国立新美術館で開催中の
草間彌生「わが永遠の魂」展
(5月22日まで)と
ミュシャ展(6月5日まで)に行ってきました。
実は草間さんのこの展示に行くのは2度目です。
もう一度行きたいなぁ、と思っても
実際はなかなか2度行く機会はなく、
めったに同じ展示に2度行くことはないのですが、
今回は機会があった!
というか根性もあった(笑)。
気になる混み具合ですが、
一度目は開催された週の一度目の土曜日午後2時。
この時はチケット売り場が15分待ち。
お土産売り場が20分待ち位。
今回は先週の土曜日4時でチケット売り場の待ち時間はなし、
お土産売り場はやはり20分くらい待ちでしょうか…。
GW中なので時間が遅いとはいえもっと混むかと思っていたのですが、
GW中は夜8時まで開いているせいかそこまで混んではいませんでした。
前回はがっつり全部回って見たので
今回は「わが永遠の魂」シリーズが展示してある巨大スペースを
しっかり楽しんできました。
わが永遠の魂シリーズは一番最近のものらしく、
私はこのスペースが一番よかった。
ここ以外の展示室のほうが、総合的に草間さんの作品が見られます。
初期の物から代表作の有名どころまで見られるのでもちろん必見ですが、
なかなかに重い作品もあり、
「その境界線に近づいてしまってよいものか」と
心の危険信号が赤く点滅するものもあり…。
その点、永遠の魂シリーズは心が解き放たれるというか
不思議とぶわーっと自分が広がっていくようなイメージに包まれます。
喜びや幸せだけでなく、そこには確かに苦しみや恐れの感情も
あらわされているのですが、草間さんの「描く」→「描ききる」という
突き抜けた表現力と、ただ前へ前へと突き進む力が
「自由」や「率直さ」となって空気を作ってくれるのかもしれません。
表現したいものがある人に、その情熱と手段があり、
それが人に伝わっていく素晴らしさはすごいです。心が震えます。
実際、会場はいろいろな言語が飛び交う
通常の展覧会場とは違う不思議な空間になっています。
お時間のある方はぜひお出かけください。おすすめです。
ミュシャ展は「スラヴ叙事詩」が全部見られるという大掛かりなもの。
目にするまであんなに大きな絵だとは知らずびっくり。
(実は実物を目にしても、こんなに大きなものを全部運んだとは
考えられなくて、もしかしてレプリカも入ってるの?と思いました。
全20作すべて本物だそうです。)
こちらもなかなかな混み具合です。
両方みたいという方は時間に余裕を見て
お出かけになった方がよさそうです。
画像は草間さんのカタログ。
厚さ3cmほどもあり、かなり重かったです(笑)。
本当はお土産売り場で草間さんグッズも欲しかったけど
あのレジ待ちの列に並ぶのがしんどくてあきらめました。
カタログだけなら地下のミュージアムショップで
待たずに買えます。