銀座で開催されていた刺繍の展覧会に行って来ました。
本当は別の日にお友達が誘ってくれたのですが、
どうしてもその日は家を開ける事が出来ず、とっても残念に思っていたのです。
昨日、ぽっと時間が空いたので急いで行ってきました。
出品されていたのはデンマークのメーカーの作品。
主にEva,OOE,Perminでした。どれも好きなメーカーなので
楽しく拝見してきました。廃盤ものも結構出てたので、珍しいものも見られました。
作品はどれもキットのものを忠実に使っているらしく、
サイズとしては大きいものが殆どです。
特にOOE,Evaはキットを買うと25ct布が付いている事がおおいので、
どちらかというとおおらかで豪華な作品になります。
私はオフ会等で布のカウントを代えたり、糸を変えたり、
ミクロの世界だったりと、色々と工夫された作品を見る機会も多いので、
そういう点ではちょっと物足りない感もありますが‥
布目が大きいものも目に優しいと言おうか、
風景とはおおらかでそれはそれでいいなぁ、って思う所も有りです。
OOE,Evaは赤やピンク、それに黄色が独特の発色の良い、派手な色遣いです。
日本人からするとちょっと「え?」って言うくらいにきつい色だったりするのですが、
組み合わせで何とも言えず、それが良かったりします。
この辺は実物を見ないと、なかなか分からないので、
たくさん実物を見られるこういう機会はいいですね。
個人的には、ざくざくした目の粗い麻布に、
単色で刺された古典的な柄の大きなタペストリーがとても素敵に思えました。
秋明菊の素敵なタペストリーも出てたのですが、
それは残念ながら廃盤だとか‥。
出品されていたサンプラーの中に自分の持っている
30年代の日本の雑誌に載ってたのと、同じサンプラーがありました。
いつか刺そうと思っていたサンプラーだったので実物が見られて嬉しかったです。
(どこのメーカーのなのか聞いてくれば良かった‥
OOEのサンプラーの中にあったのですが、確かめませんでした。)
会場は私よりちょっと上の年代くらいの方が多かったかな。
お母さんと娘さんのパターンも結構いましたね。
刺繍の展覧会にしてはとてもにぎわっているように思えました。
キットとかの販売もあって結構買い求める人も多かったし、
それを「これは完成したものが入ってるんですよね。」と、
買おうとしているおばさま達がいて、ちょっとびっくりしたり‥。
こういうところで殆どお買い物をしないので
「へーーっ。」って思いながらも楽しんできました。