”さわらの羽”

さわらのステッチ日記

基準

2012年03月28日 | Needleprint

lanarteが余りに地味で飽きてしまったので
しばらく此方に浮気してました。

先日アカデミー賞の授賞式をTVで見ていました。
メリルストリープが主演女優賞をとって、
舞台に老眼鏡(たぶん)を持って上がっていましたが、
貫禄あってきれいでしたね。
首とかしわがあっても十分に。

レッドカーペットに映る人の中には、
エーっ、そのドレスお腹ぽっこりがめだつんじゃぁ、とか
うーん、も、もうちょっと痩せたほうが、とか
ほっそりした女優さんにまじって結構いました。
でもみんな堂々としてるんですね。
かっこいいです。

日本は高年齢の人や、ふっくらした人で
かっこいい人が少ない気が…。
というより、そこをかっこよさにして
堂々と生きよう、って感覚が世間に浸透していないように思えます。
(最近は樹木きりんさんがかっこいいけど)

一時30台、40代の女性が「美魔女」などともてはやされました。
きれいだし、努力もみとめるし、確かにうらやましい部分もあるのだけど
「娘と同年代に見られた。」とか
「若い男の子になんぱされた」とか
目指すのはその部分だけなのかなぁ、って言う気もします。
「きれい」の基準が若さとか昔と同じ体形とか…そういうのだけじゃないと思うんだけど。

そう思ってたら、NHKにコシノヒロコさんが出てて、かっこよかったです。
「ストレス解消法は?」の質問に
「戦って勝つこと。勝つとやったって力が沸いて来る。いつもポジティブです。」と
おっしゃってました。
数日後徹子の部屋でメリルストリープも
「年をとると覚えが悪くなったり大変だけど、
色んな役柄のためにいろんなことに挑戦して、達成感を得ることが楽しい。」
インタビューに答えていました。

やっぱりポジティブな攻めの姿勢が大事なのかも 


地面

2012年03月16日 | Lanarte

ひたすら地面とその周辺を刺してました。

地味…

卒業式が終わり、学校説明会が終わり、
制服の購入が終わり
定期券とか教科書の購入とか
まだ細かいものもあるけれど
後は入学式を残すだけです。

ようやく先が見えてきた感じです。

でも、毎日子どもたちが家に居て
はっきりいってうっとうしい…
早く学校にいってくれないかな…。

この冬はばらに鉢の土替えをし、
(本来は1年に一度がいいけど、私はサボって2年に一度
しかもどの鉢が今年変えなきゃいけない分なのか分からなくなったので
結局全部やりました)

庭に植わっている分も少し整理しました。
既に20年近くなって弱ってしまった株もあるし、
例によってからしてしまったものもあります。

レオナルドダビンチと粉粧楼とジュリア、それにゼブラ模様のばら
どれも大事にしてたけど、かれてしまったものは仕方が無い。

上手な方なら枯れないのでしょうが、私はどうしてもだめで
年に1-2本はどうしても駄目にしてしまいます。

ここ数年、庭も必要最低限しかしてなかったので
あちこちに枯れた物の後が空白になっていました。

ばらは連作を嫌うので、バラが植えてあったところに
またばらを植えたいときは、土を取り替えないといけません。
これが結構な重労働なので、そのままになっていた部分もあるのですが、
今年は一大決心をして土を替えました。

新たに、5本の苗を植えました。
贅沢をしてイングリッシュローズにしました。
枯れてしまうともったいないからと今までは殆ど手を出しませんでしたが、
最近はホームセンターでも沢山種類が売られてるし、
受験で右から左にお金が出てたので、
ちょっと金銭感覚が麻痺していたようです(笑)。

手仕事の先輩がブログで紹介されていた
憧れのジュビリーセレブレーションも入れました。
Bさん、お元気ですか?
上手く咲かせられたら
素敵な先輩の手仕事に少しでも近ずけるでしょうか…


啓蟄

2012年03月06日 | Lanarte

ようやく梅がほころびはじめました。
例年だともう散ってしまう頃です。
今年は本当に春の訪れがゆっくりですね。
家の近くに梅の木があるので毎年見ているのですが、
ここ20年近くで一番開花が遅かったように思います。
一時に春から初夏にならず、
しばらくはこの状態が続いてくれると嬉しいのですが…。

受験が終わったら一度に開放的な気分になれるかと思ったのに、
長い時間をかけてたまった疲れは抜けるのも時間がかかるらしいです。
ここに来てようやくゆるゆると力が抜けてきました。

色々大変だったし、辛いことも多かったけど
一番しんどかったのは
次男の願書を出した後でした。
公立高校は願書を出して倍率を見てから一度だけ
志望校を変更する事ができます。

普段は余り自分で決定しないで「どっちでも」というスタンスの次男ですが、
不思議なことに公立高校だけは高校2年の頃から
「ここに行きたい」と志望校を決めていました。
家の近所に同レベルの高校も色々あるのに、見学にも行かせたのに
どんなにそちらを薦めても次男の志望校はがんとして変わりませんでした。
願書を出す前に「落ちる可能性」を考えさせても
「ここを受ける為にがんばってきたんだから」と
一言も別の高校を受けるとは言いませんでした。

その次男が志望校を変更できるぎりぎりの一日に
一度だけ「もう少し低めの高校に変更したほうがいいのかな、
友達もそっちに行く子が沢山いるし…」と言い出しました。
なんだかんだ言っても15歳です。
次男の不安な気持ちが痛いほど分かりました。
いっそ「変えてもいいよ、そっちの方が確実だし」と言えたら
どんなに楽だろうと思いました。
私の答えは「迷うんなら色んな人、できれば受験に詳しい人に話を聞いて、
最後は自分で決めるしかないよ」ってことだけでした。

最終的には塾の先生に相談したところ、
今までの息子の成績のデータを詳しく解析してくれて、
受かる確立の高さをPCで表にしたものを見せてくれたことで納得したようです。
(それでも最終的には自分で決めなさい、と言われたようですが)
その後は迷い無く受験に向かうことができました。

おそらく受験期のお子さんをもつ家庭では
どこでも通る道だと思います。
親は何もしてあげることはできないと
痛切に感じられる一こまでした。

先日、高校の制服を作りに行ってきました。
次男は170cmなのですが、
上着を175cmにするか180cmにするか大いに迷いました。
本人は175cmの方がぴったりしてかっこいいのでそちらが希望で
「3年間の間で制服きつくなったらご飯は食べない」とまでいいましたが、
ここは親の意見を通して180にしてしまいました。
何せ足のサイズが既に27.5cmもあるし、
「よく食べるね」というとお気に入りの標語のように
お母さん、
「縦にも横にもすくすくと!」だよ。

と、のたまいますので、こちらも安全策をとらないといけませんから。
迷うのでもこういう迷いは楽しいです。

ステッチは左側を地味に埋めています。
地味すぎて少々飽きてきました(笑)。