”さわらの羽”

さわらのステッチ日記

すずらん

2009年04月28日 | Thea Gouverneur

copylight (c) Thea Gouverneur

こちらも忘れているわけではないのです。

普通こんな刺し方はしないのですが、
あまりにべたの面積がおおきかったので
今回はアウトラインを先に刺して
この間を埋める方式で行くことにしました。
(ベタが多いのは左側の葉っぱ。右側下部分は単なる刺しかけ状態)

「これでテレビ見てる間にベタ部分はすぐに刺し終わるぞ」(フフッ)
と思うのですが、実際はやっぱり刺さないと終わらないんですよね。
(実はニードルポイントの地ざしも進みが悪く苦戦中)

実際のすずらんも庭で咲き始めました。
画像を張ろうと思ったけどこのブログって1枚しか画像が貼れないみたい。

フランスの風習では、5月1日に 鈴蘭の花束を贈ると              
贈ったひとに幸福が訪れるそうですよ。


雄鶏社

2009年04月25日 | お買い物

少し前からハンドクラフト関係のブログ等で「雄鶏社さんが倒産?」と
噂を耳にしていましたが、情報元がはっきりしないままだったので
半信半疑でいました。

先日の新聞記事で事実だと知り本当にびっくりしています。
歴史のある出版社だけにとても残念です。
手仕事をする方々は少なからず雄鶏社さんの本にお世話になったという方が
ほとんどだと思うのです。
私も10代のころからずっとお世話になっています。
あの風見鶏のマークがなくなることなど考えもしませんでした。
絶版になったものはともかく、最近の出版物にも購入している
(これから購入したい)ものがたくさんあったのに
本当に残念でなりません。

たった今届いたばかりの3冊です。
取り急ぎamazonでおとといの夜注文したもの。

刺繍通信14」「クロスステッチノート」「花のデザインノート

本に関しては欲しい物は贅沢だけどなるべく買っておくことにしているので
今回はまだ買っていなかったこの3冊を取り急ぎ注文しました。
「刺繍通信」は図案が載っていないものもあっていまひとつという意見もあるけど、
私としてはあまり他で見ることのできない白糸系の作品が数多く見られる
日本語の唯一の雑誌だっただけになくなってしまうのは本当に残念です。
「クロスステッチノート」と「花のデザインノート」は本屋さんで見てからと
思っていたけれど、今回に限りちょっと急いでジャケット買い。
「クロスステッチノート」は分量的に物足りない気もしますが、
垢抜けていて外国のデザインに引けをとらないつくりの小物デザイン。
「花のデザインノート」は青木和子さんですのではずれるはずもなく、
安心して楽しめました。
前評判が高く楽しみにしていた「はじめてのドロンワーク」は
近くの書店と、夫にも頼んで会社の周りの書店を探してもらったのですが、
さすがにどこにもなく、手に入りませんでした。

大げさかもしれないけれど、手仕事は大切なひとつの文化だと思うのです。
本当に雄鶏社さんがなくなってしまったことが惜しまれます。 


洋ナシ

2009年04月22日 | ニードルポイント

またしてもおいしいところを先に刺してしまいました。
メインを先に刺し終えてしまい、他の「その他大勢部分」で飽きが来て
針が遅くなるのはいつものことなのですが、
わかっていてもついついやってしまいます。

ニードルポイントの好きな点、嫌いな点

「好き」
① 糸を渡す回数が少ないので思っているより進む。
② 升目も大きいので進む。
③ 色数も少ないので進む。
④ 間違えてもわかりにくく、ごまかしやすい。
⑤ 目が大きいので夜でも刺せる。

「嫌い」
① キャンパス地に色がついているので刺しても見た目あまり変化がなくつまらない。
② キャンパス地の端に糸が引っかかりやすい。
③ キャンパス地の端に手が引っかかると痛い。
④ 相変わらずどこまで刺していいか迷う。
⑤ 地ざし部分はひたすら刺さないと終わらない。

好きも嫌いも同じ数だけでした。微妙~。


決断力の欠如

2009年04月18日 | Weblog

お買い物に関してもともとがどちらかというと優柔不断です。
(この書き出しからして既にどこかすっきりしないし・笑)
若いころはそれでも元気があったので、
優柔不断も「よく見て決める」「いろいろ探して納得する」をモットーに
デパートもはしごして、品物もいろいろ見て、お金はなくとも
足を使ってお買い物をすれば
それなりに楽しいものでした。

しかし、年をとってくると既に人ごみがしんどく、
デパートめぐりなんてどっと疲れてしまい、
服は決まったところでほとんど最小限。
刺繍のお買い物はネットでできるから便利な世の中になって
よかったと思っておりました。

でも最近ネットサーフィンすら疲れる(情けない話ですみません。)
カートに入れて放置したままのお店が何件も。
しかもカートに入れておいたものはいつの間にかなくなっている。
(時間がたつと自動的に消えるお店ってあるのね。)
去年お買い物したことがあると思ったお店が数年前のできごとだったり。

ユーロが安いうちに何とかカートがたまりにたまった
amazonフランスでお買い物しようと毎日パソコン前に
少しずつ座り、悩むこと2週間。
ようやく絞るところは絞り、買い漏れがないかチェックし
クリックしようとして気づきました。
「この商品は2-4週間待ちです。」表示。
えーーっ?いつこんな表示出たの?
2-3日前までは確かに在庫ありだったのに!!

7-11日待ちって言うのは他にもあって、
10日待ちぐらいならいいか、と思っていたのに
4週間って1ヶ月じゃない!
しかも今回どうしてもほしくてはずせない本ベスト3なのに。

これをはずしてとりあえず注文してしまうか
このまま4週待ちで買い物しちゃうか
(でも待ってるうちに他の本がまた品切れとかになるのか??)
またも悩み中です。
(だって1回にまとめて買わないと送料たかいんですもの。)


実験 テントステッチ vs continental stitch

2009年04月15日 | ニードルポイント

「Pears」 Heritage collection by Elsa williams
copyright JCA Inc. Designed by  fabrice de villduve

ニードルポイント地の部分を埋めるのに通常テントステッチを使うようです。
画像、白い紙の上の部分ステップ1-6まであるのがテントステッチのはず。
(英語では basket weaveというらしく、このキットの説明書きはそうなっています。)
裏側を見ると平編みのかごを編んだように立て横にきっちり糸が渡ってます。

白い紙の下のほうにあるのはcontinental stitchとなっています。
裏側は斜めに大きく糸が渡る方法。
1 over 1などでハーフステッチ(もしくはクロスステッチを刺すときの前半部分)を
刺す代わりに私はよくこの方法を使います。
以前、他のステッチャーさんに教えてもらいました。
ハーフだと、布目の間を糸がすり抜けてしまい、針目が落ちることがあるのですが、
この方法だとそれが起こらないので細かいリネン布地のときは特に重宝しています。

狭い面積の部分はテントステッチよりcontinental stitchの方が数が数えやすく、
細かいデザイン部分はこちらを使う頻度は多いです。
では広い面積の地ざし部分はどうか?実験してみました。

地ざし部分がまだらな茶に見えるのは指定が
「2色寄り合わせる」となっているからです。
右上から「ノ」の地にこげ茶で枝が伸びてます。
「ノ」の地の左上部分がcontinental stitch(今回は縦方向)、
「ノ」の地の右下部分がテントステッチです。
画像だとほとんど違いはわかりませんが、テントステッチの方が
糸がきっちりしまるというか、きつめの針目になります。
地ざし部分はどちらかというと絵としては引っ込んでいてほしい部分だし、
刺し方も難しくはありませんでした。地はきっちりはいるテントステッチの方が、
自分としては好みでしたので、地の部分はこちらで刺し進めようと思います。

ただし、テントステッチの方が糸の減り具合は激しいです(笑)。 


みすや針

2009年04月13日 | Weblog

使いやすいのと購入しやすいので
最近はクロスステッチは寸一、他にフランス針も使っています。
お世話になっている「みすや針」さん。
(こちらは三条本家みすや針、他のお店でみすや忠兵衛さんというところもあります。)
ぜひ行ってみたかったのに時間切れで行けませんでした。
既にお店は閉まっていたものの、写真だけは保存。
屋根のついたショッピングアーケード内にあり、
洋服やさんの隣の、右側の狭い間口から入るみたいです。
それにしても立派な看板ですよね。
なんだか現代と歴史が融合した不思議な空間。
同じアーケード内にある鳩居堂さんも同じように時空を超えた感じでした。

ようやく息子たちも学校に行き始めて一人の時間が増えてきました。
でも、三人分のお弁当作りは結構な労働。
1日で7合のお米が消えていきます(笑)。


そうだ 京都行こう

2009年04月08日 | Weblog

CMじゃないけれど、京都に旅行してました。
写真は醍醐寺の桜です。
まさに今年のCMの舞台。
枝垂桜はソメイヨシノより遅いイメージがあったのですが、
醍醐寺は満開でした。行ってみてよかったです。
(遅いのは紅色の枝垂桜で種類が違うらしいです。
紅色の枝垂桜が多い二条城はまだ桜が少し早かったです。)
醍醐寺の休憩室ではJRのCMが流されていましたが、
関西弁(京都弁?)の方たちは「こんなCMがあるんだぁ」と見入っていました。
なるほど、地元の方たちはあのCMを見かけることはなかったんですね。

でも、かなり込んでいたので、翌日、観光タクシーの運転手さんにそのことを話したら
「あのCM見ると確かに行きたくなるけど、込むから次の年にしたほうがいい。
お寺は逃げないんだから。」と笑われました。

もちろん京都ですから、ユキパリスさんにも行きました。
ご本人にお会いできました。恐れ多くてお話しするなんてできなかったけど
うわさどおり、おきれいな方でした。
先輩方のアドバイスどおり、引き出しも全部開けて見てきました(笑)。
ユキパリスさんの本は4冊とも持っているのですが、
その中で「これはみたい。」と思っていた白糸のテーブルセンターは
残念ながら展示されていませんでした。
おそらく期間を区切って入れ替えているのでしょうね。
またいかなきゃいけないわ。

虫眼鏡がおいてあって、チームローガンの私にはとても親切。
でも、曇りの日や夕方だと、細かいところをすごくよく見ようと思うと、
ちょっと照明がくらめかも知れません。
お天気のよい日やお昼ごろの時間がお勧めかも。
それにしても、これでもかという位、お宝がぎっしり詰まっていました。
哲学の道の桜もきれいだったし、やっぱり行ってよかったです。


ニードルポイント2

2009年04月01日 | ニードルポイント

「Pears」 Heritage collection by Elsa williams
copyright JCA Inc. Designed by  fabrice de villduve

細々進めています。
お蔵入りで闇に葬られてしまうよりは
まだましだと思って刺すしかないくらい
裏ががたがたです。

刺し掛けが増えてしまい、そろそろパンクしそうな予感
① TW 孔雀
② サムイロフ 子供
③ ミラビリア
④ HAED 13人の姫
⑤ Dimensions アジサイ
⑥ ニードルポイント なし
⑦ テア 桜
やっぱり…片手の分しか私の頭では把握できないから
ちょっと多すぎだ。どれか仕上げにかからなきゃ。

でも、長年秘密にしてきたニードルポイントを暴露することで
これで刺しかけは全部出し切ったことになります。
(ごくごく小さな小物でうまくいかなくて失敗作はあり。
白糸系は別にやりかけや仕立ててないものありです。)
白状した分、ちょっとだけすっきりです。