っているのは、パリで
ミュシャを有名にした、サラ・ベルナール主演「ジスモンダ」の
舞台ポスターや、「メディア」「ハムレット」「トスカ」等のポスター、
「四つの花」カーネーション、ユリ、バラ、アイリス、「音楽」の
美しい女性たちのリトグラフ、長い髪の女性の頭部の彫刻など
沢山の作品(80点)が展示されていました。
スラブ叙事詩以外は、混みあう人で見るのに苦労しましたが、
負けませんでした。
いつもは、展覧会の気に入った絵葉書を買って帰るのですが、そこも
長蛇の列、パスしました。
ロスの友達とランチし、沢山話した後、次回は夜に他の友人たちと
会いましょうと別れ、帰途に着きましたが、電車の中は爆睡でした。
展覧会は4日までです。
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